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デンマークの幸福な街は誰が作っているのか?

4回目の授業はデンマークの街に繰り出し、突撃インタビューをしてデンマークの社会について理解を深める授業だった。

訪れた街はKronborg(クロンボーグ)のフードストリート。
デンマークには人が集まる広いスペースが至る所にある。

街を少し歩けば写真のような居るだけで気持ちの良くなるスペースがある。今いる場所はコペンハーゲンから電車で1時間北に行った郊外だ。それにもかかわらず市民のための街づくりが可能な限り行われているのは非常に興味深い。

ではいったい誰が街づくりの担い手なのだろうか??この質問を先生にしてみた。

その答えは地方自治体と市民だ。

地方自治体はフードストリートと言う箱を作る。
その中に市民が集まり店を開く。オーナーは全て市民の経営。

デンマークの地方自治体は98の自治体があり、それらが独立した決定権をもって街を作っていく。

国民は国家政府と地方自治体に税金を納め、国家政府はその一部を地方格差是正のために再分配を行う。

それが、地方でも大規模な施設を作り、そこまで売り上げが無くても施設運営が破綻しない理由だと考える。

この所有と経営の分離が市民が喜べる形での公スペースの維持を可能にしているのだ。

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