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運動が人生の幸福に与える効果④:「スタンフォード式人生を変える運動の科学」 から

スタンフォード大学のケリー・マクゴニガル教授の著書「スタンフォード式人生を変える運動の科学」をもとに、今回もお話していきます。
前回は、グリーン・エクササイズが持つ効果について、以下の内容を解説しました。

・グリーン・エクササイズがもたらす効果
・「自然」の中で運動することが最も「自然」な状態?

上記の内容が気になる方は、前回の記事をご覧ください。
今回は、「グループエクササイズ」をテーマにお話します。

グループエクササイズの真価

複数人でダンスを踊ったり、シンクロした動きをすることで、気分が高まった経験はないでしょうか。歴史家のウィリアム・H・マクニールは、グループで身体を動かす際に感じる感覚について、次のように述べています。

一糸乱れぬ動きをすることで高揚感を覚える反応は、我々の遺伝子に深く組み込まれているため、我々はそうした高揚感を求めずにはいられない。これはコミュニティを築いて維持するために、我々が利用できるもっとも強力な方法なのだ」

また、心理学者のブロンウィン・ターも、「集団的な喜びを体験したいなら大人数のズンバレッスンがもっとも効果的」だと主張しています。

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著者のマクゴニガル教授は、上記のようなグループエクササイズの価値について、「自分で実際に体験するまでは、わけがわからない」と言っています。確かに、最初は不思議な感覚に陥るのかもしれません。グループエクササイズの本当の魅力に気づくためには、自分で参加してみるのが一番みたいですね。

人気のグループエクササイズが持つ共通点

ほとんどのグループエクササイズは、「同調性(シンクロニー)」という共通点を持っているようです。(以下で挙げられているエクササイズプログラムの例は、日本ではあまり馴染みがない気がします。日本では、FeelCycleb-monster などが有名ですね。)

新しいグループエクササイズが登場しても、たいていは既存のスポーツに同調整(シンクロニー)を加えたものだ。たとえば、ボクシングにテコンドーやダンスの要素を加えた「タエ・ボー」や、ウェイトリフティングに音楽とリズムを取り入れた「ボディ・パンプ」、サイクリングに音楽とエクササイズの要素を加えた「ソウル・サイクル」などがある。

また、グループでのレッスンは「密集化」現象を利用しているものが多いようです。個人的には、運動会の「騎馬戦」「二人三脚」を思い出しますね。

みんなで体の動きを合わせているときに、パーソナルスペースが狭くなると団結が強まるのは、互いの体が近づくことで、自己と他者の境界線がさらにぼやけて感じられるせいだろう。

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スタンフォード式人生を変える運動の科学」には、まだまだ盛りだくさんの内容がありますが、今回もこのあたりで終わります。次回を楽しみにお待ち下さい。

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