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52Hzのエール〜深海からの名もなきメッセンジャー〜


こんばんは、まなです。
台風が接近し、雨風が一層強くなり始めました。
みなさんのところはいかがでしょうか?

さて、今回のコラージュには、私の大好きな青と紫を散りばめ、クジラさんたちに登場していただきました。

鯨が世界一大きな哺乳類であることは、みなさんご存知のこととおもいます。

私は最近、深海について調べることにハマっており、気になる事柄に出会いました。

52Hzのクジラ

このように呼ばれ、一部科学者たちから注目を集めているクジラの存在をご存知でしょうか。

このクジラが研究者たちを魅了する理由はふたつ。

  1. 他のクジラたちとは違う鳴き声の周波数

  2. 鳴き声は捉えられるのに姿形は見えない

普通クジラという生き物は、15〜25Hzの間で鳴き、仲間とコミュニケーションをとります。

ですが、この52Hzのクジラはその名の通り52Hzで鳴くので、仲間たちとコミュニケーションをとることができず、生まれてからずっとひとりで旅を続けている孤高のクジラです。

そして、鳴き声は毎年同じポイントで計測されるのに対し、その姿形は一切捉えることができないのです。

ただ、闇夜の下、真っ暗な海から心臓の鼓動のような音に近い振動だけがどこからともなく聴こえてくる。

とても不思議なことだと思いませんか。

一説によると、このクジラは奇形のクジラではないかとも考えられています。

その鳴き声は、そこはかとない郷愁と孤独を感じさせるものでありながらも、青く透明な洞窟を想像させるかのように透き通っていて、私はこの子の奏でる唄がとても好きだと思いました。

「52」の子守唄を聴いていると、会ったことも見たこともない彼が、私へそっと優しいエールを送ってくれているかのように思えるのです。

たとえ、その声は聴こえないものであったとしても。

目に見えないエールは、こんな世の中でもたくさん飛び交っているのではないかと、私はそう信じています。

さて、今回のコラージュも、ぜひご自由にお使いくださいね☘️


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