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たかが水やりだけど、、、

6月になりそろそろ梅雨入りですね。
正直一番苦手な季節。ジトジトと蒸し暑いし、浮腫っぽくなるし、リュウマチ患者にとっても関節がじんわりと痛み、そして癖っ毛の髪の毛はクルクルに。
春から5月にかけて絶好調だったベランダの植物も、病気になったり虫がついたり、、、、私も植物もなんか調子悪いのがこの季節。
でも、この時期にこそ大事なのが、水やり
雨も降っているし、外に出て植物を見回る足も遠のいて、、、
そうこうしているうちに夏の収穫を目前にせっかく育てていた植物を枯らしてしまうという方も多いので6月を乗り越えることが大事!!
ただ、水やりって、、ただ水をやればいいんでしょ、、?
と思っている方は、この季節に正しい水やりの仕方を覚えておくと、これからの植物の育ち具合がぐ〜んと変わっていくのです。

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水やりの道具はジョウロに限らず。

水やりってとりあえず、ジョウロがあれば良いのでしょう?
って感じですが、このジョウロ、、、、ベランダに水道栓がない場合には、家の中の水道から汲んで部屋を通ってベランダまで持っていくことになります。いっぺんに水を運びたい気持ちは山々ですが、あまり大きなジョウロだと、結構な重さになります。なので自分が持てる大きさのものを用意した方が良いでしょう。
ちなみに、我が家のジョウロは4リットル。
水を入れて運ぶにはこれ以上の容量になると傾けて水やりしようとすると最初は重さで勢いがつき過ぎてしまい、ドロはねや根を痛めてしまうので。
そして、毎日の水やりで大事なことはジョウロについている「ハス口」をとって細い口で静かに水やりをすることです。その理由はまた後ほど。
「ハス口」をとるだったら?? そう、例えば、ジョウロでなくてもペットボトルを使っての水やりでも良いわけです。要するに、自分が手に持ちやすく、傾けた時にも静かに水を注ぐことができるものであれば代用品でも良いわけです。

ちょっと待って。あなたの水やり間違っているかも!?

さて、よく園芸の中では「水やり3年」と言われてまして、水の与え方次第で植物の生育を左右するくらい実はとても奥深く、大切とされています。

植物への水やりは、ただの水分補給だと思い、自分が喉が渇いた時にお茶を飲むかのように、1日に何度も水をあげたり、時間もまちまちだったり、気分であげたりあげなかったりしていませんか?
実は、植物を枯らす一番の理由がこの水やりにあるのです。

植物は根から水とともに酸素も取り込んで呼吸をしています。水やりをすることで、酸素を含んだ水を供給しているほか、土の中の古い空気を押し出し、新しい空気へ入れ替え作業をしているのです。
これからの夏の高温時は、根からの呼吸が激しいうえ、水中に溶けている酸素の量も少ないので、水浸し状態では酸素欠乏になって根腐れが発生しやすくなります。
要するに、お風呂にずっと浸かっていて、指がシワシワになっちゃうアレ。
なのでよく本に書いてあるように「土が乾いてからたっぷりと水をあげる」ということがここで大切なってきます。
また夏は、土だけでなく株全体の温度を下げたり、肥料を水をあげることにより溶かして行き渡らせるという大事な働きもしてくれます。
なので、「水やりは植物にあげるのではなく、土にあげる」ことが大切。
葉っぱにかけてもほとんど土には行き渡ることはなく、むしろ、土をめがけて、葉や茎の隙間から土にたっぷりとあげることが大切です。
水やりの基本は「一度にたっぷりと、早朝に与える」ことです。
「一度にたっぷりと」は、鉢の下から流れ出てくるのを確かめるまでたっぷりと。
もし、頑張れたら、これを2回、3回と
。そうすることにより、土の中に新しい「空気(酸素)」を取り入れることができるようになります。

早起きガーデニングクラブが理想。

では、「早朝」っていつ?となりますが、太陽が上がってきたらできる限り早く。

夏の気温の高い日中の水やりは、根が蒸れて植物が弱ってしまう危険性があります。また葉にかかった水滴がレンズ代わりになり日光を集めると、葉が焼けてしまうこともあります。そのため日中の水やりはできるだけ避けて、早朝まだ涼しいうちにたっぷりと与えるようにします。
そうすることにより、午前中にしっかりと水と酸素を吸い込み、太陽の日差しが強くなってくる日中に光合成を行い、夜に植物は成長するのです
これが植物の理想的なライフスタイルなのです。
まるで、規則正しい夏休みを送った子供のよう!!
ただし、どうしても、朝はとても時間がないの。植物よりも旦那と子供に朝ご飯食べさせるので精一杯、という方は、夜型スタイルで、夜に水やりをしても。
夜にあげるパターンなら、今日は夜、明日は朝とするよりは、水やりを夜と決めて植物の生活リズムを崩さないようにすることも大切。ご主人様の意向によってリズムを乱されるとやっぱり植物だってストレスを感じるのです。
でも寒い冬は、夜のうちにあげると土の中の水が凍ってかえって根を痛めてしまうので気温の高い夏限定で。

植物の成長と水やりとの微妙な関係。

使っている土や鉢の種類(素材)や大きさによっても土の乾き具合は異なります。
なので同じ場所に幾つかの鉢が置いてあったとしても、本来は、それぞれの鉢によって水やりの回数が変わってくるのです。
土が乾き始めると、根は水を求めて伸びていきます。下の方に水がまだあるぞ!と思ったら、手を伸ばすように根が伸びていきます。そのため、乾湿のメリハリをつけた水やりを行うことでより根をよく張らすことができます。
乾いたところで根が成長するのでこの「乾いた状態」を一時的にでもすることがとっても大切。乾いた状態は、酸素があります。なので呼吸もできるわけです。
庭植えの植物の場合は、植えつけた後、4、5日は水やりを植えた植物の周りを円を描くようにたっぷりと与えます。ただし根がしっかり活着すれば、水やりはほとんど不要になります。少し日照りが続くときだけたっぷりと水を与えます。
鉢植えでも庭植えでも植物は、少量の水をちょろっと頻繁に与えていると、根が深く伸びていかずに浅く張るので、少しの乾燥でもしおれやすくなります。さらに、湿った表土にふたをされた状態では、土中の空気も入れ替わらず、呼吸困難になり安くなります。なので、あげる時にはたっぷりと下の鉢穴から流れ出るまであげることが大切になってくるのです。
ちなみに、素焼きの鉢や自然素材のカゴや、ハンギングの鉢は乾きやすく、プラスチックなどの鉢は乾きにくいので、水やりを頻繁にする時間がない方は、乾きにくい素材のプラスチック鉢を選ぶと良いでしょう。また小さな鉢よりも大きめの深さのある鉢の方が水をあげる回数が減るので水やりも自分が負担のないようにすると良いでしょう。

葉水効果もあるよ。 暑い日の夕方シャワーでさっぱり。

夏、外から家に帰ってきたら、この汗で張り付いたシャツを脱ぎ去ってシャワー浴びたくなりますよね。シャワー浴びて冷え冷えのビールが楽しみな夏!!
って思ってこの時期を過ごすのです。(人参がないと前へ進めないタイプ)

水やりには植物の根もとに水を与える以外にも、葉に水をかける「葉水(はみず)」という方法があります。
ジョウロを使う場合に、ハス口部分を外してと書きましたが、この葉水をする時には、このハス口を利用して。
花が咲いている場合には花に水がかかるとシミができてしまうこともあるので、花にはかけないように気をつけましょう。
この葉水は葉からの蒸散作用を抑制して株全体の水分バランスを保ったり、葉の表面から光合成や呼吸の妨げになるホコリや汚れを取り除き、朝夕の涼しい時間帯に活動するハダニなどの害虫を予防する効果もあります。
私は、こういった散水機を利用しています。結構細かい霧状の水が出るし、ある程度の要領もあるので楽。
真夏の間は、朝はたっぷりとジョウロで水。夕方さらっとこの散水機で水やりをしています。
夕方に散水することによって地面の温度も下げることができるし、
これは是非、やっていただきたい。
冷蔵庫にビールが冷えていることを確認してから!!

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道具もいろいろ工夫して、自分が使いやすいジョウロや散水機などを利用すると良いでしょう。
最近購入したちょっとおしゃれなジョウロ。
室内の観葉植物などはこちらで。
インテリアにもなるから、見た目も大事(笑)

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あとこちらの噴霧器もとっても細かい霧状なので、室内の苔植物などはこちらで。
これ、コロナ対策の室内殺菌にも最近は重宝されヒットしているそうです。
水やりは毎日のことだから、植物にも自分にもストレスのない道具を手に入れることも大事ですね!!

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園芸家。レモン研究家。家庭園芸、園芸療法を通じて年齢に関係なく楽しめる植物育て、庭づくりを提案し続けて20数年。人と植物と自然をつなげるファシリテーターになれたらと思いつつ、日々人と自然を観察中。 https://www.juliniwa.com