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PoppaとNannyと~ウェリントンに通って20年(7)

 海外旅行のお土産、というとチョコレートは定番の一つでしょう。ニュージーランドを代表するブランドは、イギリスに本社のあるCadburyでした。南島のダニーデンに工場と見学施設があり、町の観光スポットにもなっていて、私も一度訪れたことがあります。なのでMade in New Zealandと書かれたチョコレートをスーパーで買い、よくお土産にしていましたし、日本でも輸入食品の店でみつけることもできました。
 しかし2018年この工場が閉鎖となり、オーストラリアの工場製のものが販売されています。そして代わりにスーパーや空港の土産物コーナーなどで見かけるようになったのが、上の写真にあるWhittaker'sのチョコレート。工場がウェリントンの北西に接するポリルアに工場があるのです。決して新しいメーカーではありませんが、ここ十数年で随分と人気になり、少し高級な感じのものは空港のお土産コーナーで見かけます。また、板チョコや小わけ包装が入った袋のものはスーパーで買うことができます。
 個人的な印象では、少し淡いチョコレート色ですが、ミルクのコクと相まって、日本人好みではないかと思います。最近は新商品がでると品薄になり、ニュースに取り上げられることもあります。
 ニュージーランドのチョコレート産業は、ここ数年で大きく成長しているそうです。輸出も伸びているようです。Whittaker'sのような、有名なメーカーだけではありません。ウェリントンの中心地(CBD)には、昔の工場の跡地のあたりが、商店などが入り、その中に手作りのチョコレートを作り売っているお店もあります。で、こうした店が郊外の国道沿いなどにも出てきました。
 お土産を探すときは、マヌカハニーやひつじのぬいぐるみだけでなく、チョコレートも試してみてはいかがですか。

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