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オンライン英会話を資格試験対策に活かす方法

「オンライン英会話っていつも同じ話をしている」
「効果的にスピーキング上達する方法がわからない」
「ニュースを読んで質問に回答するレッスンの効果がいまいちわからない」
「スピーキング試験のスコアをあまりお金をかけずに伸ばしたい」


オンライン英会話って、自宅で英会話ができて、月額も比較的リーズナブルなサービスが多く、やろうと思えば毎日でも英語で話すチャンスを手に入れることができます。

でも、なかなか上手な利用方法が掴めずに、ただ毎日英語で同じようなレッスンを繰り返しているだけ、という方も多いかなと思います。

今回は、オンライン英会話を上手に使って、各種英語のスピーキング試験(英検二次試験、TOEIC Speaking and Writing Tests、TOEFL, IELTSなど)で、スコアを上げるコツについてまとめておきたいと思います。

🐥この記事を書いているJunのプロフィール🐥
英検®︎1級合格17回, TOEIC®︎990点18回, TOEFL®︎ iBT104(MyBest scores110), 英語発音指導士®︎, スペイン語少々, アルク「英検®︎1級合格マップ」著, 英語ジムらいおんとひよこ代表, 高校でアルゼンチン1年留学

🐥前提を受け入れる

✔︎オンライン英会話の講師は日本で人気の英語試験のことなどほとんど知らない
✔︎試験について研修を受けていても実際に受けたことなどなく、やはり知らない
✔︎試験に沿ったフィードバックを行ってくれても、どの生徒にも当てはまる一般的な指摘が多く、生徒に合わせたカスタマイズされた指摘であることは少なく、特定の試験に有効な助言は多くない。

まずは、これらの事実を受け入れ、自分のパフォーマンスは自分が中心となり、反省し→改善点を洗い出し→練習を重ねる、という意識が必要です。

頼りすぎない

というところですね。

それでもオンライン英会話を利用する理由は、英語で話す相手がいること、英語を話すチャンスを増やすことにあります。

🐥試験形式を理解する

つまり、自分がターゲットとする試験について、
🌱試験形式は?
🌱どんな問題が出るか?
🌱求められるレベルは?
などなど、1冊でいいので対象の試験の対策本は買いましょう。

例えば、英検1級なら
・1分で5つのトピックから1つを選ぶ
・2分でスピーチをする
・4分の質疑応答
これが試験形式です。

問題は多岐にわたり、いじめや貧困・差別など社会問題から、環境問題、経済、政治、科学技術などです。

求められるレベルは国内試験では最難関(の一つ)と言えるほどの難易度となっています。

上記のようなトピックについて、相手にわかりやすく説得力のあるスピーチを行い、相手からの質問について論理的に回答する、ということが必要となります。

試験の採点については
🌱スピーチ
🌱質疑応答
🌱文法&語彙
🌱発音
の4項目が10段階で評価され、これが大体7〜8以上なら合格が可能となります。

つまり、スピーチだけではなく、質疑応答もちゃんとできないと合格できない、でも逆にスピーチで失敗しても質疑応答で頑張れば合格できる、ということもあります。

これを念頭において、レッスンを受けましょう。

🐥講師を利用する

講師は英語の試験について大して知らない場合はほとんど、ということを頭に入れ、自分で試験についてしっかりと理解し、その上でオンライン英会話の講師を利用しましょう。

またまた英検1級の二次試験で例を挙げると、私はcamblyという英会話を利用しているのですが、講師がネイティブばかりなので会話の練習にはとっても良いのですが、試験対策をしようとすると少し工夫が必要となります。

そこで、
英検1級の二次試験で出てきそうな、トピックを先生にチャットで投げて、「これについて話そう!」と持ちかけます。2分のスピーチは(長すぎて聞いてもらうのも申し訳ないし)できないので、質疑応答セクションの練習として、利用します。

この練習の中で、「英検1級二次試験17回合格してたどり着いた合格テクニック&試験対策」で書いた、暗唱&音読したフレーズ、センテンスを使うようにします。

講師に上手く伝わらない場合は、ちょっと論理的におかしい、とか、使っている語彙や表現が適してない、ということが考えられるので、その部分のフィードバックをもらいます。

他の試験で言うと、TOEIC SWならQ4-6やQ11の問題、TOEFLならTask1(旧形式でTask1または2)、IELTSは全部のパートが、オンライン英会話を利用しやすいです。

意見が求められるスピーキング問題や、自分の好みや経験を語るスピーキング問題は、

🌱どれだけ経験を積んだか
🌱何回その話をしたか
🌱考えたことのある内容かどうか

が大きく関わってきます。

どれだけ英語が流暢に話せても、今までに考えたこともないトピックについて語れ、と言われても、「え、急にそんなこと言われても」「日本語でも言えないわ」みたいなことが発生します。

そんな時に、オンライン英会話です!
そして、ニュース記事を講師と読むようなレッスンより、こちらがトピックを提供し、試験問題を意識したトークに持っていくことで、自然と講師からも似たような内容の質問が出てきます。また、欧米の方々は問題提起が上手だったり、知的な方は日頃から社会問題・環境問題などなどいろいろ考えていることが多く知識が豊富です。講師側の意見も是非聞いてみましょう!
「そんな視点もあるのか〜」と勉強になることがたくさんあります。

講師側から新鮮な意見が聞き出せたら、さっとメモをしておいて、あとでもう少し深掘りするべくインターネットで情報を探し、自分の英作文ネタやスピーチ原稿に取り入れましょう!

自分では思いもつかなかった論点が手に入れられます。

もちろん、ネイティブの意見のなかにかっこいい語彙表現も含まれます。これもさっとメモして、盗んでしまいましょう。

🐥無駄な会話を減らす

多くのオンライン英会話は25分〜30分が1レッスンとなっています。このうち5分も自己紹介やスモールトークで使われたら、もったいないです。

なので、自分のプロフィール設定画面などに「プライベートな話は避けたいです」「自己紹介は最小限にしましょう」「すぐに練習を始めたいです」など、書いておくのも一つの手です。

そんな凝った書き方でなくていいので、
I don't want to talk about my personal life and want to skip the small talk or the introduction part.
みたいなメッセージを書いておけば察してくれます。

そうすると
「今日はどう?」「晩ご飯何食べた?」「週末どうだった?」「趣味は?」「英語以外に何をするのが好き?」
なんて無駄な会話が避けられます。

すぐに、「今日はいくつか話したいトピックがあるんだけど」と切り出して、会話をリードしましょう。

以上です!

試験対策に特化したスクールを利用するのもありですが、やっぱりちょっとその分割高になっていたり、受講回数がどうしても減ってしまったりします(回数稼ごうとすると金額がすごいことになります💦)。なので、できるだけ回数を多く受講し、上手く講師を誘導する形で試験対策に利用するのが良いですね。

私のブログ記事「オンライン英会話の無料レッスンを最大限利用する」もよかったらご覧くださいませ!最初の無料体験だけでもかなりの回数受講できます。

お読みいただきありがとうございます!



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