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#24 漸く、モートン病と診断を受けました。

モートン病、聞いた事はございますか?足趾の神経が骨の間に挟まれることにより刺激を受け、疼痛や痺れを感じる症状を起こす疾患の病名です。

「足趾の第2第3、第3第4の間、特に第3第4の間に起こりやすい」とされているそうで、私も第3第第4趾の間に疼痛を感じています。これは、その2箇所の骨の間が狭い上、第4の骨は動きが大きな事が原因と考えられているそうです。

先天的原因は足の形で、自身はその対象となる典型的なアーチの無い開帳足(=平べったく、幅広な足)です。ヒールを履き始めて数年経った20歳頃から痛みを感じ始めました。歳を重ねる事に症状は強くなり、靴選びで難を凌いできましたが、45、6歳の頃、激痛を感じるようになりました。そこでまずは近隣の整形外科を受診したり、インソール専門店を訪ねるなどしました。更に検索し、通院可能なところに、足を専門とする整形外科を見つけて受診しました。そこで、足底板(=インソール)を処方頂き作成したものを、立ち仕事中に利用するようになり、症状は落ち着きました。

日常的にも紐靴を履くことで、数年症状は落ち着いていましたが、ある時期、脱ぎ履きの楽なダンスコのプロフェッショナルを1年半ほど愛用したところ、激痛が再発し、前回インソールを処方いただいた整形外科へ駆け込みました。なんと閉院目前でしたが、滑り込みで2度目となる足底板を処方頂き、新たな足底板の使用を初めて、徐々に痛みは和らぎました。

今回は、ひと月ほど自宅でスリッパを履いた事が原因ではないか、考えています。足底板を処方頂いた際に、自宅でも使用するように指導されましたが、都度、インソールを入れ替える事は現実的で無いことから、職場のシューズに足底板を入れ、日常はビルケンのモンタナ等を、室内はビルケンのサンダルを履いています。引越し後のドタバタで、スリッパを履いておりましたが、症状発症の危険を感じ、急ぎ室内でビルケンのサンダルを履いたものの、時すでに遅し、痛みを感じるようになりました。

ここまででお分かりかと思いますが、不思議なことに、痛みは遅れて生じる事が多く、また、足趾の神経が痛み出すと、股関節にも痛みを感じるようになります。今回、足趾と股関節の痛みが1週間以上続き、かつ、痛みが強くなってきたことから、整形外科を受診しました。

タイトルに「漸く」、と付けたのは足底板を処方して頂いた医師からは、モートン病の診断はありませんでした。30代の頃、痛みが強く、対策として購入した靴の販売担当の方から、モートン病という病名を聞き、検索したところ、自身の症状にピッタリでした。繰り返しですが、これまでモートン病との診断はつきませんでした。

今回、レントゲン撮影後、医師の診察を受けたところ、日本足の外科学会発行のパンフレットを手渡して下さりながら、「これまでにも聞いていると思いますが、モートン病です」と診断くださいました。

続いて、股関節のレントゲンを見ながら、診断をしてくださいました。足趾に痛みを感じる側の股関節が痛いことから、モートン病が原因と自己判断しておりましたが、骨盤の骨が小さく、大腿骨の上部を覆えていないために、痛みを感じるそうで、診断名を教えてくださいましたが、記憶に留めませんでした。変形性股関節にはなっていないそうです。

相談の上、股関節はリハビリを受けさせて頂くことにしました。

生後、股関節のコルセットを作ったものの、装着不要となった事は聞いており、20代の頃にも痛みを感じて整形外科を受診したものの、特になし、という事でした。排卵痛が毎月ありましたが、その時にも股関節痛があったので、モートン病に加えて股関節に持病を抱えていたことを知りました。

今回、初めて受診した自宅近くの整形外科は、若い方が院長です。初診で院長に診て頂いたのですが、現代の医師、でした。

木下斉さんの造語、団塊インテリジジイに、過去の医師が多く含まれている気がしています。素人に説明しても理解できませんよね、が前提で、対応に投げやり感を感じる事が度々でした。

現代の医師の診療では、挨拶に始まり、丁寧な説明した上で、治療を選択させてくださる印象を受けています。受診して良かった、と思わせて下さり、心から感謝の念を抱きます。

数年前に歯科の受診先を変えましたが、担当医は若手です。両親(現在は母のみ)の認知症を診て頂いている神経内科の先生も、40代の方で、お二人からは今回と同じ印象を受けています。医師は若いに限る、と思うに至ると同時に、老害とならぬよう、公私とも、継続的に意識的に学びに努めよう、とつくづく思いました。






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