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雑 #7 黄金のトランペット マリオ・デル・モナコ そしておつかれおやすみまたあした


この詩を書くきっかけとなったのは、イタリアの名歌手マリオ・デル・モナコが歌うオペラ「道化師」の中のアリア「衣装をつけろ」です。

高校生の頃に初めてパバロッティの「誰も寝てはならぬ」をレコードだか映像だかで聴いて、感動のあまり泣いて以来、すっかりパバロッティのファンになった私でした。
そのことを誰かに話したときに「デル・モナコもいいから聴いてみたら」と言われ、その時初めてCDを買って聴いたのを覚えています。

それからモナコも聴きつつ、それでもやっぱりパバロッティが好きでパバロッティばかり聴いていたのですが、ふと最近、モナコが歌うアリア「衣装をつけろ」が聴きたくなり、久々に歌声を聴いたら、まあ、とにかくクリアな声質と伸ばす声の太さが一定。そして、レガートが美しい。
とにかく素晴らしかったんですね。
物凄くシンプルな歌い方なのに、怒りと苛立ちと絶望と情けなさとやるせなさと、仕事としての道化師のプライドという裏腹の感情を表現出来るって、凄くないですか?
他の人が歌うと、怒りや苛立ちや絶望は聴こえるんですがそこ止まりで、仕事としての道化師のプライド、までは聴こえないんですね。
ほんと、カッコいい!

もしご興味あれば聴いてみてくださいね。

おつかれ
おやすみ
また明日


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