キレイな状態を維持するためにしていること

昨日は、片付けに関してお話ししました。
今日は、片付けた後に維持するためにしていることについて、お話しします。

意識しているポイントは8つ

⒈ 掃除をする日時を予定に入れる

ゴミが溜まっていたとしたら、単純に捨てていないからです。
なぜ捨てられないのかを考えると、捨てるタイミングがわからないからだと思います。
発達障害の方は時間に関する感覚が鈍いことが多く、それも起因しているのでは無いかと思っています。
そこで、捨てる日時を明確に決めれば、ゴミが溜まりづらくなります。
その日時は、可能な限り予定や邪魔が入らないタイミングにされることをオススメします。
私の場合、土曜の朝7時が掃除する時間です。ゴミ捨てと床掃除は必須。+1ヶ所の掃除を行います。+1ヶ所の例として、洗面所、お風呂場、台所、トイレなど、1ヶ月に1回は全てを掃除するようにルーティンを決めています。

⒉ 1 in 1 outを徹底し、物を増やさないように努める。

買う時に意識するのは、今持っているものから何を手放すかです。
それができないなら基本的に買いません。

買い足すにしても上限を決めることをオススメします。
例えば、靴なら最大7足まで。カバンなら用途別に1つずつなど・・・

私の場合、カバンやガジェット(PCやiPhoneなどの電子端末)が好きなので、買い替える事が多いです。

カバンを例に挙げると、用途別(旅行・登山用。仕事用。トレーニング用。1マイル用)にカバンは1種類しか持たないスタンスを守っています。
そして新しくカバンを1つ買ったら、持っているカバンを1つ手放します。機能がかぶれば、2つ手放す場合もあります。

iPhoneであれば、新しいのを買えば古いのは売るか譲ります。持っておくことはしません。

ムダに物を増やさないように意識すると、多少高くても自分にとってベストな(好きな)物を選ぶようになります。
そうすると、物を大切に使うようになりますし、結果的に満足度も高いです。

体は1つなので、たくさん持っていても使えませんから。

⒊ 基本的に、予備は+1まで

発達障害者の中で意外と多いのが、持っていることを忘れていて、予備を持ちすぎるか、同じものを買ってしまう問題です。

基本的に予備は1つにし、使っているのがなくなって、予備を出したら買い足すようにします。
その時は、買い忘れないようにポストイットに書いて、財布の表面に貼り付けています。身近にポストイットがないときは、スマホのtodoリストに加えることもあります。

トイレットペーパーやクイックルワイパーの替えなど、比較的に消費が早いものは、+1だと頻繁に買い足すことになるので、複数個持ちます。
それでも棚に収まる数までと決めています。

⒋ 片付けた後の写真を撮っておき、定期的(月単位)に振り返る。

汚れていくのは、少しずつなので、意外と気づいていない事があります。
そこで一番キレイ時の状態を写真撮って、月初めに見直すことをします。
そうすると汚れてきているかどうかわかります。

私も初めは、写真を撮って定期的に振り返っていました。今は慣れてきたので、場所に応じて何をおくかテプラを貼っておき、元に戻すようしています。
貼っていないところに物があれば、片付けるようにしています。

⒌ 定期的に配置を見直す。

在庫は1ヶ所にまとめた方が把握しやすいのですが、使う場所ごとに在庫を管理した方が便利な事もあります。
部屋での動線(行き来する動きの道)を意識して最適化していってください。
台所で使うものは、台所で固める。掃除道具は掃除するものとして1ヶ所に固めるなど。

⒍ 管理コストをできるだけ減らす。

例えば、場所に応じた洗剤が販売されてますが、極力、1つの洗剤で使いまわせないかを考えて持つ物の種類を減らすということです。

ペンであれば、用途に応じて1種類だけ持つ。

食器であれば、一人暮らしなら最大2セットまでにする。使いまわしやすいカレー皿にするなど。

把握できる範囲の物しか持たないことで、ムダに物が増える事もなくなります。

⒎ 極端なミニマリストにならない。

たまにYouTubeで物を持たないことにこだわっている方がいます。

中には洗濯機も捨てて、今では手洗いにしています。タクシーで移動できる量しか持たないなんて人など、再生回数を稼ぐためのネタではないかと思うようなことをしている人もいました。

部屋の見た目のキレイさも大切だと思いますが、心のキレイさも大切だと思っています。

物を減らすことで、貴重な時間を余計に使ったり不都合な事があれば、精神的・肉体的な疲れに発展します。部屋はキレイでも心の中は汚れていくのではないでしょうか?

自分にとって多すぎない、少なすぎない最適なところを体験を通して模索していくと良いと思っています。

⒏ 汚していい場所を1ヶ所は持つ

キレイにすることは、物を探したり面倒なことを減らすためであり、物を多く持たないのは、好きと言える物に囲まれた生活を送るためであり、浪費をせずに先々の蓄えをするためです。
結果的に自分の将来を含めて豊かにするためだと思っています。

完璧にキレイにすることこだわると、逆にストレスになってしまいます。「キレイ好き」も行きすぎれば、潔癖症や強迫症になりかねません。

私は、あえて1ヶ所は何でもおいて良い場所(小さめのトレイ)を作っています。
用意したトレイが溢れてきた段階や空いた時間に見て整理するようにしています。

車の運転に遊び(制御されない部分)があるように、心にも余裕がないと息が詰まってしまいます。

とはいえ、汚してもいい場所をたくさん持つと、部屋が汚れる要因になるので、汚して良いところは、多くても2ヶ所まで。できるだけスペースも小さくしてくださいね。

昨日の「汚部屋からの脱出(物を整理する)」、今日の「キレイな状態を維持する」。それぞれの内容が参考になれば幸いです。

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