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神 ・悪魔・太陽・ピストル ジョジョの奇妙な冒険第5部 「DIOとジョルノ」考察本編・第二章


こんばんは刹那です。今日から晴れて15歳、少しでもジョルノに近づけるよう組長を目指します(すいません)。一応第二章になってますが、第一章との繋がりはありません。さておきジョルノ第5部の大きな二つの設定についての考察をします。公式だと5部のタイトルは「ズバリ運命」となっていますが、今回は人物に焦点を当てて考えていきます。
(結構分量あるので難しい参考書に挑む時間感覚でお願いします。後ろの方がハードかもしれません。)

DIOの後悔(弱さ・強さ)と息子

曖昧なな部分が多い5部の中でかなり明確にされている(と思われる)設定が多くあります。キャラクターを比較することで分かりやすく違いが分かると思いますので、ここでは
ジョルノとDIOを比較します。

DIO
・吸血鬼
・スタンド「ザ・ワールド」
・ラッシュ「無駄無駄無駄」
・名前はイタリアでの「神」
・トップに立つカリスマ的「リーダー」

ジョルノ・ジョバァーナ
・人間
・スタンド「ゴールドエクスペリエンス」
・ラッシュ「無駄無駄無駄」
・名前はイタリア語での「太陽」
・チームを陰で押し上げる実質的なリーダー

比較するとDIOとジョルノは父と子という関係でありながら、実際の立ち位置や性格は対比とも言えるような関係です。皆さんはDIOとジョルノの具体的な違いが分かりますか?分からない違いは 「現実」「概念」 に着目してみると分かるかもしれません。もっと深く知るには「存在」「実感」を知っておくといいです。

名前

  分かりやすいのは「神」と「太陽」です。神は物質ではない「概念」、太陽は存在します。(詳しい解説は次)


肉体

DIOが克服したのは「死」です。それに対してジョルノの克服するものは「運命」(他)。
死は「現実的」で、運命は「概念」です。
DIOの目的は「死」そのものに対するのに対し、ジョルノは「目的」とその「死」です。
ジョルノは生命を顧みない行動が多くありました。

余談です。
死を克服するために死んだDIO。
目的を克服して生きたジョルノの違いはなんなのでしょうか。
それは「運命」でしょう。あまり詳しくは出来ませんが、ジョルノは現実「死」の先にある「運命」概念を見据えていたからだと思います。これは5部の大きなテーマなのだったのでしょう。

ラッシュ

同じく)無駄無駄(ラッシュ。この違いに気づくには、最初から違うと認識していなければ難しいでしょう。
DIOの無駄は相手の行動に対しての「無駄」なのに対し、ジョルノ「運命」対する無駄、そして自分の行動、相手も行動です。

まずジョルノは感情任せ、無駄だと思われてしまう行動を多くします。しかしそれは結果的にに最も無駄がないということが、多くのシーンで感じられます(いつか考察したい)。
そしてチョコラータ戦では、チョコラータに「お前が勝てる訳ない」「自分の行動を顧みなろ」的なセリフを放っています(見抜けない人が多い感じ」)。つまりその後の無駄無駄ラッシュは相手の全ての行動が、運命によって決まっているんので、どこまで小細工を仕様が無駄だという事です。ジョルノも作戦を考えていますが、「先に運命」です。
DIOは行動で運命を変えようと試みたようですが、ジョルノは先に運命がありました。
これは先ほどに書いたように、ジョジョ5部における大きなテーマの一つです。

リーダー

DIOはトップ、「世界」のトップすら目指します。そしてチームのそれぞれには強さがあり、それの応じた配置をします。しかし戦闘はチームそれぞれが自分で行います。

ジョルノのチームではブチャラティがリーダーです。ジョルノは「ギャングスター」を目指します。チームにこれといった配分は無く、それぞれの場所で必要な能力を駆使した戦闘が行われます。

分かりやすいのは目指す所の違いです。
DIOが目指す「世界のトップ」は具体的なトップ、何におけるトップかが分かりません。また「世界のトップ」には権力が伴わないので、つまりより概念的です。
ジョルノが目指す「ギャングスター」はギャングのトップ。どの組織か分かりませんがギャングのトップのと明確です。そしてそこに権力が伴うのでより現実的です。

面白いのは、手段の違いです。上で挙げたチームの特徴のように、DIOはチームでのトップ、ジョルノはブチャラティがトップ。DIOは直接的な権力を持ち、ジョルノは持ちません。
つまりは目標と逆です、目標のために矛盾した行動を取っているのです。

そして配置をする、チーム1人1人に干渉しないのがDIO、チーム1人1人を活用して成長させるのがジョルノです。権力がありながら干渉しないDIO、権力が無いのに干渉するのがジョルノです。なんとも不思議です。

そんな接し方は目標の違いからくるのかもしれません。
DIOの「世界のトップ」は先ほどの書いたように権力は伴いません、つまりは個人主義、仲間を必要としないのです。ジョルノはギャングスター仲間が必要で1人では成り立ちません。

余談です。
さらに目標や接し方は性格から来ます。これらの性格はスタンドに反映されています。
「ザ・ワールド」止まった時間の中を「1人だけ」が動ける。
「ゴールドエクスペリエンス(初期)」
生命を与えて「生命に」目標に向かって行動をさせる(チーム)動かす(さらに攻撃を跳ね返す(これに関しては次の考察で))。(因果応報?)
こちらは個人的、DIOに似ています。
「ゴールドエクスペリエンス(メローネ後)」
有機物から生命を作る。これでチームなどの傷を回復、よりチーム的に(変化している)。

ゴールドエクスペリエンスレクイエムの考察はいつかしたいです。

スタンド

能力からの考察します。
DIOのスタンドは時を止める能力、これはDIOが「死」を克服することを表していると言えます。つまり流れを止めているという事。
ジョルノのスタンドは生命を生み出す能力、これはジョルノが「成長」に重きを置いていることを表していると言えます。つまり流れを作るという事。
分かりやすい違いと言えるでしょう。

名前から考察もします。
「ザ・ワールド」の the 「その」に近い意味で相手が次の言葉を知っている時に使いますね。皆さんは世界をご存知ですね?しかし「世界」は現実なのでしょうか?概念とも考えられませんか?「神のようだ」「太陽のようだ」とは言います。しかし「世界のようだ」とは言いません。つまり世界は「存在」しますが「実感」がないのです。ややこしいのですが「世界は」「現実の(に対する)概念」のです。なので「the」は現実を強調するためあります。そして「the」は「概念」(存在しない)です。

「ゴールドエクスペリエンス」のゴールドは存在します。そして「経験」も「ワールド」と同じく「経験のようだ」とは言いません、つまり「実感がない」。しかしあなたも経験するように、経験は「存在します」。つまり「ワールド」と同じ「現実の(に対する概念」。しかしゴールドエクスペリエンスの「ゴールド」は「the」と違い、「存在」ではなく「実感」を強調します。皆さんの前に「体験」ある訳ではないのに、なんとなく「黄金のような体験」の実感はあります。

まとめると、「前にあるはずなのに分からない」「ザ・ワールド」、「前にないはずなのに分かる」「ゴールドエクスペリエンス」。

さらにこれらは「スタンド能力」そのものでもあるということです。
「ザ・ワールド」は「時間を止める能力」です。時間は私達の前にある(存在する)筈なのに「時を止めた瞬間」を私たちは分かりません。
「ゴールドエクスペリエンス」は「生命を生み出す能力」です。生命は我々のような細胞、細胞の集合体です。しかし生命は細胞のことを言っていません。つまり生命は存在しない(目の前にない)筈です。ジョルノを能力を分解すると「無機物を有機物に変える能力」。その境界線はどこなのか、どこからが生命だと「感じる」のか。そう私たちは生命が分かるのです。


さらにスタンドは人格?そう全てが繋がっているのです。脈略がないように、勢いな漫画とはもう言えないでしょう。
ここまでの作り込みは恐怖だとしか思いません。荒木先生は恐ろしい。ここまで形に出来るのは....3部の時点からできていたのか。考えてみるのもいいかもしれません。

最後まで見ていただきありがとうございます。
長時間に渡って書いたので、おそらくとことどころ誤字や脈略通っていません。文章全体に統一性がない...。ここを書く頃には深夜です。明日は学校....もういいや。
まだ全て考察できたという訳ではないので(ところどころ宣伝を散りばめました)これからも乞うご期待ッ!してくれると嬉しいです。
それでは!
             


       ▫️to be continued ▶︎

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