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挑戦✖️学級経営

 みなさん、こんにちは! 
私は、東京都で教員をしている西牧と申します。
突然ですが、

みなさんは、最近何か“挑戦”をしていますか?

 挑戦なんて日々忙しく、なかなか難しいとは思います。
 私も、以前まで日々の業務をこなすことに手一杯で、他の事を考える余裕はありませんでした。
 しかし、そういった考えが覆りつつあります。
最近読んだ著書「アメーバ経営」(京セラの創業者、稲盛和夫氏)中には、「新しいことや困難なことにチャレンジせずに、現状に甘んじることは、すでに退歩が始まっている。」と記され、チャレンジ精神を持つことの大切さについて述べられています。
 私の中で、忙しさを言い訳していたことに気付き、行動変容している途中です。
 また、学級経営をしていて、子どもたちに教師が、「挑戦は大切です」「チャレンジ精神を忘れずに」など挑戦することの意義を説く場面があると思います。
 しかしながら、大人がやっていないことを子どもに促しても説得力に欠けますし、その言葉が空疎のものになってしまいます。そこで

今回は、挑戦×学級経営=?

について、考えていきたいと思います。
 そもそも挑戦することとはどんなメリットがあると考えますか?
 私はトライすることで経験値を高め、自分自身のレベルアップ、スキルアップにつながり、長い人生において重要項目の一つだと考えます。
 また、担任の先生が子どもたちに挑戦を開示することで先生の新たな一面を発信できたり、尊敬の眼差しで見てくれたり、挑む事の副産物もあります。
 では、具体的にどんな思いや考えでトライし、どのようなことをしているのか、2つの挑戦を紹介します。

MOVE ACTIONのテーマ

1 不登校解決への挑戦
2 教員セミナー(磨け、授業力)への参加

【不登校解決への挑戦】
 不登校解決に向けて、「不登校児童と保育園児との交流」を取り組んでいます。
不登校が保育園児との交流で、なぜ解決できるの?と思いますよね。なぜこのような活動をしているのかお話させてください。

 不登校になってしまう原因は、児童や家庭によってそれぞれだと思います。
持論ですが、その要因の一つが、「自信の欠落」だと感じています。自信があれば、意欲的活動できることが増え、小さな失敗やトラブルがあっても心が萎えても、立て直すこともできると考えています。そこで大切なワードが「自己肯定感」「自己有用感」です。自己有用感とは、文部科学省国立教育政策研究所のリーフレットには、他人の役に立った、他人に喜んでもらえたなど、相手の存在なしには生まれてこない感情だと示されています。
 例として、足の速いAくんが「クラスで一番足が速いことを認められた」ことへの自信ではなく、「クラスで一番足が速いと認められ、リレーの代表に選ばれたから、みんなの期待に応えられるように頑張りたい」という理由から自分に自信を持つようになる、というようなことです。
誰かの役に立っていると感じることが重要であり、「クラスで一番足が速い」かどうかは重要ではありません。
 自己有用感は前述の自己肯定感の内の一つではありますが、他者からの評価、他者から認められることから生まれるものです。「他者からの評価」という根拠のある自己肯定感ということです。
 文部科学省では学校教育の中での「異年齢交流」「異学年交流」が子どもたちの自己有用感を高める機会と捉えて、その活動を生かすことが重要だと示しています。
 例えば、縦割り班活動で高学年が低学年のお世話をするという場面。歳下の子のお世話をしたり、何かを教えてあげたりすることで「歳下の子たちの役に立っている」「小さい子に『ありがとう』と言われて嬉しいな」と感じる経験をすることを通して、学校という社会の中の役に立っていることを実感することができます。
 特に、保育園は、園児が無条件に「お兄ちゃん!お姉ちゃん!」と駆け寄ってきて「これであそぼう!」「これやって!」などなど、頼られる場面がたくさんあります。そこで自己有用感をたくさん感じることができ、自信に繋げられる一つが「不登校児童と保育園児との交流」と考えました。
 実践ですが、勤務する小学校の近くの保育園に知り合いの園長がいまして、その保育園と連携し活動しています。半年前から始め、現在、2名の児童が、週一回(午前中)ほど保育園で交流しています。成果として、1名の児童は学校に来ることが増えてきています。
 今後は、自校でさらに、不登校児童と園児との交流の輪を広げられるようにすることと実践例を増やしていきたいと思います。

【教員セミナー「磨け、授業力」への参加】

「授業が面白い!」
「次の授業が楽しみ!!」
こんな子どもたちの声と笑顔に包まれ、みんなが笑顔になれる、そんな教室にしたいですよね。そのために、私たち教師は、教師の力を高めるために様々な研修を受けています。しかし、それらの研修のほとんどが、仕方なく学ばなければいけないのか…と思う先生も多いのではないでしょうか。私もその一人でした。わざわざ勤務時間外に学校内でも学校外でも、授業法や生徒指導などの研修の費用対効果がどれだけあるのか疑問に思っていました。
 でも、向上心がなければ、自分の成長も鈍化し、退歩し、仕事がつまらなく、プロとしての矜持が保たれないと思うようになりました。時間も体力もお金も使いますが、目の前の子どもたちや保護者のために何よりも自分のために、動き出しています。将来の自分への投資です。そんな自己投資先になる教員セミナーは様々ありますが、私が昨年度から参加している夏季セミナー「磨け、授業力」があります。
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
この「磨け 授業力 MOVE ACTION」で自己変容を遂げて、2学期を幸先よくスタートをきっていきたいと思っています!


 以上のように、私のMOVE ACTIONをご紹介しました。挑戦することで見えてくる世界が広がっていくと感じています。勿論、一歩を踏み出すことは、面倒ですし、勇気がいりますし、エネルギーも要ります。しかし、現状維持のままでいいのでしょうか。時には、自分に負荷をかけ、追い込み、奮起することも大切だと思います。人生は一回限りです。人生を主体的に、能動的に動き出しましょう!

挑戦×学級経営=Happy☆

最後まで読んでくださりありがとうございます!
マッキー(西牧雅有)

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