マクドナルドがコロナ直撃から「V字回復」できたワケ〜巧みな戦略〜
(以下参考文献=現代ビジネス)
こんにちは!
今日はとても面白い記事を見つけたので、ぜひ皆様にも読んでいただきたいと感じたので、シェアさせて頂きます!
それは、タイトルにもありますが、、、
マクドナルドの巧みな戦略について
です!
まずはこの記事の概要を簡単に説明していきます。
1.概要
概要としては、日本マクドナルドホールディングスが5月7日に発表した最新決算情報によると、4月のマクドナルド全店において、売上高は前年同月比で
6.7%増加
という記事です。
昨今のコロナ禍により、飲食業界がかなり落ち込んでいる状況から、売り上げをキープすることすら難しいと思いますが、マクドナルドはキープどころか前年を上回っているということから驚きが広がっています。
2.内訳
内訳としては、既存店の売上高が牽引しており、前年同月比で6.5%増となっています。
マクドナルドは皆様もご存知の通り、業績は絶好調で毎年の右肩上がりの状態を続けてきました。
ですが、3月は既存店売上高はコロナショックの影響をモロに受けて前年同月比で「-0.1%」と4年ぶりのマイナスに沈んでいました。(-0.1%というだけでもかなり凄いと思う)
だが、そのマイナスもたった1ヶ月で業績を「V字回復」させたというとんでもない企業だと僕は思います。
3.全国の全店舗約2900店舗で「終日店内客席ご利用中止」
マクドナルドが凄いのは、店内客席の利用を中止していながらも、この数字を出していることだと思います。
シンプルに凄くないですか?笑
マクドナルドは4月の既存店客数は前年同月比で「-18.9%」となっています。。この数字は3月からも減っています。(要するに客足は悪化しているということ)
4.ではなぜ売上はあがったのか?
これは考えれば分かることですが、
客単価が大幅に増加していることです。
客単価は、前年同月比でなんと「31.4%」の増加になっています。
では、なぜ客単価が増加しているかというと、
「家族利用」増加です。
現在の外出自粛で、仕事をしている人はテレワーク、子供も自宅にいるということから、客単価が上がっていると考えられます。
さらに、マクドナルドが凄いのは、このタイミングでトミカとマイメロディ×リトルツインスターズのハッピーセットを提供していることです。
子供たちが家にいることが多いと、このハッピーセットのキャラクターが1つのストロングポイントになって、マクドナルドが選ばれているということです。
僕なんかも子どもの頃、ハッピーセットのキャラクターのおもちゃだけのために、よくマックに連れて行ってもらってました笑
5.「攻めの戦略」
上記の戦略も攻めていますが、その他の戦略もあります。
例えば、皆様が普段マックを利用する時、「クーポン」を使う人も多くいるのではないでしょうか。
そのクーポンを見てみると、
このように今まで見かけなかった、
2人用セットや3人用セット
があります。
このセットにすることでお得に買えることで、まさに家庭用に注文するのに打ってつけのセットになっています。
ただし、他のお店(モスやケンタッキー)などでもこのファミリーセットは最近見かけます。マクドナルドが決して「差別化」できているわけでもないですが、マクドナルドではコロナ禍においても
「攻め」の姿勢が顕著に表れています。
他にもマックのモバイルオーダーという機能を知っているでしょうか。
僕は実際使ったことがありますが、マクドナルドのモバイルオーダーというアプリを取ることによって、レジに並ばずに席まで持ってきてくれたりするサービスです。
これですね。
ですが、このモバイルオーダーの機能が通常のマクドナルドの公式アプリで使えるようになりました。
これはどういう事かというと、アプリを見た客がそのままオーダーできるよう「導線」をうまく作り上げています。
また、新商品もどんどん出していますね。(サムライマックやプッチンプリンコラボなど)
6.危機に強い組織
今回のコロナ禍によって、マクドナルドが危機に強い組織だという事を、再認識できたと思います。
マクドナルドは過去には期限切れの鶏肉使用問題などで、大きく経営が打撃を受けたものの、そこから這い上がってきた経験もあります。
こういった危機を経験してきた組織だからこそ、危機に強い組織になっており、コロナショックでもすぐに回復できる面は大きいと思います。
このことから、、、
危機に強い組織になるために、危機を乗り超えることが何よりも大切
だと思います。
今、現在危機を迎えている飲食店などが多くあると思います。
この危機を乗り越えることができれば、今後の危機も乗り越えられると思います。
以前の記事で資金繰りのまとめなども紹介していますので、そちらなどを参考にこの危機的状況を乗り越えていきましょう。
このマクドナルドの記事も参考になる部分もあると思いますので、落とし込める部分があれば落とし込んでみて欲しいと思います。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
「この暗闇は、光を見つけるためにある。」
諦めずに、精一杯走り続けていれば、いつかきっと光が見えてくる。その可能性を信じる心の強さ、忍耐力こそが、建築家に最も必要な資質だ、、、。
by 安藤忠雄(建築家)
「壁を乗り越える安藤忠雄の言葉」著 佃俊男から抜粋。
では、また。
Jun Ioroi