教材をコロコロ変えると起こること
先日こんなツイートをしました。
今回はこれに関してちょっと深堀りしていきますね。
教材は基本的にはやり切ることが大切
ツイートの通り、いろいろな参考書に手を出さずに1冊をやり切ることが基本です。
英語長文や国語の読解問題なんかはいろいろな問題に触れることが大切なのですが…
これらのような「数をこなすべきテキスト」は実は少なく、ほとんどは「1冊をやり込むテキスト」なんですよ。
でもそのことに気づかず、参考書をコロコロ変えてしまう人もいるんですよね。
頻繁に教材を変えると起こること
では、コロコロと教材を変えると何が起こるのでしょうか?
わたしが危惧しているのはこんなことです。
●本当にやるべき教材を見誤る
●やりたくない教材・やりにくい教材を排除してしまう
●同じ範囲ばかりやってしまってなかなか進まない
塾や予備校、学校などの先生が教材を頻繁に変えるように指示するとは考えづらいです。
どんな先生も、基本的には「一つの教材をやり切る方がいい」と知っているからです。
そう、必要以上に変えてしまうというのは生徒本人の意志、または親の指示であることが多いんです。
私が頻繁にブログでも書いているのですが、教材選定を個人でやるということはとても難しい事です。
これからの勉強の方向性を決める大切な部分なので、ここはぜひプロに頼んでほしいところ。
そして生徒本人が思う、「この教材イマイチ!」って言うのは、単に進めやすいかどうかで判断していることが多いです。
《進めやすい=自分のレベルでも解ける》
という認識であることが多く、自分の進めやすい問題集ばかりやるのは成長に繋がりません。
そしてこういう人は完璧主義だったりすることが多い。
新しいテキストを買ったら初めのページから。
またテキストを手に入れたら初めのページから。
こんな風に一向に進まない場合も多いんです。
(これは私の指導経験から導いた傾向です。笑
全員がそうという訳ではありませんのであしからず…)
やりづらい事は自分に必要なことだったりする
もちろん途中で目標が変わったり、学力が上がれば戦略的に教材を変えていくことは重要です。
しかし、「なんかやりづらい」みたいな理由でいろんな教材に手を付けていくと大変なことになります。
レベルが違いすぎたり、志望校レベルよりもさらにハイレベルなテキストに手を付けようとするのはもちろんNG。
でも、「やりにくいな」って思うテキストを我慢して進めることで、一回りも二回りも成長できることもありますよ。
いずれにせよ、テキスト選びはプロに相談をしていただきたい。
志望校合格まで引っ張り上げてくれるテキストを選ぶことさえできれば、後はひたすら信じてやり続けるだけです。
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