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同じ昭和生まれだけど…

TBS系金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」観てますか?わたしとドンちゃんは毎週「あぁ、アレアレ、そんなのあったね」とか「これはさすがに見たことないな」とか、時に爆笑しながら楽しく観ています(^^)/
主演の阿部サダヲさん扮する「昭和10年生まれの小川市郎さん」が、昭和61年(1986年)と令和6年(2024年)を行き来する中で、様々なハプニングが巻き起こっちゃうドラマ。喫煙シーンなどでいちいち出る注釈テロップにも笑ってしまう…

小川市郎さんは、まさにわたしとドンちゃんの父親と同世代、そして市郎さんの娘の純子ちゃんはわたしたちと同世代。同じ昭和生まれなんだけどね、育つ環境が全く違うので、年号で括られるのには少し抵抗があったりもします。ドラマの小川市郎さんは50代のまま令和にスリップしちゃうけど、周囲の助けもあって、すぐにスマホ使えるし、ラインもできたりするのよね…わたしたちの親世代はあんなふうに令和のデジタル機器を使いこなすのは無理だわ…(;^_^A

明治生まれの厳格な親のもと、地方の山間地域に生まれ、戦争中でモノがない時代に、典型的な家父長制の家族の中で育ったのが、わたしの父です。情報が限られ、大人の言うことは絶対!という時代だから…「大人になって自分で稼ぐようになったらオレは好きなことを自由にやれる!」って思いながら大きくなったんだろうなと想像します。

現に父は、家庭を持ち小さな3人の子供がいても、ボーナスが支給されると、母にはなんの相談もなく自分の趣味の道具や書籍にお金を費やしていたと聞いたことがあります…

価値観も世の中の当たり前が絶対。わたしは三姉妹の長女、ドンちゃんは末っ子長男…二人とも「就職は地元で!」と言われていました…要は「長男長女が家を継ぐのが当たり前という考え方」。サラリーマン核家族なのに「何を継ぐの?」と思ってたわたし…大学卒業する頃、小さな地方都市で就職といえば「公務員」「教員」「地方銀行」などかなり選択肢が少なく情報もない中、正直とまどいました。

そうそう家を建てたら「神棚」必須!っていうのもあるわ…神道の家柄でもないのに「なんで神棚?」っていつも思ってたよ。普段のお供えはしないのに大晦日だけは張りきって大げさに掃除始めたり…意味不明。ちなみに前に住んでいた二世帯住宅…1階に立派な「神棚」ありました(;^_^A

そういう親世代の価値観の中で育ったわたし…わたしは何か「呪縛」みたいなものを感じていました。「こうじゃなきゃダメ」「こうするベキ」「これが当たり前」のようなもの…「何を言っても親の考えは変わらない」って諦めて距離を置くことしかできなくて、その呪縛が自分の中心にずぅーっと存在し、結局自分自身でそれを解くことができないまま歳をとっちゃったのかなと今では思います。

そして、親が80代に入ると様々なことが起きます。健康面はもちろんだけど、各種手続きや生活の中で手助けが必要なことが増えてきます。ここ20年、世の中が急激に変化したから、戦前生まれの高齢者には理解できないことばかりで大変なんだけどね…

固定電話…電話が鳴れば走って電話に出ようとする…
玄関の呼び鈴…鳴れば確認もせずに出て、鍵もあけてしまう…
年賀状…自分では作成できないのにやめようとしない…
モノを捨てない…居住スペースがどんどん狭くなる…
金庫に何でも入れる…金庫の処分誰がするんだろう?

あげればキリがないんだけど…全部わたしたちが考えて対処することになる…黙って実行できれば事は簡単だけど、本人たちに説明が必要だし、説明しても理解してもらえず…最後には不機嫌になる始末…。

ここ7~8年はそんなこんなに時間と労力を使い、ストレスもたまりました。でもドンちゃんと一緒に、周りのいろんな人の力を借りてなんとか乗り切ってきました。

現在…義父は数年前に施設に入所…実父も一昨年に入所…義母は4年前に亡くなり、実母は実家に一人暮らし…
ここに至るまで本当にいろいろなことがありました。そして、これからもドンちゃんと二人で相談しながら、周りの助けももらいながらやっていきます。

わたし自身、そういう親世代を見て思ったのは「自分のこれからのことは全部自分で段取りして決めておかないとダメなのよ」ということ。「断捨離」や「投資」はそういうことを含めて、自分なりに考えた中で始まったことです。

noteを始めたのも、こういう様々なこと整理して記録しておきたいっていう気持ちが強くなったからなんだろうなと自己分析しています。

いつもより長くて重たい内容になってしまいました。これから【親】項目の内容は少し重たくなると思うのですが、自分の今までの記憶を整理する意味で書いていきます。
次は楽しいことを書きますね★

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