平成最後のサービス開始記念日を祝して/ chiise
はじめまして !
DeNAでchiiseというカップル向けサービスの事業責任者をしている藤沼です。
知らない人も多いと思いますが、chiiseは社内のサービスインキュベーション事業部という新規事業を作る部署でメンバー4人で開発している内製サービスです。
概要は「カップル向けのデート写真 × 位置情報での投稿サービス」となります。
https://itunes.apple.com/jp/app/chiise/id1427290410?mt=8
本日、2019年4月28日にchiiseはサービスを開始して200日記念日をむかえました!
200日記念日をむかえられたのもchiiseに素敵なデートスポット写真を投稿してくださるカップルの皆さまとchiiseを応援してくださっている皆さまのおかげです。
(本当は4月10日の半年記念日のタイミングで出したかったのですが、ここまで引っ張ってしまいました。。。)
ひっそりとリリースしてから200日という事でchiiseをどういう思いで作ったのか?など簡単にではありますが、お話させてください。
(もし需要あればやってきた施策や仮説検証の回し方、初期KPIの設定やしくじり先生的なやつなどは別途書きたいと思います)
それでは早速、
chiiseを作った理由は周りの友達から聞いた話や僕自身も感じたデート中の「不」の経験からです。
①次に「どこに行こうか?「何をしようか?」を決める時
②デートが終わった後の思い出の振り返り時
①次に「どこに行こうか?」「何をしようか?」を決める時
それまで楽しかったはずのデートが急に「次何するか?」を決めるというタスク感を帯び、きまずい瞬間がありました。
僕はこれに興味あるけど彼女にはそんなに刺さっていないなーとか反対に彼女が提案してくれたけどちょっと微妙だなーとか、沈黙でもくもくと調べながらやっと出てきた良さそうな場所はGoogleマップで見てみると遠いな。
しまいにはどこでもいいよとちょっとギスギスしてしまう気まずい経験がありました。
上の問題で彼女とギスギスした経験という問題を解決したいという僕の想いが出発点になっています。
だから、「次はどこに行こうか?」「何をしようか?」を決める事を楽しくできるようなサービスを作りたいなと漠然と思いました。
②デートが終わった後の思い出の振り返り時
思い出を残す際、おそらく下記に分類されると思います。
a. LINEでアルバムを作ってその日に撮った写真を全部共有
b. Instagramでカップル垢を作って投稿して共有
c. couplesなどの2人専用のカップルアプリでの共有
LINEでのアルバムは写真が多すぎて全部は必要なく、1スポットにつき1ベストショットを手元のカメラロールに保存しているためほとんどの写真はスルーしてしまう。
Instagramのカップル垢はみんなからのいいね!やフォローなどで投稿のモチベーションは高く保てるが一方いいね数を必要以上に意識しすぎて、日常のデートというよりはディズニーなどといった非日常のキラキラしたデートの投稿がメインになってしまうのと最新投稿順なので後で見返しにくい。
Couplesなどのカップル専用アプリは彼女だけが投稿するor LINEで彼氏と連絡しながらの流れでアルバムを作って共有の流れに移行してしまっている。
などなど自分や友達にとってのベストな解決策ではないなと思っていました。
そういう背景もあり、過去の自分や周りの友達の生活をちょっとでも良くなればいいな思って僕の頭の中で妄想した『ぼくだけのサービス』から、共感してくれる社内のメンバーがデザインや開発をしてくれる中で『チームみんなのサービス』へとなり、実際にお声がけをさせて使っていただいているchiiseユーザーのカップルさんや「このサービスは思い出を残せるから楽しく振り返られる」とInstagramなどでおすすめをしてくれているのを見て『みんなのサービス』へと徐々に変わっている感じがしています。
「ぼくだけのサービス」→「チームみんなのサービス」→「使ってくださるみんなのサービス」になっていく過程がこれほど素敵な体験で責任感のあるものだとは開始前の僕は知らなかったですし、新規を立ち上げていなければ味わえていない経験でした。
サービス開始から200日経っていますが決して順調ではなく何度もどういう方向で進んでいくのか?を迷いました。
当初掲げた実現したい世界感の実現ではなく目の前のわかりやすい数値の改善を追いかけてしまい、迷子になった事もありました。
そういう時は決まってカップルさんのヒアリングの内容やchiiseに対するシェアの声をスクショにまとめて定期的に見返していました。
(実際のユーザーのシェアの一部)
実際に使ってくださっているカップルさんの声が僕やチームにとっての北極星であり、見返す事で僕が作りたかった世界観の原点に立ち戻らせてくれました。
そのくらいカップルさんの声がぼくたちチームにとって指針となっています。
これからもみなさまの声がぼくやチームメンバーの励みになりますのでぜひぜひ叱咤激励いただけると幸いです。
富士山の頂上がゴールだとすれば山にすら登っておらず、沼津のお茶畑をうろうろしていますが着実に1歩ずつ進めてきているかなと思います。
これからも2人のお出かけを楽しく出来るように改善をしていきますので何卒よろしくお願いいたします。
もし良ければchiiseのダウンロードよろしくお願いいたします。
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