信号機写真_国会前_

【信号無視話法】長妻議員vs安倍総理&山下法務大臣 2018年11月1日 衆議院 予算委員会 (入管法改正)

4279名。
これは今年上半期に失踪した技能実習生の数である。低賃金や長時間労働、暴力被害やセクハラなどの人権侵害が繰り返されるなど、現行の技能実習制度には大きな問題がある。その問題を放置したまま外国人受け入れ拡大に向けて、実質的な移民政策である入管法(出入国管理法改正案)が臨時国会で審議されようとしている。

2018年11月1日。衆議院 予算委員会で立憲民主党・長妻議員は安倍総理や山下法務大臣に対して、この問題に関連した質問をしている。
本記事では、その答弁を信号機で直感的に視覚化していく。具体的には、信号機のように3色(青はOK、黄は注意、赤はダメ)で視覚化する。

全体まとめ

上記グラフは、安倍総理と山下法務大臣の答弁を分析した結果である。
両者ともに赤信号が7割前後を占めている。

安倍総理の答弁

外国人労働者の増加見込み」について質問した長妻議員。
これに対して安倍総理は、「ドイツの移民政策」や「移民の管理方針」などあからさまな論点のすり替えに時間を費やした後、最後に「担当大臣に答弁させる」と答弁している。
さらに、この答弁の後で長妻議員から「総理の認識は間違いで、日本も移民政策である」と指摘されている。

山下法務大臣の答弁

満を持して答弁に立った山下大臣。しかし、「外国人労働者の増加見込み」を問われているのに「移民の定義」を説明し始める。
すぐさま長妻議員は「人数を聞いている」と抗議の声をあげるが、山下大臣はその声を完全に無視して、聞かれてもいない話を一方的に延々と喋り続ける
見かねた野田委員長も「大臣、簡潔に答えてください」と複数回に渡って注意するが、委員長の声すらも無視
騒然となった議場の中で、終盤にようやく人数について答弁するが、「精査している」というゼロ回答に終わった。

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✳︎答弁の映像と分析結果はYoutube動画「赤黄青で国会ウォッチ」に公開中
日本語版: https://youtu.be/S0WT_Zl4NoM
英語版: https://youtu.be/ixYXMgeeDDQ

参考情報

緊急街頭上映20181108:入管法改正
国会パブリックビューイング上映用映像データ文字起こし・暫定版
https://note.mu/mu0283/n/n3796766dcd01

緊急街頭上映・入管法改定問題 国会パブリックビューイング
https://www.youtube.com/watch?v=h7Qp2tOgKrc&feature=youtu.be

更新履歴

2018/11/17 1:41
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