【NHKの真っ赤な嘘】2018年10月18日 築地お買い物ツアー
「公共放送」とは何か。
これに対するNHKの見解は以下の通りである。
電波は国民の共有財産であるということからすると、広い意味では民放も公共性があるということになりますが、一般的には営利を目的として行う放送を民間放送、国家の強い管理下で行う放送を国営放送ということができます。これらに対して、公共放送とは営利を目的とせず、国家の統制からも自立して、公共の福祉のために行う放送といえるでしょう。
NHKは、政府から独立して 受信料によって運営され、公共の福祉と文化の向上に寄与することを目的に設立された公共放送事業体であり、今後とも公共放送としての責任と自覚を持って、その役割を果たしていきます。
✳︎NHK公式Webサイト「よくある質問集」より引用
本記事では、ここで述べられたNHKの公共放送としての責任と自覚の実態を、2018年10月18日の築地お買い物ツアーを報じたニュースを通して検証していく。
✳︎築地お買い物ツアーとは、豊洲移転後も築地で法的根拠にもとづいて営業を続ける仲卸店の支援を目的に築地市場内でお買い物をする企画。
ニュース内容
これを報じた当日のNHKニュースの内容が以下である。
築地市場は「閉鎖」されており、移転に反対する業者に「営業権は無い」にもかかわらず、支援者が「違法に立ち入った」ため、今後は「警察とも連携」して、対処するという東京都の主張をそのまま報じている。
だが、この報道内容には明らかな嘘や誤解を招く表現が17カ所もある。
NHKの嘘
このNHKの嘘を視覚化した結果が、上の内容である。
嘘や誤解を招く表現は赤字で示したところ、計17個もの嘘が発見された。
ニュース内容は全体的に真っ赤であり、つまり嘘だらけである。
嘘と判断した根拠(右側の列)の番号は該当箇所に割り振っている。
実際には、仲卸店に「営業権はある」し、築地市場は「閉場していない」し、「東京都が立ち入りを制限する法的根拠は存在しない」。
従って、営業を続ける業者やお買い物ツアー参加者たちは「一切の不法行為を犯していないため、そもそも警察は介入できない」のである。
それにも関わらず、NHKは東京都が主張する嘘をそのまま垂れ流している。
NHKは「公共放送とは営利を目的とせず、国家の統制からも自立して、公共の福祉のために行う放送」であると自ら述べながら、もはや公共放送を名乗ること自体が嘘だ。
✳︎営業権など法的根拠の詳細は築地市場営業権組合による記者会見のIWJ記事を参照(10月23日まで無料公開)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/434067
当日の東京都職員の妨害の様子
正当な法的根拠を持った業者や買い物客の築地市場への入場を不当に妨害した東京都の職員たち。その様子を伝えるTweetをいくつか紹介したい。
支援者に自らぶつかって、押されて転んだ振りをする東京都職員・西坂啓之氏
https://twitter.com/nishiyan786/status/1052819529884086272
入場時の妨害、不誠実な説明など(連続ツイート)
https://twitter.com/galbraithian999/status/1052824182164086784
整列して待機する東京都職員・管理職と警備員
https://twitter.com/nikkan_toyosu/status/1052739615801524224
✳︎翌10月19日以降も、休市日(水曜・日曜)を除いて、お買い物ツアーは予定されています。違法行為をしているのはどちらなのか実態を確かめたい方は午前11時に築地市場正門にお集まりください。
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更新履歴
2018/10/18 21:50 公開
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