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プロローグみたいなエピローグ

こんばんは。
1つ前に書いた記事に満足しすぎると筆不精になるのよくないですね。
少し書きたいことがあったのと、あれからちょっとだけ進展があったので筆を取りました。

実は僕のnoteは筆で書かれてます。

ほんのすこーしだけ凪良ゆう先生の『汝、星のごとく』について話します。
できるだけネタバレはしたくないし、根幹部分は話さない(つもり)でいるので読んでなくても大丈夫だとは思うけど、すっごくいい作品だから是非読んでみてください。


まずあれからの進展について話します。
もしよかったら一つ前の記事読んでみてください。


返信返ってきました。

!?!?
ふとしたタイミングで返ってくるかもとは言ったもののそんな確率、宇宙が爆発してもういっかい同じ宇宙ができるくらいの確率だと思ってました。
なんていうか、そういうの気にしなさそうな人だし、どちらかと言うと気まずくなってなあなあになりそうな人だし。

まあどちらにせよ一旦物事が進んだのは確かです。
返信が返ってきた理由は詳しくは話しませんが、そんなこと気にしなくていいのに〜〜って感じのやつでした。
人には人の乳酸菌なので言いませんでしたが。
あんなに失恋する気でいるとか、『ロンググッドバイ』聴いたら共感できるようになったとか言ったのに、いざ返信返ってきたらめちゃめちゃ動揺しました。

これが前回からの後日譚です。
ここからは返信が返ってくる少し前の話です。
また後日譚の話に戻るかもしれないので頭の片隅に置いておいてください。
おいておいて、、(?)日本語合ってる?


この前の記事を書いてから、凪良ゆう先生の『汝、星のごとく』を読みました。
普段本を読む人は多分作家さんで選んだり、好きな文庫で選んだりすると思います。僕も割とその一派です。
けど、それ以上に本の帯だったり、本屋さんが考えたキャッチコピーだったりで選んだりすることもあると思います。


『汝、星のごとく』の本屋大賞の広告のキャッチコピーは「昔好きだった人の名前を検索したことがある人に」です。


僕は多分ない人です。多分ないよね?
けど、この文章にはすごく共感しました。
中学生の時に流行った自分の名前と好きな人の名前を入れると相性度とか運命度とかを教えてくれるお節介なサイトで一番に入れるのは彼女の名前だったし、数字が高いと嬉しくなって、低いとこんなのただのサイト側の気まぐれやしなって割り切ってました。
中学生かわいいな。


けど、大人になるとこの文章の意味ってもっと特別なものになると思ってて、インスタとかfacebookとかで昔好きだった人の名前検索して、結婚してたことを知るとかありそうだな〜って。
昔、あんなに好きだったのに、その人の一挙手一投足に一喜一憂してたのに、その人の人生の一大イベントも知らないまま生きてたんだって悲しくなりそうです。


シーンで言えば詳しいことはかなり省きますが、「櫂くんが好きだったのは、あたしの名前でしょう」と言われるシーンはかなり心にきました。
縋るわけでも逃げるわけでもなく、でもただ思い出を違う形にしたいって気持ちはすごく分かります。

僕もこの前の記事で大切な人ができた時にネモフィラを見に行って、あなたとの思い出にサヨナラするかもって行ったけど、正直絶対にできそうにね〜って思ってました。
けど、そうやって強がってないと僕の中の彼女がどんどん神格化されそうな気がして出来もしないこと言っちゃいました。
最終的にはネモフィラ見ても、彼女のこと大好きだったな〜って思い出すだけにしたいけど。

しかも、この前の記事にスキしてくれた人で彼女の名前にかなり似ている、というか彼女のニックネームで呼ばれがちな名前の方がいて、「聞こえないように」書いたのに届いたのかなってドキドキしました。
結果、違ったわけだけど、なんかその時にまたこのシーン思い出してしんどくなって、
もしかしたら失恋向いてないのかも。


最近はそんなことばっかり考えてしまいます。
もし恋人ができた時に、その恋人が昔好きだった人にもらった何かを上書きするような物をあげることができるかなーとか。

思い出は色褪せるし、記憶は美化される。
けど、大切な思い出なことには変わらないし、忘れたくない記憶なことは間違いなくて。

今はあなたのことが一番大切だよ、だけど、この思い出だけは、この記憶だけには土足で入り込まないで。見て見ぬフリをして。いつかちゃんと思い出せなくなる日が来るからその日まで待ってて。

そんなこと言われたらもっと好きになっちゃうかも。
僕も同じ考えな気がするから。

少しだけ後日譚の話に戻りますね。
正直、返信返ってきてかなり心が揺れ動きました。
天秤に乗っけたら「まだ失恋しなくてもいいと思ってる自分」に傾きすぎて、もう一つの錘がどこかに飛んでいきました。
けど、失恋するかもって思ったその気持ちはちゃんと拾ってきました。
小説ならいま第一章が終わって、第二章のプロローグ的ななにかに差し込んだところかもしれません。

でも、本当はもうエピローグで、それこそ『汝、星のごとく』みたいな構成で。
あとがきを書く準備をしないといけないのかも。
けど、世の中には残された数行でそれまでの全てがひっくり返る文章もあるから、それに期待しながらエピローグを読んでいこうかなと思います。


おやすみなさい。


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