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まさにツームストン第6回「BOSJ感想」

編集S「今年の『BEST OF THE SUPER Jr.』も、良かったですね」

デスクS「無敗で決勝までいった鷹木選手をはじめ、出場選手全員がジュニアの次の主役になろうという想いが、試合にも表れてて、退団したKUSHIDA選手と長期欠場中の高橋ヒロム選手の穴をしっかり埋めてくれたね」

編「特に決勝は、年間ベストバウトの候補に入ってもおかしくない内容でした。実は、優勝したオスプレイ選手には正直、あまり感情移入できてなかったんですけど、今回の決勝戦と優勝後のコメントで、一気に好感度があがりましたよ」

デ「少し前まではハイフライヤー要素ばかりが目立ってだけど、最近はひとつひとつの技に説得力がでてきたからね」

編「そうそう。で、そのオスプレイのことを語る前に両国での決勝、セミファイナルも世界で大注目されてたじゃないですか」

デ「元WWEディーン・アンブローズ改めジョン・モクスリーVSジュース・ロビンソンの試合ね。モクスリーは、本当にWWEのトップ中のトップで、申し訳ないけどジュースにそんなに注目が集まってたわけじゃいのよね」

編「そうなんですよ。戦前はモクスリーへの期待値が高いだけだったんですが、今回は試合には負けましたけど、ジュースが見事に裏切ってくれました。これまでは、陽気な愛されキャラという感じでしたが、見事にハードコアにも対応できてましたよね」

デ「意外だった」

編「感情むきだしで、新日イズムを全面に押し出したファイトで本当に良い試合でした。モクスリーの上手さもありましたが、ジュースは今回で評価もワンランク上にいったかなと思います」

デ「それは激しく同意する」

編「それで、オスプレイの話に戻りますけど、彼もライオンマークを背負って闘っているという背景がだいぶ見えてきたんですよ。オスプレイもジュースも、これで『NJPW』の外国人から、本当の『新日本プロレス』のレスラーになったなーって個人的に思いました」

デ「なるほど。道場あがりのジュースには最大限の褒め言葉だろうね」

編「このままケニーたちが抜けた穴を埋めるくらい活躍してほしいですね」

デ「BOSJも来年は高橋ヒロムも復帰して、ますます盛り上がることを期待したいね」

編「期待したいです。最後になりますが、逝去されました全日本プロレスの青木選手のご冥福をお祈り申し上げます」

追悼

2019年6月3日に全日本プロレス・青木篤志選手がバイク事故で41歳という若さで永眠されました。
試合も何度か観戦させていただきました。秋山社長体制となった全日本プロレスのジュニア戦線の基盤を作ったといっても過言ではない、本当にすばらしい選手でした。

写真提供:プロレス文藝

謹んで、青木選手のご冥福をお祈りいたします。