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FGOACの七章のあれやこれ

 遂にFGOACの七章のタイトルが判明したみたいですね。前に生放送でアプリ版とは全く別の路線で行くみたいな話してましたけど。
 タイトルは「臨界繁栄都市 バビロン」。
「バビロン」「繁栄」
というワード。そして「大いなる獣」という単語が出てきているので恐らく来るであろうビーストⅥについて原典やその他諸々について解説していきます。
 って事で色々と軽く掘り下げます。

バビロン

 まずバビロン。
 これはアプリ版バビロニアのマップにも「廃都バビロン」もありますね。
 バビロンとはメソポタミアを上下に分断した南方の地方及び都市を指します。バビロニア地方を更に上下に分け、北方がアッカド、南方がシュメルになります。
 メソポタミアの北方にはアッシリアがありますね。セミラミスです。

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 メソポタミアの方では灌漑濃厚社会だった事もありイナンナ等を筆頭とする大地母神に対する崇拝、及び後に「カルデアの知恵」とも呼ばれる高度な天文学から星辰崇拝等が行われていました。
 シュメル、アッカド、バビロニアやアッシリアは基本的に神話を共有しており、差異として最高神の違いがありました。シュメルの神々とアッカドの神々は同一視され、それぞれの神名で呼ばれますがバビロニアの場合は最高神としてマルドゥク、アッシリアでは土地そのものを神格化したアッシュルが主神になっています。
 BC.3500年に最古の都市文明として開花したシュメル文明ですが、途中でアッカド帝国、アッシリア等の帝国等を経て紀元前625年に新バビロニア王国が興ります。
 この新バビロニア王国の別名が「カルデア王国」となる訳です。んで、この新バビロニアの首都がバビロンになります。
 バビロニアでは年代がBC.2655。メソポタミアの初期王朝時代に相当しますが、FGOACでも同じですね。
 一応メソポタミアの神々で有名なものを整理すると

・天空神アン(アッカド神名アヌ)
・大気神エンリル(アッカド神名も同名)
・英雄神マルドゥク(バビロニア神話)
・水神エンキ(アッカド神名エア)
・明星神イナンナ(アッカド神名イシュタル)
・太陽神ウトゥ(アッカド神名シャマシュ)
・月神ナンナ(アッカド神名シン)
・冥界神エレシュキガル(アッカド神名も同名)
・冥界神メスラムタエア(アッカド神名ネルガル)


 等が挙げられますかね。
 旧約聖書におけるノアの方舟に継承された「大洪水」において重要な役割を果たしたエンキ神、創成神話で原初の水神であるティアマトを討ち取ったマルドゥク、奔放な大女神イナンナ等、非常に個性豊かな神々が揃っています。
 地母神といえばメソポタミア以前のチャタル・ホユックの地母神像等が有名ですが、名前が判明しているものであればイナンナが最も古く、シリアのアスタルテやギリシア・ローマのアフロディーテ及びウェヌスと殆ど同一の神格に相当します。金星の神格化という面でも言える事ですかね。
 塔イベではアフロディーテが出てきましたな。
 バビロンは旧約聖書にも登場する地名であり、預言書の一つとして数えられる「ダニエル書」では新バビロニアの王であるネブカドネザル二世が登場し、彼の見た幻想的なイメージが語られます。
 ダニエル書は「黙示文学」というものに分類されており、これには新約聖書の最後を飾る「ヨハネの黙示録」も含まれています。

 そして、ヨハネの黙示録にはバビロンの名を冠する存在が記されており、それが赤い獣に跨って海より来たるという大淫婦バビロン。即ちマザーハーロットです。
 タイトルにある「臨界」とは性質が変化する限界の状態を指すので「臨界繁栄都市」というのは繁栄が限界を迎え、何かが変質しようとしている。という風に解釈できるんじゃないですかね。

大淫婦バビロン

 大淫婦バビロンはヨハネの黙示録17章等に登場する女性であり、七つの頭と十の王冠を被る赤い獣、即ち黙示録の獣に騎乗している姿で描かれます。
 黙示録内では大天使ミカエルと戦う赤い竜も七つの頭に十の王冠を持ちますが、こちらは「年を経た蛇」、つまりサタンの化身として考えられていますね。
 何故「マザーハーロット」と呼ばれるのかという点に関してはヨハネの黙示録17章5節の「みだらな女たちや、地上の忌まわしい者たちの母」という記述に従ったものだと考えられます。
 騎乗する黙示録の獣、そして赤い竜は類似こそしていますが象徴している事象は同じものであり、黙示録内において

「七つの頭とは、この女が座っている七つの丘のことである。」(17:16)

 と但し書きが入っている為にローマの擬人化である事が伺えます。また七つの丘はローマ皇帝を意味しています。
 理由として挙げられるのはやはりローマによるキリスト教の迫害でしょう。またここでは、かつて繁栄した都市であるバビロンにもイメージが重ねられています。
 出る章としては17章から18章といった感じなので非常に短い登場ではありますが、キリスト教迫害の舞台となったローマ帝国を寓意という形で表しているのがこのバビロンの大淫婦という訳です。

 ローマ及びバビロンと結び付けられている大淫婦ですが、時にローマ皇帝であったネロ帝と結び付けられる事もあり、このポイントがネロ=バビロンの大淫婦に繋がる大きな要因です。

 ヨハネの黙示録における寓意、都市文明の悪弊などを意味するローマを象徴する大淫婦ですが、黙示録内における記述から神話における女神のイメージが同様に求められます。
 この時に起源として求められるのは古代メソポタミアにおける大地母神である女神イシュタル。イシュタルは性愛や美、戦闘といった非常に幅広い概念に触れており、バビロン捕囚の際にユダヤ人達も目にしていたと考えられます。イシュタルは他の神話における類似する女神――アフロディーテ、ヴィーナス、アスタルテ――などと神話学的にはほぼ同一の神格だと考えられており、名前が判明している女神の中ではシュメル神話におけるイナンナに次いで古いものです。他の大地母神であればエジプトのイシスやギリシアのデメテル等が挙げられるでしょう。
 また、大淫婦に大地母神のイメージの源流を求める事が出来るのは直接的な記述からも見る事が出来、黙示録12章16節における

「しかし、大地は女を助け、口を開けて、竜が口から吐き出した川を飲み干した」(12:16)

 という部分からも伺う事が出来ます。
 ビーストⅥであり、バビロンの大淫婦であると前々から言われているネロは女神ヴィーナスの系譜であり、イナンナ/イシュタルの系譜の女神という事になり、まずここでネロと大淫婦と女神の繋がりを見る事が出来ます。

 ヨハネの黙示録には「大淫婦」以外にももう一人女性が描かれており、「太陽を身に纏う女」という人物が存在します。彼女は起源をエジプトの女神イシスに求められ、元々はオリエントの女神でしたがヘレニズム期になるとローマでも信仰されるようになりました。
 「太陽を身に纏う女」と「大淫婦」には対応関係が成立しており、前者が良き母であるならば後者は恐るべき母であり、大地母神の持つ二面性というのをそれぞれ反映していると考えられます。
 こういった概念は俗にユング心理学におけるグレートマザー(太母)に当て嵌めて考える事も可能ですね。同じくユング心理学におけるウロボロスの概念も当て嵌める事が出来、彼女の騎乗する赤い獣は最終的に大淫婦を食らうとされていますが、これは言わば自身で自身を食らうという解釈に落とし込む事が出来、「死と再生」「両性具有」「対立するものの合一」などを意味する原型のウロボロスに対応してきます。

 バビロンの大淫婦の容姿が描かれている部分は以下の通り

「女は紫と赤の衣を着て、金と宝石と真珠で身を飾り、忌まわしいものや、自分のみだらな行いの汚れで満ちた金の杯を手に持っていた。その額には、秘められた意味の名が記されていたが、それは「大バビロン、みだらな女たちや、地上の忌まわしい者達の母」という名である」(17:4-5)

 
イベントにて「聖杯が苦手」と発言していたネロですが、最近実装された霊衣「ヴィナスのシルク」では手に金の杯を持っているんですね。バビロンの大淫婦は起源をイシュタルに求められる上にイシュタルの系譜であるヴィナスの名を冠しているのでここでも繋がっていると考えられる訳です。
 水着ネロの宝具台詞でも「劇場は、海より来たり――」とありますが、ここは黙示録における

「わたしはまた、一匹の獣が海の中から上って来るのを見た。これには十本の角と七つの頭があった」(13-1)

 という部分に重なりますね。
 水着ネロのマテリアルのスキル説明においても「七つの冠」の欄の説明が「潮騒に煙る七つの首」、これは獣の頭の数を意味し、「地に富を築きし者たちよ、その欲望を黄金の杯に注ぐ時だ」という部分が

「地の王たちは彼女と姦淫を行い、地上の商人たちは、彼女の極度の贅沢によって富を得たからである」(18:3)

 に対応していると思われます。
スキル「富の杯」において水場でバフが入る仕様に強化が入ったのもバビロンの大淫婦が「全ての水の上に座っている」と記述されている事に起因すると考えられます。
 幕間ではネロが「あれなるは七つの丘の一角!罪の都より来たる強欲のアギト!」と発言していますが、七つの丘とは黙示録においてはローマの皇帝を指すものとされていますね。

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バベルの塔とバビロンのジックラト

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 次に触れるのは「創世記」で語られる「バベルの塔」。聖書箇所は創世記11章。
 かつて、地上の人間は全て同じ言葉で話していました。しかし人々はある日天に至る程高い塔を作ろうと画策し、塔の建築を始めます。しかし神が人間達の言葉を乱して互いに意味が分からなくなり、人々は散って行った。というのが大体の内容ですね。
 臨界繁栄都市バビロンのロゴ。ぱっと見塔のようにも見えますよね(多分気の所為)。てかアプリ版LB6のロゴの方がバベルの塔みがある気がするけども。

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 バベルという地名はバビロンに由来し、バベルの塔は新バビロニアのネブカドネザル二世の時代に建てられた「エ・テメン・アン・キ(天と地の基礎となる建物)というジックラトをモデルに持つとされています。
 これは七つの階段を持ち、それぞれが七大惑星(土星・木星・火星・太陽・金星・水星・月)に対応させられています。建物の門目は世界の四隅を象徴しています。この四とは天の数であり、バビロンでは正方形、長方形が天の仕組みの基礎を成すと解釈されていたことに起因します。
 
 バベルの塔がバビロニアのエ・テメン・アン・キに由来し、バビロンでは主神マルドゥクの他にもイナンナが祀られており、イナンナのアッカド神名はイシュタル。即ちヴィナスの起源にして大淫婦の起源でもある女神との関連も指摘できる訳です。
 FGOのシナリオ自体が創世記をなぞっているという説もあるので、創世記の説話を順番に並べるとすると

・天地創造(聖書箇所・創世記1:1)
・アダムとイヴの創造(聖書箇所・創世記2:6)
・楽園追放(聖書箇所・創世記3:1)
・カインとアベル(聖書箇所・4:1)
・ノアの洪水(聖書箇所・創世記6:1)
・バベルの塔(聖書箇所・創世記11:1)
・アブラハム(聖書箇所・創世記12:1)

 なので、六番目に来ているバベルの塔がモチーフとして関わってきても不思議では無いと思われます。ビーストⅥですし、六番目の説話ですしね。

「666」という数字 

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 ビーストⅥ、及びヨハネの黙示録を説明する中で避けては通れないのが「666」。即ち「獣の数字」です。ネロのプロフィールで「旧約聖書」ってなってるのは恐らくミスじゃないかと。
 この数字に関しては黙示録13:18節で触れられており、以下抜粋します。

「この刻印のない者はみな、物を買うことも売ることもできないようにした。その獣の名、または、その名の数字のことである。ここに、知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は六百六十六である。」

 
簡単に説明すると、この「666」という数字はカバラ等で扱われる「ゲマトリア(数秘術)」という手法によって導き出す事が出来ます。思慮のある者は、と言われるのはそういう為ですね。
 数秘術と聞くとアヴィケブロンを連想する方がいらっしゃると思いますが、アヴィケブロンはユダヤ教の神秘主義であるカバラにおいては非常に重要な人物であり、別名「ユダヤ人のプラトン」とまで呼ばれる程の哲学者でした。彼の著書である『生命の泉』には

・第一に、全ての創造物は物質的な形態と形相を持つ。
・第二に、世界は有形の物質によって構成されているが、精神界においては原始物質と聖なる存在が有するダイナミックな意志との関係が存在する。
・第一の知的世界から派生して創り上げられた存在が物質的世界であり、それは更に九つに細分化され、それらは合わせて十のセフィロトに該当する。

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 といった思想が語られています。
 数秘術の話に戻りますと、簡単に言えば文字に数字を対応させるという手法になります。
 まずネロの名をギリシア語にして「Νέρο Καίσαρα(ネロ・シーザー)」とし、更にヘブライ語にするとנרון קסר。このヘブライ語に対応する数字を当て嵌めていきます。ヘブライ語は逆から読むので

נ⇒50
ר⇒200
ו⇒6
ן⇒50
ק⇒100
ס⇒60
ר⇒200

 となり、これらの数字の合計が666になり、ネロ=666という構図が出来上がる訳です。
 都市伝説とか陰謀論界隈だと腐る程目にする数字です。面白いけどやっぱり色々とぶっ飛んでるんすよね。個人的にクババがメドゥーサってヤツがクソ程ぶっ飛んでます。

 因みにこのクババ、ヒッタイトの女神なんですけど地母神キュベレの起源なんですよね。
 Fateのメドゥーサの魔眼の名前は「キュベレイ」ですけど、オリエントの地母神の名を冠する魔眼を持つゴルゴーンvsメソポタミアの原初の地母神っていう構図がバビロニアでは作られているんですね。

ビーストⅡとビーストⅥ

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 アプリ版の第七特異点がバビロニア。アーケード版がバビロンということでまずここでメソポタミアの都市バビロンが絡んでくる訳です。
 そこで、アプリ版で登場したビーストⅡであるティアマト、そして来るであろうバビロンの大淫婦には幾らか類似する性質を持っていると考えられるので理由を垂れ流していきます。

 まずはティアマトについて。
 ティアマトは古代メソポタミア神話における原初の水神にして大地母神。シュメル神話における女神ナンムを原型としています。
 水は万象の第一要素(マテリア・プリマ)であり、創世神話の多くは水=混沌と結び付けられており、水に関わる神は始原神、根源神としての性質を帯びる事が多いです。古代インドのヴァルナ等は水神にして始原神でもあちますね。古代エジプトの女神ネイト等も同様であり、原初の水を神格化したネイトは戦いの神でありながら創世の神であるとされ、名前は「織り手」を意味します。ロードエルメロイ二世の冒険で新たに出てきた主要人物のエルゴは「水」「腕」の概念に触れる神を内包しているのでもしかしたらこの神格を取り込んでいるかも知れませんね。

 バビロニア神話の創世記である「エヌマ・エリシュ」においては英雄神マルドゥクに敗れ、その死体から天地が創造されていきます。こういった死体から世界の創造が始まるというのは神話における創世神話の共通モチーフの一つであり、北欧神話のユミルやインド神話の原人プルシャなどが類型として存在していますね。
 また、ティアマトは海の竜という姿でも描かれる事があり、英雄神が龍を討伐するという神話における類型の一つです。他の神話で言えば古代インドのヴリトラ退治、ウガリットのバアルとロタン、また旧約聖書におけるヤハウェのレヴィアタン退治にも共通する普遍的な神話です。ヨハネの黙示録ではミカエルが赤い竜(サタン)と戦う場面も描かれます。
 ティアマトはマルドゥク神の「恐ろしい風」によって討たれましたがインドラはヴァジュラの投擲を以てヴリトラを討伐しており。インドラもマルドゥクも英雄神という性質を持っていることからも奇妙な類似が見えるのが興味深いですね。
 水の神であり、ビーストⅡとして「回帰」の理を司るティアマトは子を慈しみ、時に子を呑みこもうとすらするユング心理学におけるグレート・マザー(太母)の概念にも通じてきますね。
 先程地母神に由来し、グレートマザーの概念にも共通する要素を持つバビロンの大淫婦ですが、大淫婦は黙示録17章で「多くの水に座っている大淫婦」という記述があるので、ここで水と結び付けられていることが伺えます。
 ここでも地母神的な性質でビーストⅡとビーストⅥの間に共通点が見えますね。

余談:バベルの塔と冠位

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 バビロンから転じてバベルの塔。そしてビースト案件なら冠位のサーヴァントが来ると思われますが、バベルの塔の関係者で可能性がある(と筆者が勝手に思い込んでいる)創世記の人物が一人だけ存在します。
 その名はニムロド。
 バベルの塔の建設者とされ、「我等は叛逆する」という意味を持つ人物であり、聖書における原初の英雄(狩人)とされる人物ですね。創世記10章には

「クシュにはまた、ニムロドが生まれた。ニムロドは地上で最初の勇士となった。彼は、主の御前に勇敢な狩人であり、「主の御前に勇敢な狩人ニムロドのようだ」という言い方がある。彼の王国の主な町はバベル、ウルク、アッカドであり、それらはすべてシンアルの地にあった。」(創世記10:8-10)

 と記述されており、バベル(バビロン)、ウルク、アッカドというメソポタミアの主要都市の王であったとされています。彼はダンテの「神曲」の地獄篇などにも登場しますが、一説では神に対して矢を放ち、それを打ち返されて死んだという説話もあります。
 グランドのサーヴァントの選定条件として「超克対象」が存在する事が明かされました。超克とは困難を乗り越えて打ち勝つ事を意味し、聖書内における記述を見る限りニムロドの超克対象は唯一神であるヤハウェ。天地万象を創り出した一神教における至上の神です。
 彼の王権が古代メソポタミアに及んでいたり、また最古の勇士という性質がギルガメッシュに類似していますがFate的にはジークフリードとシグルドのような関係性になってくるのかなと思います。
 旧約聖書を原典とする英霊ではモーセに次いで参戦を期待してるので是非来て欲しいですね。

 以上、妄想でした。

参考文献 

小林登志子著『古代オリエントの神々 文明の興亡と宗教の起源』中公新書 2019年
小林登志子 岡田朋子著『シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン』中公新書 2019年
矢島文夫訳『メソポタミアの神話』ちくま学芸文庫 2020年
矢島文夫訳『ギルガメシュ叙事詩』ちくま学芸文庫 2019年
杉勇 尾崎亨訳『シュメール神話集成』ちくま学芸文庫 2019年
ジャン・ボテロ著 松島英子訳『最古の宗教 古代メソポタミア』法政大学出版 2013年
カート・セリグマン著 平田寛 澤井繁男訳『魔法 その歴史と正体』平凡社ライブラリー 2021年
金光仁三郎著『ユーラシアの創世神話〔水の伝承〕』 大修館書店 2007年
篠田知和基著『世界神話入門』勉誠出版 2017年
岡田温司著『黙示録 イメージの源泉』岩波新書 2014年
新共同訳『聖書』日本聖書協会
中山茂著『西洋占星術史』講談社学術文庫 2019年
荒川紘著『龍の起源』紀伊國屋書店 2017年
箱崎総一著『カバラ ユダヤ神秘思想の系譜』青土社 2019年
学研『ユダヤ教の本 旧約聖書が告げるメシア登場の日』株式会社学習研究所 1995年
吉田敦彦著『日本神話の深層心理』大和書房 2012年
吉田敦彦著『日本神話と女神信仰』青土社 2018年
ヴェロニカ・イオンズ 酒井伝六訳『エジプト神話』青土社 2014年
河合隼雄著『ユング心理学入門』培風館 2018年


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