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塾のオンライン授業について思うこと


前回の記事はこちらです↓


前回の記事でも書きましたが、普通の塾がオンライン授業を始めるケースが増えています。

「全く授業をしないよりも、やった方が良い!」って言うのはもちろん分かります。

他人に監視されていないと、全く勉強をしない子も一定数いますし。


でもやっぱり、オンライン家庭教師や映像授業の予備校にクオリティは劣ってしまいます。



上司や同業者の方からしたら、私は反逆者のようだと思いますが…

一講師として思っていることを書かせていただきますね。




個別指導塾はオンライン授業導入で手探り状態


私の働いている個別指導塾でもオンライン授業が開始されました。

でもオンライン指導に慣れている先生なんて一人もいません。

みんな手探りの状態で授業をしています。


そしてオンライン授業という性質上、今までのようにとなりにぴったりついて、手取り足取り教えることも難しくなりました。

これはどの個別指導塾も同じだと思います。


今までのやり方が通用しない以上、授業の方針を変えていかないといけません。



そして多くの個別指導塾では、講師1人が生徒2人を同時に指導をします。

オンライン授業になってもこの形式は崩すわけにはいきません。


オンライン授業に慣れていない状況で1:2で指導するのは、結構大変です。

生徒の方もアプリの操作に慣れていませんし…

授業がストップしてしまったり、もたもたしてしまうこともよくあります。



集団塾・予備校なら一定の授業クオリティは保たれる?


一方で集団塾や予備校のような形式では、対面とオンラインでの授業クオリティはあまり変らないと推測します。

もともと講師からの一方通行の授業ですから。


集団塾の先生からは、

「オンライン授業で困ることといえば、生徒の表情が見えないことくらい」

との声をよく聞きますね。




生徒の授業中の態度については考えたくない


オンラインで授業をしていると、生徒がサボっていても気づきづらいんですよね。

webカメラで顔まで写してくれればいいですが、なんせまだ手探り状態。

そして塾のオンライン授業はこの緊急事態を凌ぐための策なので、生徒側のカメラを増設してもらう訳にもいきません。

(うちの塾では手元だけカメラで写してもらってます。)


なので画面の外で遊んでようが、離席していようが、つまらなそうな顔をしていようが、講師側は気づきづらいんです。

反応が見えないって言うのはとても恐ろしいです…。



今の塾、継続するべき?


そんなわけで、講師側も生徒側も授業にやりにくさを感じています。

「なんか授業分かりにくいし、今まで通り月謝を払うのはなぁ…」

って人も当然出てくることでしょう。


だったらしっかりオンライン授業に特化したサービスや、格安の授業動画見放題サービスに乗り換えてしまおうかって人も出てきますよね。



次回はこの事を掘り下げてお話していきます。



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