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さらっとショパンの話

週末にピアノのサロンコンサートに行きました。
久しぶりに生演奏を聞けて至福でした✨

有名曲ばかりを弾いてくださったのですが、中には私が大好きなショパンのバラード1番も。

ほんといい曲だな~♪
けど難しいな~♪
いつか弾きたいな~♪

と思いながら聞きました。



その前日、たまたまテレビをつけたらBSで
「フジコ・ヘミング ショパンの面影を探して 〜スペイン・マヨルカ島への旅〜」

というドキュメンタリー番組が再放送されていて、後半の30分くらい見ました。

ショパンは病気になってからその療養のため、恋人のジョルジュ・サンドとマヨルカ島で数カ月過ごした時期があるそうです。

この時にはショパンはすでに病気(肺結核と言われている)を患っていたわけですが、冬のマヨルカの悪天候も影響してだいぶ病状が悪化していたそうです。
テレビでは地中海らしい澄んだ青空とカラッとした気候が美しかったけど、マヨルカの冬はどうなんでしょう、寒いんかな?

さらに追い打ちをかけるように愛用のピアノ、プレイエルが税関で止まるというアクシデントが重なり、きっと鬱々とした日々を過ごしてたのはないでしょうか。

その後なんとか無事にピアノが届き、その後ショパンはうっぷんを晴らすように創作に没頭し、このひと冬の短い滞在であの有名な「雨だれのプレリュード」や「バラード2番」などが作曲されたそうです。

そんなエピソードと共にショパンのゆかりの地を巡り、
最後はショパンが滞在した修道院でフジコさんが小さなコンサートを開催します。
(この修道院内の一室は現在「ショパンミュージアム」として公開されていて、直筆譜面や愛用のピアノが展示されているそうです。)

久しぶりにフジコさんの演奏を聞きましたが、
あの独特の演奏スタイルや世界感は演奏技術云々ではなくフジコさんにしか出せないものだなーと思いました。

「よかった、今日はあんまり間違えなかったわ~」
って笑いながらゆってましたが、現在御年91歳!

初回放送は昨年だったようなので収録もコロナ前の比較的最近かと。
歩行がちょっとおぼつかなく歩行器を使っていましたが、それでも80歳後半でこんなに精力的に演奏活動されてるなんてちょっと想像がつかないです。



そんな感じで、
週末にかけて個性の違うお二方のショパンが聞けたので、その余韻で今日はこれもまた大好きなショパンバラード2番を聞いています。

そして次は「雨だれ」を練習することにしました!

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