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【読書】吉井伯榮(著) Fラン大学でも東大に勝てる逆転の就活 は本当か?

皆さん、わたしのnoteにご興味をいただき、ありがとうございます💁

本作は、大変ユニークな視点からの考察と役に立つ内容でした。

こちらの著作は2020年なので、やや今さら感がありますが、
読まない道理はありません。

その前にわたしの大学のランクを伝えておく必要があると思います。
何故ならば、わたしの体験も踏まえておかなければならないからです。

わたしの出身大学の偏差値は、各予備校や機関によってまちまちですが、
ここでは大学偏差値研究所のAIによる算出によれば、
Fランクに相当する学部学科はありません。
大学全体では、偏差値49.1となっており、私立中堅~準中堅レベルの難易度にあります。
ただし、場合によっては、大東亜帝国以下のFラン扱いも受けることもあります。これは知名度の問題です。
各大学の偏差値の50は平均値であって、中央値は45もなかったかと思います。
それだけ、BF、ボーダフリーと呼ばれる大学が多いということになります。

ただし、いずれにしても、高学歴と呼ばれる大学は、大手企業就活という面でとらえるならば、GMARCH、関関同立以上とされており、そうした視点からすれば、偏差値の低い大学であることは否めません。

ネタバレを避けて、「Fラン大学でも東大に勝てる」という本の概要と、結論をお伝えしておきます。

【概要】
自分は勉強ができない、有名大学には勝てない、どうせいい会社にだって就職できない……と、思っていませんか。
まずは自己肯定感を高めることから、就活を始めましょう。
いまこそ、就職で人生を変えるチャンスです!

【内容紹介】
偏差値も知名度も低い、いわゆる「Fランク大学」の学生でも、就活で勝てます。
アップルジャパン、セブン&アイホールディングス、ローソン、ホンダ、JTBグループ、ワコールなど、大手企業や人気テック業界などトップ企業にも続々内定させ、指導した学生の就職率は100%。
実際にFランク大学の学生に、就活に必要なコミュニケーション術を教える著者が、その必勝法を、ストーリー形式でやさしく教えます。

【目次】
1章 「学生脳」から「社会人脳」に切り替える
――「ソフト」「ハード」「ムーブ」の3つで考える習慣

2章 ブレない自己分析と自己紹介をつくる
――「自分」を理解することなく就活は進まない

3章 ビジネス・コミュニケーションはこう磨く
――面接官に「一緒に働きたい」と思わせる

4章 グループワークは最初の3秒で決まる
――発言内容を考えるな、第一声を取れ

5章 志望企業は12社に絞り込め
――ムダがなくなる「3×4」のルール

6章 エントリーシートに文才はいらない
――「数字」で成果を伝えるESの書き方

7章 頭のいいやつらに勝つ面接術
――15秒以内で話しきるレッスン

8章 最終面接の極意
――後悔しない試験当日の迎え方

結論からいえば


これは私見ですが、東大生の全てには無理ですが、7~8割くらいならば、
努力次第で十分に勝てます。
何もしなければ勝てるわけがありません。
また、それに付随して、いわゆる「東京一工」「旧帝」「上位国公立」、「早慶上理」にも勝てます。
そして、関東なら「GMARCH」のレベルなら余裕で勝てます。

どうあがいても、勝てないとされる部類は、いわゆる学力を最大限に活かしている業種や職種。
例えば、官僚、外資系企業、金融、総合商社、シンクタンク、理系の研究職、医師や教授などや、高度な学力を要する士業などです。
当たり前ですが、これは大学のレベルが高くなければ、
お話にならない世界だからです。

それでは、話を元に戻して、何がFランでは不利とされるのかを考えてみましょう。就活逆転内定ブログから参照してみました。

不利になる理由 ①学歴フィルター

これは有名ですが、学歴フィルターは聞いたことのある言葉かもしれません。

学歴フィルターとは要するに、学歴で一定基準を超えないとどんな実績があっても次の選考に進めないというものです。

本当にあるの?と思うかもしれませんが、結論あります。

大企業だけでなく、中小でもフィルターにかける場合もあります。

なぜ学歴フィルターが存在するかというと、先ほども言った通り、企業は毎年数千~数万もの応募の中から自分たちの企業で利益を上げてくれる人材を死に物狂いで採用しようとします。

そうなった時に、全てのESを人が確認していたら時間が足りないわけです。そのため、学歴という一つのフィルターをかけて基準値以下の人は落とすわけです。

一見、差別かもしれませんが、高学歴のほうが仕事ができる人が多いという点においては合理的です。また、学歴フィルターの存在はないとされていましたが、確実にあります。

某外資系会社では、東京一工(東大、京大、一橋、東京工業)、早慶、を中心に採用するということを明言しているところもあります。

しかし、学歴フィルターはTOEICやIELTSといった資格があれば覆すことが可能なので、必ずしもあなたがFラン大だからとはいえ心配する必要はありません。


不利になる理由 ②人脈(OB、OG、ゼミ)

就活で有利になる人脈を、Fラン大学では作れない場合が多いです。

高学歴では、部活やサークルの先輩が同校の後輩をリクルートできるという制度があります。例えば、東大や早稲田、慶應だと、それぞれのOB,OG会があってそこから内定をとるという人脈を大事にする風習があります。

また、ゼミの教授が超大手企業にコネがあって推薦してくれる形で、内定を人脈を使ってとる、という文化がありますが、Fラン大学ではもちろん圧倒的に少ないです。

そのため、学校関係の人脈が就活で活きる場面はすくないというのが現実です。


不利になる理由 ③頭が悪い人が多い

これは、悪口になってしまうかもですが、

現実的に、Fラン大の学生は頭が悪いと見られがちです。

偏差値で見れば40以下とかなので、勉強を全くしてこなかったのか、という印象が着いてしまいます。実際にも、高校レベルの勉強ができなく、大学でも勉強しないであそんでギリギリ卒業、という人も多いと思います。

そういったところで、~大学ですと言った時に、頭悪そう、仕事できなさそうだ、というイメージになってしまいます。と言った感じで、Fラン大学は高学歴に比べて不利な状態からスタートします。


しかし、悲観的になることはありません。

Fラン大でも高学歴エリートに勝てる方法があります。

まずはあなたが高学歴エリートに勝つ為に、覚えておいてほしいことを次で説明します。

Fラン大学生が就活で高学歴に勝つ為に覚えておく事


①高学歴エリートとの差

まずは、高学歴エリートとFラン大学の差をしっかり理解しておいてください。

あなたが就活を始める前でに、この差を埋めて逆転する必要があります。


⒈学力

まず、根本的な学力です。

就活では、学力を測るSPIがあります。

まずはここで高学歴の学生と肩を並べなければいけません。


⒉人脈

人脈は、大学の環境の中だけで作るものではありません。

それ以外でも人脈を作る方法はあります。

例えば、SNSでその企業の人事の人と繋がったり、インターンを行うことで、その会社でダイレクトに認知してもらうのと、人脈をつくることができます。


⒊仕事力

これに関しては、普通の学生もそうですが、ほとんどの学生は「学生」としてで生きています。

就活でも「学生です」というようなスタンスで臨みますが、それよりも「社会人です」というようなアピールをすることが重要です。

学生でもいい大人なので、「私は御社に入りたい上に私が御社に入ることで利益を伸ばすことができます」というアピールをしなければいけません。

その意味では、自分が学生の思考ではなく、社会全体を見る「社会人」の思考が必要不可欠です。


②周りは関係ない

次に、「周りは気にしない」ということです。

あなたが、いくらFラン大学生だろうが、周りが早慶、国立大学だろうが関係ないです。あなたはあなたの行動と価値を出し、パフォーマンスをすればいいのです。

そこで、周りは優秀なのかな?とか、自分はFランだから恥ずかしいと思っては、自信がないように見えて、採用側も「一緒に働きたい」と思わないでしょう。


だからこそ、今から就活で内定をとるまでに必要なことをしっかり実行しながら、自分の成長をして内定をもらえるような人物になることを意識しましょう。


③学校や人脈に頼らない、自分で実績を作る

初めから散々説明した通りFラン大学では、学校の人脈や高学歴です。というメリットは使えません。そのため、あなたが入りたい企業に必要な実績、スキル、人脈はあなたが開拓するのです。

1~2年生から動けばできないことではありません。

しっかり自分の頭で考えて行動し実績を作り、自分の足で人脈を作っていくことが重要です。


実際に大手企業から内定をとる為には?


①ゴールから逆算する

まず、必要なことはあなたが入りたい企業を仮にでもすぐに決めて、その企業を調べ上げることです。

・どんな人物を採用しているのか?

・どんな資格が必要なのか?

・その企業の内定者の平均スペックはどのくらいか?

・その平均内定者のスペックを越える為にはどんな行動をしなければいけないか?

など、自分の今後の就活の方針を決めて、就活の戦略と軸をブレないようにします。


②早いうちから行動する

これは言わずもがな、あなたは高学歴エリートよりも不利な条件から就活をスタートしなければいけません。そのため、あなたはできることはいち早く就活のための行動を始めて、高学歴エリートよりもバリューを企業に示せるようにすることです。

この行動のスピードだけで、あなたが大学卒業後に一流企業で働いているかどうかが決まります。


③企業の求める人間になる

企業は、単に優秀な人を集めているわけではありません。

どういうことかというと、企業はその企業で成長して、自社に利益を上げてくれる学生を探しているわけです。さらにコミュニケーションがうまく取れて、最高の職場にすることを考えています。

業種で絞っても、金融系では数字に強い人ですし、商社系は人間関係力の高い人ですし、ITでは、専門的な知識と、クリエイティブな発想ができる人を欲しがっています。

そういう「企業の欲しい人物」になるように、これから実績などを作っていく必要があります。


それで、結果はどうなるのか??


わたしは、30代で転職。そして32歳から起業しました。
ほぼ学歴フィルターのある企業にも何社か合格しましたし、
周囲はかなりの高学歴でした。

上司が早慶は当たり前ですし、同期や部下がまた国立、早慶、MARCHということも多々ありました。

この人たちに劣っていて仕事が出来ないでは済まされない。
彼らよりも勉強が出来ない、頭が悪いと逃げるわけにもいきません。

とにかく、読書と、5大新聞を毎日欠かさず読んでいました。

では、そういった高学歴に勝てる要素とはなんでしょうか。

それは。

コミュニケーション能力です。


これだけは、なかなか高学歴でも発揮することが出来ない人が多数です。

むしろ、そういった人がほとんどです。
大学では余り習わない勉強だからです。

営業のセンスや才能は、勉強だけでは学べないし、力が付きません。

勉強をすればするほど、この能力が削がれていくケースもあります。

受験勉強で負けた人たちは、ここの弱点を磨くのが有効。

私事で恐縮ですが、

対面営業でも、電話営業でも、他人に負ける気がしませんでした。

それにより、年収も高くなり、会社役員にも抜擢されたのです。

営業代行や相談も受けました。

相談してくる経営者らは、東大、早慶、MARCH、アメリカ大卒のエリートばかり。このインテリになくて、わたしにあるものが、コミュ力と営業力でした。

とにもかくにも、コミュ力と話術をマスターするべきだと実感しています。


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