モリモリさんの実践提案からの学び
算数3回連続企画でモリモリさんからたくさんの学びがありました。私にはない視点の話を聞き、算数授業について学びを深めることができたため、感じたことや考えたことをここに記したいと思います。
提案のメインテーマは、『子どもの「問い」から作る授業』でした。
1回目は「指導技術を学び、その意図を考える」、2回目は「雰囲気作りにこだわる」、そして3回目は「日々の教材研究」というテーマで話を聞くことができました!!
子どもの「問い」を作るために、教師にとってもスモールステップとなる提案を数ヶ月にわたって行っていただきました。このような素晴らしい提案をしてくださったモリモリさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
今回は、3回目の「日々の教材研究」の提案を聞いた感想について焦点を当てて書きたいと思います。
まず初めに、モリモリさんの「日々の教材研究」の提案を整理させていただきます。
①短期的教材研究
・日々の授業を成立させるための教材研究
→学習指導要領を読み、重要な言葉に線を引いたり、知っていることを
書き加えたりする。それを電子化してグッドノートに情報を整理す
る。
・板書計画を立てる。そして授業が終わった後には、板書計画と実際の
板書を比べてまとめる。
②長期的教材研究
短期的教材研究の質を上げるための教材研究
→書籍を読み、学んだことをメモする。
③研究授業・教育論文の教材研究
日常の授業より深い教材研究をするために行う。
→学習指導要領を読み込む。そして、教科書比較を通して、教材について
考える。
④番外編
難問に取り組むことで教師も数学的な見方・考え方を働かせることを実体験する。
モリモリさんの提案は上記のようなものでした。算数授業を行うにあたってモリモリさんの熱量が伝わる提案だったと感じています。
私が今回学びになったことは本当にたくさんあります。学びの一点目は、教材研究を細分化して行なっていることです。「短期的教材研究」「長期的教材研究」「研究授業・教育論文の教材研究」の3つにモリモリさんは、分けられていますが、私にはその視点がありませんでした、、、。私にとって「教材研究」と一色単になっていたことを今回提案を聞いて、実感することができました。私が、普段行っていることはどの教材研究か意識しながら教材研究をすることで、より学びを深めることができると考えました。
また、板書計画と板書を比べて記録に残すというところを本当に尊敬します。毎日の校務の中で、板書を毎回まとめ振り返っているモリモリさんは本当にすごいと思いました。振り返りを行うことで、子どもと教師の思考のずれを見取ることができ、授業改善につながると思いました。
そして今回一番モリモリさんの熱い思いが伝わっていきたのが、「研究授業・教育論文の教材研究」の提案でした。単位量あたりの大きさの教材研究について、詳細に語っていただき、具体的なイメージができました。教科書比較をして、数値を吟味し、意味を考える。日々の授業の中で行わないといけないと思っていますが、それができない自分に反省をしています、、、。モリモリさんは、面積と人数の数値についてまとめ、畳と人の関係について考察していました。私には到底真似することのできない素晴らしい実践でした。実際の単位量あたりの大きさの授業を対面で見たかったです!
本当にすてきな提案をしてくださったモリモリさんには感謝の気持ちしかありません。私の読みにくい文章を最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
この学びを生かして、明日からの私の算数授業を変えていきたいと思います。
(かずや_鈴木一矢@東京)
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