見出し画像

伸びる子供、伸びない子供

ごきげんよう。キョウコ先生です。

今日は昨年募集した生徒さんにした授業の中で本当に今のお子さんたちに必要だなと思ったことを書きます。

まず成績が上がるかどうかに関していうと、どういう状態であっても「自分が学習したい」ということを優先したお子さんは伸びに伸びました。

授業の中では、いわゆる受験勉強ではなく雑談を多くしたり、自分の作った工作を披露してくれたり、読んで楽しかったアニメや漫画のあらすじを流れるように話してくれたり。自分は今こう言うことに興味があるとか、将来はこうなりたいなどの話題も多く飛び出します。

私の作ったお菓子ポーチの作り方を聞いて自分で作ってみたりと自分で何かをやってみようと思い行動するお子さんは非常によく伸びました。

こちらがお菓子ポーチ


こちらもお菓子ポーチ

親御さんから見るとそれが「真面目にやっているのかわからない」という印象を持ちがちですが、脳には「受験勉強と他の学習を分けて考える機能」はついていないのです。ですから興味のあることに爆発的に取り組んでそれを人に説明できるという能力はものすごい力であり、大人から見ると無駄に見る雑談であったとしても複雑で高度な力を育てていることになるのです。

こういう身体性のある学習は座学よりお子さんの能力を爆発的に伸ばします。

このような性質のあるお子さんは自分から意味を調べたり、工夫してノートを作ったりします。

また、必要があればカリキュラムにとらわれず、速度を落として一問一問じっくり解説を聞き、何度もやり直しをしてもそれに耐えられます。

それが今の自分に一番必要で、一番やりたいことだとわかっているからです。

Want toで動く。自ら動く。

大人のお膳立てがいらないお子さんになるように各ご家庭でも少し意識して受験勉強の仕方を考えみるとよろしいかと思います。

いつも申し上げている通り成績や偏差値というのはお子さんの能力の全体を図るものではないですし、一回性なので連続していません。昔の成績が良くて今が下がったからうちの子の脳みそがアホになったんやという物言いは非常に非科学的です。

その世界から抜け出し、大手の塾の進路指導をうまく使いこなせるようなマインドを手に入れて中学受験ライフをうまく乗り切ってください。中学受験の情報はもちろん大手の学習塾さんの方が量が豊富ですから、情報収集のツールの一つとして冷静に情報集めができるように親御さんも情報と情動(感情)を切り離して進路指導を受けられますよう今から申し上げておきます。

私も今レギュラーの生徒さんの継続をする方のスケジュールを調整していますが、大手の授業なしで私の指導だけで受験を考えているお家も複数存在しています。私の授業の方法をよくご理解いただいているので私もお引き受けしました。

レギュラーの生徒さんのスケジュールを調整したら、新規の生徒さんのお申し込みをゆるゆると進めていこうと思います。

せっかく受験するのですから、これからの人生に役にたつ一生モノの学習をご提案したいと考えています。

ではまた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?