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下北沢の街

 しばらく下北沢の街を歩いていませんでした。2年前の2020年9月に、旅の「ひと箱書店」街々書林をBookshop Traveller内に出店したので、時々シモキタに行くようになりました。
 ずいぶんと街のたたずまいが変わっていますね。訪れる間隔があくと変化が分かりやすくなります。いつもいる場所は少しずつ変わってゆくので、変化を感じにくくなるのかもしれません。コロナ禍で旅することが減りました。何回も繰り返し旅した土地にこれから行くと、あっというほど風貌が変わっているかもしれませんね。

 さて、下北沢でした。
 元々賑やかな街でしたが、駅前にあったバラックかと思うような商店街飲食街は空地になり、あの猥雑な雰囲気は消えてしまっていました。小田急線は地下に潜り、京王と小田急の間に改札口ができています。街路には以前にも増して若い人が増え、そのためか古着屋が大増殖していました。そしてどこの繁華街もそうですが、コンビニ、コーヒー、飲食などのチェーン店が目につきます。個人店がんばれ!っと心の中で言いながら街を歩きます。

 駅の東口から右手に空地を見て少し階段を上がり、狭い道を北に向かって2ブロック進むと、T字路にでます。そこで左折。40mほど進むとそこが街々書林のある北沢ビルです。1階にはカフェ、ラーメン店、カレー屋が並び右に回り込むと外付け階段。ちょっと昭和レトロな鉄製階段を登ります。途中(というほどの長さではありませんが)の2階は古着屋、そして3階がBookshop Travellerです。

 3階に入ると手前は「バロンデッセアートギャラリー」、そして奥の半分がBookshop Travellerです。といっても、ギャラリーと本屋は一体感が強い雰囲気で知らないと同じお店だと思うほど。まあ、同じところと感じてもらっても問題なしです。

 Bookshop Travellerは街々書林もある「ひと箱店主の部屋」、「アート・雑貨・ZINEの部屋」、「絵本の部屋」、「わき店主の部屋」に分かれています。ひと箱店主の部屋は幅約45センチの棚ごとに越せある選書がなされているので、少しずつ移動していると、その変化を楽しめます。

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