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プロジェクト推進の要諦

以下は自分の経験に基づいてベストとは言えないかもしれないが、よりベターな状態でプロジェクトを進めるために大事なことだと実感したものである。

誰と一緒に苦労するか?という人選
なんとなく集まった、もしくは集められた人たちと、期間限定とはいえ苦労を
ともにするのはハードルが高い。できればプロジェクトリーダーは人を選ぶ権限と
見る目を持っていたいものだ。この場合の選抜ポイントは性格と体力。特に性格は
重要だ。明るくて人の意見に対し聞く耳を持った人は伸びる。自分の非に対して素直に頭を下げることができるかどうか?が分岐点。
知識、ノウハウ、技術は後付けでなんとでもなるが、その人の基本的な考え方や
価値観はどうにもならない。特に自己肯定感が高すぎる人はとても扱いづらいものだ。多少自己評価が低めの人に成長してもらう方が側で見ていて充実感がある。
性別、年齢、国籍などまったく関係なし。

悲観的に考え、楽観的に行動する
この言葉どこかで聞いたことあるはず。プロジェクトにおいては予算管理、スケジュール管理は重要である。大体スケジュールは思い通りにいかないケースが多い。人は自分の思っているようには動いてくれなので。それが分かっているからこそ
悲観的なシナリオをリーダーは思い描き、その場合の策を仕込んでおかねばなら
ない。プランBに陥った場合の相談相手は手持ちの武器として常に準備しておくこと。そして毎日の打ち合わせや会合においてネガティブな言葉は一切言わないことが重要。人を責めたり、貶したり、怒ったりしても何ら有効ではない。常に楽しい
雰囲気で難局を乗り越える。苦しい時こそ笑顔を!

怒るのではなく、考えさせる
そうは言っても怒りたくなることは多い。約束していた事をやらない、しかも
連絡が取れない、などのケースだ。そんな場合はこうしている。
一旦深呼吸したのちに伝えるのだ。まずなぜ約束したことができなかったのか?
その原因を考えてもらう。そして今後どのようにしたらできるか?を提案して
もらうのだ。これはただ怒り、そして謝まらせるという行為より何倍も全体の効率から考えて合理的である。こうすると比較的人間関係もギクシャクしない。

中長期の計画を可視化する
私たちのプロジェクトでは5年のスパンで計画を立てている。それをメンバーで定期的に振り返り、何がオンタイムで進行し、どの要素が遅れているのか?何ができなかったのか?なぜできなかったのか?などを検証している。いわゆるガントチャートを共有の資料として何度も見直ししている。
このスケジュール化ができていないプロジェクトが意外と多い気がする。何をいつまでに実現しようとしているのかが不明瞭な思いつきプロジェクトは成果が出ない。お金と時間の無駄。

以上雑感ではあるが実行するのは結構困難かも。でもまずは、やってみましょう。



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