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なぜフルーツクラフトビール を作ろうと思ったか

こんにちは。JuicyArtの運営をしている河原です!
JuicyArtはフルーツクラフトビールの企画販売を行っている会社です。
コロナウイルスで自宅に閉じ込められている中、今一度なぜこのプロジェクトを始めたのかを言葉にしておきたいと思い、どうぶつの森をポチりたい思いを抑えながらPCの前に向かっております。良ければお付き合い下さい。


自分について

そもそもなぜフルーツビールなんてやろうと思ったのかを語るには、まず自分語りから始めさせてください。
自分は純ジャパで、それでも高校の頃はなんとなく「世界を股にかけて仕事をする人」になりたいな〜なんて思ってました。
大学は日本の大学にいたのですが、それでも世界を股にかけるなら、早めに海外行かないと行けないなと思い、大学院で行こうと決めていました。
その時自分は工学部だったので、工学部だとしたらアメリカやドイツなどが普通の行先なのですが、その時自分は、
「いや。アメリカとかドイツとか普通すぎてつまんなくないか?むしろフランス行ってフランス語喋れるようになったらカッコよくないか?モテるんじゃないか?」
なんて軽いノリでフランスの大学院を選択し、渡仏しました。

その頃はフランス語が全く喋れなかったので、学期が始まる2ヶ月くらい前に語学学校に入って勉強しました。あまりに喋れなかったので、ペアになったブラジル人に「こんな喋れないやつと一緒にいても上達しない!」とリアルに泣かれました。ごめんなさい(泣)

当然2ヶ月の勉強じゃ早口の教授の授業は何言ってるかサッパリで、その教授のテストで不可をもらった時は留年を覚悟しましたが、明るさでなんとか乗り越えました。
その時、学生寮で毎週パーティーや、Conviと呼ばれる階ごとの共用部の集まりに顔を出し、仲間に入れてもらって生きたフランス語に触れる事で、半年経つくらいの時には読み書きできるくらいになっていました。

フランスというとワインが安くてみんな飲むイメージですが、学生パーティーの時はビールやリキュールカクテルが主体で、Kronenbourgとか1664とかケースで買ってました。(みんな、クロ!とか略してた。というかバーで注文する時にはクロ!と言わないと通じない笑)またフランスはベルギーと国境が繋がっているので、ベルギービールが普通のスーパーに置いてあり、LeffeやGrimbergenを日常的に飲んでました。

共用部で飲む時はだいたい男女合わせて6人は最低いて、皆思い思いのビールを飲みながら、地元の話とか、授業の話とか、誰と誰が付き合ってるとか、たわいのない話をしながらChillな時間を過ごしてました。苦いビールが苦手な人用に、甘めの果汁入りビール(LeffeのRubyとか)などが常に用意されていたので、女子も男子も想い想いのビールをみんなが手に取り、落ち着いて飲み語りするというのが日課でした。

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今思うとその空間は本当に貴重な学生時代の思い出として残っているけれど、その時はその時間や空間の有限性を意識する事なく、ただただそこにある日常だった。。。

その後アメリカに渡り、中部に住むことになりました。もちろん車なんてないから、アパートとインターン先の往復生活。やる事がないから、新しいことを始めてみようと思い、ディアボロとホームブリュワリーをやってみました。ホームブリュワリーをしながら、いろいろな副原料を入れて実験とかしながら、コードを書いてたのを覚えています。ちょうどOMOTENASHIが流行った時なので、オリンピック延期が決まった今、すごい記憶が蘇ってきてます。


JuicyArtを始めたきっかけ

仕事終わりにナチュラルワインとクラフトビールが好きなメンバーでよく飲んでいました。
ワインは複数人でボトルを開ける事が多いけど、ワインを普段飲まないもしくは苦手な方がいるときも、ボトルを選べば、ワインの好き嫌いに関わらず、一緒に味や香りを楽しむ事ができます。
でもクラフトビール を飲むときは、ビール好きは特徴があって美味しそうなものから選び、ビールが苦手な人は、苦くないからという理由で選ぶ事が多く、苦手な人はいくつかの良くある定番の中から選ぶ事が多いという事に気づきました。
ビールが好きな人が、ビールを飲まない人と一緒に飲めるようなビールは無いのだろうか。
そのとき、フランスで飲んでいたフルーツビールは、多様性に富み、ワインを飲む時のようにゆったりと一緒に楽しめていた記憶がフラッシュバックしてきました。

フルーツビールなら、ビールが苦手な人でも一緒に飲めて、ビール好きな人との時間を楽しめる。
でも我々が飲みたいようなフルーツビールはあまり日本に無い。
ゆったりと楽しめるビールが飲みたい。ビールはもっと楽しめる。。。
ないなら、我々が満足できるビールを作りたい!!
こうしてフルーツビールプロジェクトを立ち上げる事となりました。

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このプロジェクトで成し遂げたい事

エントリーを書いているこの瞬間、ビールを飲んでいるので気持ちよくなってきました。。。もう少し大きく、このプロジェクトが持つ意味について語らせてください。

私がなぜビールを作りたいと思っているかというと、このプロジェクトを通して、人の会話や空間をデザインしたいと思っているからです。

これは、自分が思っている人生の幸福論から来ています。
まず第一に、自分は死ぬ時に、仕事とプライベートの2軸で自分の人生を評価すると思っています。

仕事という軸では、大きなチャレンジをしてきたか。自分が面白いと思うプロジェクトができたのか?何か意味のあることをこの社会に残せたのか?という項目で判断すると思います。
自分はこれまでの仕事を楽しんでいるのですが、残念ながら日本人は仕事を給料をもらうための苦痛な作業だと捉えている人が多いと思います。なので本業では、求職者が自分にあった職務や会社と出会う事を手助けしています。

一方、プライベートの充実度は、どれだけ友人や大切な人と過ごした思い出があるかで評価されると思っています。あのビジネス的に成功したスティーブ・ジョブズも、死の間際に家族と時間を過ごさなかったことを後悔してますよね(無い物ねだりなのかもしれませんが)

そのプライベートな時間を充実させる事に対して何かできないかと思った時に、自分がやりたいと思った事がお酒でした。
上でも書いたように、学生時代に同じ物を飲みながら、たわいもないことを話していたあの時間と空間は今でも頭の中にイメージとして焼きついていて、死ぬ間際の思い出に出てくると思っています。

そんな思い出の数を、皆さんにどんどん増やして行って欲しい。その手伝いができたらいいなという想いで、このプロジェクトを自分はやっています。

いや、幸福になるためにはもっと別のものが必要だ!というご意見がありましたら下のコメント欄に書いて頂きたいです。


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