見出し画像

精神を開放に導く木星


私のネイタル太陽とトランジット木星が合のタイミングでマドモアゼル愛先生のメンバーシップ動画の惑星シリーズが木星であった。
私のネイタル木星は9室蠍座28度でカルミネートしてネイタルチャート全体にも大きな影響を与えている存在。
9室という精神分野・哲学等を蠍座的な要素で独りで深く探求していくことは、無理なく行ってきた。
10代から哲学、ヨーガ、宗教の本を読み漁り、瞑想を初め、その後も宗教の世界、精神的なワークショップなど自己変革を求めて歩んできた。
今から振り返ると頭ばかりが先行して冷や汗ものであった。

木星のある蠍座28度のサビアンシンボルは「自分の領土に近づく妖精達の王」。
松村潔先生の本によれば、28度の象意は、「過去を踏み台にして突破する」次に向かう希望や抜け穴ができた状態のエネルギーとのこと。
他人軸の影響を受けてきた自分から太陽で生き抜いていく転換を象徴していると受け止めた。

私のネイタル木星は、乙女座冥王星を頂点として牡牛座太陽とTスクエアというアスペクトを形成し、冥王星とはスクエアの関係である。
太陽の豊かさで生きたい衝動を冥王星が強く押さえつけてきたイメージ。
まさにやくざな父が私を支配し続け、私もそのレールに乗るまいと反発しつつもエネルギーを奪われてきたことと重なる。

木星は豊かさや自由、受容性等の吉としての象意に溢れているが、私の中で一番しっくりしたものは「精神の開放」である。すなわち、冥王星で押さえつけられてきたものを押しのけ太陽で生きるという意識の変換、精神の開放に導かれていくこと。

木星を意識するということは、社会全体の中での自分の位置づけを理解するということであり、木星を使うためには自分に既に持っているものを育んでいくという自己肯定感が重要という内容もとても頷かされた。

木星の公転周期は約12年であるので、1つのサインを通過するのにほぼ1年。牡牛座をいた木星も双子座に入り、次に牡牛座に戻ってくるのは12年後である。

今回はトランジット天王星との合も重なり、私自身の意識の変革が前提での木星が働くというイメージが強く、ここ1年間は二転三転の激しい期間であった。先月引越をして、ようやくしみじみと豊かな感覚に包まれてきたのも牡牛座木星の置き土産であるかもしれない。

そして5月末には定年後の再雇用も終了し、その後はフリーランスの立場として今の仕事を継続することになった。
雇われの身からフリーランスの立場になるというのもまた大きな変化である。
私のネイタルチャートの惑星の配置は他の人をサポートする傾向が強い。
50代半ばで、事業所を管理する立場となり、かなり背伸びしてしまったことで足元を救われた感がある。
定年後の再雇用の働き方は、まさに他の人をサポートする業務が大半となり、今までになく無理なく仕事が楽しめたというのが実感である。
月星座が乙女座であることで、仕事の計画性、段取り等が苦手であり、その上に不器用であるので、仕事ではかなり失敗を繰り返してきた。
さすがに学習効果で、土星や水星によりだんだんと確実にできるようにはなってきたが本質的には仕事というものに苦手意識は強い。

いずれにしても還暦を過ぎてSマドモアゼル愛先生のホロスコープ、月の理論を生き抜く知恵として学べ、太陽で生きるということの意識の変化を感じさせられたことは大きな財産となった。




永き日や父は眼光衰へず


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?