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キャリアの方向性を定めるには

転職活動におけるファーストステップは「キャリアの棚卸し」ですが、セカンドステップは「キャリアの方向性を定める」ことです。

今回は、キャリアの方向性を定めるためのポイントについてお伝えします。

「キャリアの棚卸し」によって、これまで身に付けた能力・スキルを把握できている状態であれば、より短時間で方向性を定められます。
身に付けた能力・スキルがまだ把握できていない方は、以下のnoteを参考に「キャリアの棚卸し」を実施いただくのがお勧めです!

1.具体的な将来像をイメージする

将来的に自分はどんなビジネスパーソンになりたいのか、具体的なイメージを固めていきますが、ここがなかなか難しいところ。

世の中の流れが早いから考えても意味がない、という意見もあながち間違いではありません。一方で、世の中の流れに流されて、気付いたらこんな40代を迎えるはずじゃなかったのに…なんて将来は避けたいですよね。

そこで、将来像をイメージする際には、どこまでも自己中心的になってみてください。自分が歩みたいキャリア、歩みたくないキャリアは誰も教えてくれません。答えは自分の中に蓄積されているはずなので、それを引っ張り出していくイメージです。

こちらの順番に沿って、実際に考えてみましょう。

1、自分が大切にしたい価値観、大事にしている仕事観を書き出す。

2、好きなこと(興味があること)、得意なことを書き出す。

3、仕事を通じて、誰にどの様な価値を提供していきたいかを書き出す。

4、結果どうなっていたいかを4W1Hのフレームに当てはめてみる。

2のフェーズでは、「キャリアの棚卸し」の内容が参考になると思います。

4のフェーズでは、具体的に以下の4W1Hのフレームに当てはめて言語化できれば完了です。

・いつまでに実現するか
 (When)
・どこに所属しているか
 (Where)
・誰と働いているか
 (Who)
・何の仕事をしているか
 (What)
・どれくらいの実績を上げているか
 (How much / How many)

<参考例>
・10年後までに
 (When)
・ベンチャー/スタートアップで
 (Where)
・創業メンバーと
 (Who)
・新規事業の立ち上げおよびグロースを担い
 (What)
・事業規模を5億円までに成長させる
 (How much / How many)

2.将来像の実現に必要な経験・能力・スキルをリストアップする

具体的なイメージが見えてきたら、続いてそのイメージを実現するにあたり必要だと思われる経験・能力・スキルをリストアップしてみます。

一人で考えるだけでは限界があるため、以下の情報も積極的に活用しながらリストアップしてみるのがお勧めです。

・将来像のイメージと近しいビジネスパーソンの自伝、インタビュー記事、noteなどの発信記事
・関連するビジネス書

3.身に付けた経験・能力・スキルと比較する

将来像の実現に必要な能力・スキルをリストアップできたら、キャリアの棚卸しによって把握した、これまでに身に付けた経験・能力・スキルと比較してみましょう。現時点で不足している能力・スキルを明らかにできます。

現時点で不足している経験・能力・スキルについては、
・既に身に付けているが伸ばす必要があるもの
・ゼロから身に付ける必要があるもの
にそれぞれ分類して整理しておくと、後から見返した時に一目瞭然となり便利です。

ポイントは逆算思考

今回、将来のイメージからブレイクダウンして考える(逆算思考)方法についてお伝えしました。

一方で、現時点で身に付けた経験・能力・スキルから今後の方向性を考える(積み上げ思考)方法もありますが、こちらはあまりお勧めできません。なぜなら、現在の自分を基準にしてしまうと、そこからイメージする将来像はどうしても小さくまとまりやすい傾向にあるからです。

このnoteをご覧になっている方の多くは、キャリア形成の過程において「経験・能力・スキルを飛躍的に伸ばせる時期」に差し掛かっていると思います。ご自身の可能性を最大限に引き出すためにも、今後伸ばしたい、獲得したい能力・スキルについて考える際のポイントは、逆算思考です。

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