Machine gun etiquette (1979) - The Damned プチ解説してみよう!!

1979年、パンクの世界には革命が起こった。その名も「マシンガン・エチケット」。イギリスのパンク・ロックバンド、ダムドの3作目のアルバムである。このアルバムは、ただの音楽作品ではない。それは、パンクの精神をビニールに刻んだ歴史的な宣言だったのだ。

さて、このアルバムがどれほど特別なのか、その理由を探ってみよう。まず、このアルバムはダムドの解散と再結成を経てリリースされた。つまり、彼らは一度はバラバラになり、しかし、パンクの呼び声に応えるかのように再び集結したのだ。それだけでもすでにドラマチックだが、音楽的な内容もまた、注目に値する。

オリジナルメンバーのブライアン・ジェイムスを除く3人と、新メンバーのアルジー・ワードによってレコーディングされたこのアルバムは、前作までのベースを担当していたキャプテン・センシブルがギターを演奏するようになった最初の作品でもある。そして、彼らはMC5のカバー「ルッキング・アット・ユー」を含む、多彩なトラックリストをファンに提供した。

しかし、このアルバムの真の魅力は、そのタイトルトラックにある。なんと言っても、「マシンガン・エチケット」は、1分49秒の短さながら、ダムドのパンク精神を凝縮した楽曲だ。速射砲のようなドラム、怒涛のギターリフ、そして叫ぶようなボーカルが、まさにマシンガンのようにリスナーに襲い掛かる。

このアルバムは、全英アルバムチャート入りを果たし、「ラヴ・ソング」、「スマッシュ・イット・アップ」、「荒廃の街角」といったシングルヒットを生み出した。特に「スマッシュ・イット・アップ」は、パート1とパート2に分かれており、その破壊的な美学は今日でも多くのパンクファンの心を捉えて離さない。

25周年を記念してリリースされたスペシャル・エディション盤には、ボーナストラックと「プラン9 チャンネル7」のミュージックビデオが追加され、ファンにはたまらない内容となっている。

「マシンガン・エチケット」は、パンクロックの歴史において、忘れられない足跡を残した。それは、ダムドがパンクのビートを追求し続けた証であり、彼らの音楽は今もなお、世界中のパンクファンに愛され続けている。

というわけで、1979年の「マシンガン・エチケット」は、パンクロックの金字塔として、今日もなお輝き続けている。あなたもこのアルバムを聴いて、パンクの熱い鼓動を感じてみてはいかがだろうか。

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