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田舎に移住して幸せだと思った10のこと〜その1〜

10月に越してきてから、もう3ヶ月半が経った。
毎日があっという間で、ゆっくりする暇もない。
保育と介護のパート、合間に陶器の仕事して、子育て猫育て畑して…もう二、三体私欲しい。気持ち悪いけど。

けれども、『この土地に移住してきて、本当に良かった』と毎日のごとく思える幸せな日々を送っている。
優しく親切な土地の方々、古くからの友人知人に家族、そして仕事関係の方々に心から感謝である。
何度でも言うが誰かが欠けていたら、きっと私はこの場所に辿り着いていなかった。

10個以上ありそうだが、思いつく片っ端から幸せだと思える事をおもむろに綴っていく。

1. 美味しすぎる無限野菜

ここに引っ越して来た二日目、隣の市で農業を始めた知り合いの奥様が、雑草ボーボーの庭に、畑をこしらえに来てくれた。
雑草を刈り上げ、要らない枝を根こそぎ切り倒し、耕運機で土を掘り起こしてくれたのだ。

この素晴らしきパワフルガールは、私と同い年であり、わんぱく坊ちゃんズの偉大なる母である。
(ちなみに、彼女は高校生時代、某県一人気のヤマンバギャルだったらしい。)
牛のフンやら大量の野菜の種、苗なども持って来てくれた。
ここまでしてくれる彼女の、見返りのいらない無償の優しさには胸が熱くなり、涙が溢れそうなくらいだった。

まだ畝立てしていない出来立て宝畑
30cmくらい掘ってゴロゴロ石を撤去。
なぜか谷に植えたブロッコリー
地中から出てきたアンティーク(?)ビー玉


できた!種蒔き前

こうしてできた私の大切な宝畑(たからばた)からは、大根や春菊、蕪やネギが採れる。
しかし植えた次期が少々遅かったようで、ご近所の方々が腕ほどの大根を担いで歩く中、私はこちらを収穫した。

全長20cm(葉を含む)

ちょん。である。
とってもかわいい小根。
小さいからと侮る事なかれ。野菜は、煙が出るほど熱く熱した鉄フライパンで、水気が出ないようにジャッと油炒めし塩だけを振ったごくシンプルな食べ方が一番好きなのだが、この大根!
ホロっと甘く、なんとも旨みが強い…!!
一口食べて感激!
美味しすぎたので、全部我が子にあげてしまった。もちろん秒でたいらげる子。よかったね…!

こうして、『作ってもらった自分の畑』で採れたものはとってもうまい。うまいが、人からいただく農作物はもっとうまい。
私の家には至る所から野菜の寄付があり、ある時には大根8本、白菜6玉を抱え込んでいた。
それでもまだ『大根持っとる?いる?』と聞いてくれる方がいらっしゃるのだから有難い事この上ない。皆移住者にとても優しいのだ。

掘り立ての大根は皮ごと食べれる。これもこちらに来て初めて知った。皮ごと千切りサラダ、皮ごと大根の煮物、煮崩れないから面取りする必要なし、皮の歯触りも全く気にならない。
卵焼きに大根おろし、唐揚げに大根おろし、秋刀魚にもちろん大根おろし、チヂミ作って大根おろし、天ぷらあげて大根おろし、味噌汁にいれてみぞれ汁!本当に最高な大根おろし生活。
何よりも一番美味しい大根の食べ方は、なんといっても大根もちだ。
これは本当に美味しすぎて、大根なくなるぅーもうあと2回分しか大根もちできないよーって独りわびしく呟き嘆くほど。

大根もち
[材料]
・大根一本(すりおろし水気を切ったもの)
・片栗粉大さじ4
・塩ひとつまみ きび砂糖少々
熱したフライパンに材料すべてを混ぜ合わせたものをスプーンで取り、多めの胡麻油で焼き揚げする。醤油かける。

私も人から教えて頂いたレシピだが、ぜひ食べてみて頂きたい。

お寺の和尚さん作のいぶりがっこ

10綴り終わる前に、もはや長文となってしまったので、また後日、続きを書こうと思う。

お寺の和尚さんのことも、熱くなってしまうのでまた後日。

その2はこちら▼

野菜が一番に出てくるなんて食い意地が張っている証拠ですね!
長い文を読んでいただきありがとうございます❋

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