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20/21スキージャンプW杯 個人第11戦 Bischofshofen レビュー

Stoch3度目の総合優勝

柔らかい踏切、ピクリとも動かない空中姿勢。序盤はスキーを立てずに加速し、中盤からスキーと身体を近づけ地面から離れつつ落ちない。

軽々とトップのグリーンラインを超えていく、Stoch(POL)が2本完璧なジャンプを揃え完勝しました。

リザルトはこちら↓

2位に入ったのは、期待していたLindvik(NOR)。親知らずの激痛により、緊急手術を行い2戦目と3戦目を欠場しました。復帰戦で2位に入り、4HTは3位と2位に入る安定感を見せました。昨年勝った場所を欠場だったので、出場していればStoch(POL)に抵抗できたかもしれません。健康第一ですね。

3位にGeiger(GER)。ここ2戦で精細さを欠き、予選もよくなかったので、下がり調子かと思いましたが、この日は1番スタートで1本目2位に入ると、2本目に順位を落としたものの表彰台獲得。4HTの総合順位も2位に上げました。次のTitisee-Neustadtは期待したいですね。

4HTの総合成績はこちら↓

4HTの総合は1本目にStoch(POL)がトップに立ち、ほぼ総合優勝を決めてしまい、盛り上がりには欠けたのではないでしょうか 笑

それでもGranerud(NOR)が1本目にコーチリクエストで勝負をかけるなど、最後まで抵抗しました。

この日3位に入ったGeiger(GER)が2位浮上。やや精細さに欠けたKubacki(POL)が3位となりました。

小林陵侑が6位に浮上。この4HTでは安定したパフォーマンスを見せました。

日本チーム

佐藤幸椰が9位でトップ10入り。良いジャンプを2本積み重ねていました。一方で最後のひと伸びに欠ける印象で、表彰台には遠かったです。ただ調子を崩しかけた所から、再び戻してきたのは並大抵のことではなく、近いうちに表彰台を見たいです。

小林陵侑が14位。空中後半でスキーを落とさないようになんとか粘った、という感じ。それでもこの4試合は高いパフォーマンスを続け、総合6位に入りました。何年か前まで、総合10位に日本人は入れていませんでした。3年連続で高いパフォーマンスを発揮してきました。

16位に佐藤慧一。相変わらず、安定したジャンプを見せてきました。爆発力には欠けますが、このジャンプを続けていれば再びトップ10に入ってくるでしょう。

小林潤志郎さんは17位。前日は、あわや予選落ちというジャンプでしたがこの日は安定した良いジャンプを連発。1対1では敗れたものの、ラッキールーザーで2本目に進出。2本とも130mを越えるジャンプを見せました。

日本チーム全体を見るとトップ10に1人入り、3人が10番台と良い1日だったのではないでしょうか。

今日はTitisee-Neustadtの予選。BischofshofenからTitisee-Neustadtは500キロほど。4HTを終えて、中1日で再び試合とは信じられません。怪我や体調不良に気をつけてほしいです。


さて、北海道は感染拡大防止の意識が高く、非常事態宣言を免れました。この連休は私も連戦となります。なんとか、ビシッと良いジャンプをして気持ちよく飛びたいものです。

試合の模様はほとんど映らなさそうですが全国放送で1時間番組です。

こちらも、映画の話メインになりそうですが全国放送されます。

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