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埼玉入試と映画と

みなさま、ごきげんよう。キョウコ先生です。

さて、埼玉入試が始まって蓋を開けてみたら開智中学の入試問題で「これが出るかもしれないと生徒さんと話していたものがでたりして、驚きました。

初日の開智先端1では「日日是好日」という作品がでましたね。

開智の学校説明会で「茶道の話」というヒントが出たそうで親御さんに何が出るかと相談を受けた時に、茶道のある程度の所作がわかり、1年間の流れがわかり、かつ「入試に出るような主人公の心の葛藤が描かれている」ということであればこれかなというイメージがありました。

また説明会の時期も時期ですし、一冊本を読むより映画で見ておいた方がいいのではという考えもあって、本の方ではなく映画を見るようにお勧めしました。

これ、お話自体は受験生たちも共感して読めるでしょうけれど、茶道が絡むことで用語が専門的になったり、茶道の形式に準えて話が進んだりしますから、そこが怖いところですよね。以前も華道の話を生徒と読み、「剣山知ってる?知らない?あ、そう・・・えーっとね、剣山と言うのはね・・・」とストーリーとは別の説明をたくさんしなければならない状況があったりしたので、日本文化を知るということを積極的に行ってほしいなと思います。

今は日本人の生活が西洋型になっているから、ディースニープリンセスは知っていてもコノハナサクヤヒメは知らないとかね、そういうことがたくさんあるんです。しかし文章はそういうことについて書かれているわけですから知らないでは済まされない・・・。

親御さんも意外と日本文化について知らないということもありますから、こういう映像資料は必要です。ぜひ見ておいていただきたいです。私はNetflixで見ましたが、他の方法でも見られると思いますのでぜひご覧ください。

また、こちらも入試に出たものです。

こちらも埼玉ではありませんが入試に出た作品です。料理のこと(高野豆腐が出ますよ!知ってる?)も江戸時代のこともあまり知らないのであれば見ておいた方がいいと思います。見てくれた生徒さんは感動して涙が出た方もいますよ。いい話だと思います。

また、漫画原作ですがこれも結構文化を知る上でいいなと思ったのはこちら

こちらは舞妓さんの修行にきた少女たちの栄光と挫折、そして新しい道として「賄いさん」という職業を選ぶ主人公の姿を通して京都の舞妓さん周りの文化を理解できます。これはドラマですが一話40分くらいなので、時間のある時に少しずつ見てほしいですね。

普段の生活では経験しないこと、知らないことをこの映画たちから沢山知ることができます。

こういう学習は学習塾のカリキュラムでは「おうちでやっておきなさい」と言われちゃう部分ですから、ちゃんとやっておきましょう。

「こんなの出るかわかんないのに、やるべき?」という方はもちろんやらなくていいし、知らなくていいと思います。それが本当に必要になる時にまたここへ戻ってきてくれて構いません。

いつでも人間は学べるし、気になることがあるときは私の話も耳に入らないでしょう。

でもここに出ている作品の3分の2は入試に実際に出ているということも最後に付け加えておきます。

無駄なことなんて、あるのかな?

次回へ続きます。

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