生きる星

記号として生きている架空の世界でどんな波紋を描くのか
どこからくるか分からない音に僕は目を閉じる
そのつぶった目には  小さな宇宙が広がって
無数の星が光り輝いた

あたりまえの言葉たちを拾い集め  流れ星のように紡いでく
美しいパノラマを僕と君に
分かり合えたその言葉は大きな光になって
そこらじゅうを照らすだろう
架空の記号が生きる言葉に変わって
誰かに届いたら  僕はそれで幸せ
君の想いが僕のこころに繋がるように

ゆるやかに揺れる星も  激しく揺れる星も
色んな星が生きていて  それを追いかける
追いかけた先は  複雑な心に入り込んで
いつしか消えていった

あたりまえの言葉たちだと思い込んで  秒針のようにとぎれてく
醜いパノラマを僕だけに
やっと気づいた思いは大きな闇になって
一人囲んでいくだろう
架空の記号が息のない感情になって
誰にも届かずに  僕は苦しんで
そんな思いは君には繋がらないように
きっと去ってしまうから

あたりまえの言葉たちは  今日も息をして
僕と君のそばに
美しい記号と醜い記号が
僕の心の中にいて  そっと見守っている
そんな不思議なコトバは永遠(とわ)に
生き続けていて
心と心を繋ぐ大切なものよ

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