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詩 #62 I miss you

きっと僕ら似た者同士
傷を舐め合って生きてた
凍えそうな冬の夜
バッテリー上がるまで
君の涙をただ眺めながら
あの人の話を聞いた

誰もを慰める魔法つかいの
君のピュアさに苛立ちながら
なんでどうしてあの子なの?
どんなに傷付いても
これでいいんだよと
振り向くそぶりすら見せない

時々
君の優しさに
触れたくなるよ
分かってるけど
懐かしむのはいいよね
働くのもいやんなったし
楽しみなんてなくなっちゃったよ
僕が思ってるよりもずっと
君が必要だったんだね

まだこの声は届くのかな
繋がってるのかな
試しても響かないベル
鳴らしてみようかな

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