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【リーディングノート】総務部DX課 岬ましろ

ストーリー

「今日から君をDX担当に任命する…」
突然総務部へ異動を命じられた新卒4年目の主人公、岬ましろ。
老舗洋菓子店チェーンを舞台に、
さまざまな課題や悩みを謎の“DX請負人"
黒崎拓海とともに乗り越えていく

書籍の情報

著者:須藤 憲司
発行日:2021/10/7
発行元:日本経済新聞出版

印象に残った言葉

  • DXを成功に導くには「なぜ自社がDXをするのか?」という問いに答える必要がある。
    ドラッカーの5つの問い
    我々の使命は何か
    我々の顧客は誰か
    顧客の価値は何か
    我々の成果は何か
    我々の計画は何か

  • DXにおける組織変革の側面は、社内の啓蒙活動から日常の問い合わせ対応まで、デジタルとはかけ離れた非常に泥臭い活動が重要

  • DXには「業務プロセスのDX」と「提供価値のDX」の2つの側面がある。
    業務プロセスのDX=業務プロセスをデジタル化(現在からの積み上げで考える)
    提供価値のDX=デジタルによる顧客体験の変革によって儲ける(あるべき姿から逆算で考える)

  • 顧客体験には「リッチ化」と「パーソナライズ化」の2つの軸がある
    リッチ化=デジタルとリアルの境界が曖昧になることを目指すこと。(ネットで購入したものを店頭で受け取ることができたり、その店頭での行動がネットでのサービス提供に反映されたり)
    パーソナライズ化=蓄積したデータをもとに適切な人に適切なタイミングで情報が届けられるようにする。

  • DX推進のやり方として一番よくないのは、最初から大きな計画をぶち上げて、すべてを一気に進めようとすること
    まず自分たちの部署や一つの店舗でできることを小さく試す(PoC=Proof of Concept)

  • DXとは、デジタル社会を前提にした会社や組織の第二の創業
    もし創業者が今の時代に生きていて、その人がもう一回このデジタル社会で起業したら何をするかを考える。

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