定時にあがりたい仕事術Part3 トヨタ式【5S実践】 学級編
やりたいことはやる!それが第1歩。
いつも読んでいただきありがとうございます。
前回の記事では、トヨタの5Sについてお話させて頂きました。
まだ読んでいない方はこちらへ
「定時にあがりたい!」そう思うことが働き方改革の第1歩。
とはいえど、学校現場での仕事は増えるばかり・・・。
放課後には、あれもこれもとやっているうちに、気付いたら定時に・・・。やりたいことはたくさんある!我慢はしたくない!
今日、紹介することはトヨタ式【5S】により、できるだけ子どもたちを動かし、学級環境を整える実践になります。学級環境を整えることで、子どもたちの心は安定し、目標に向かって頑張る力を生み出します。
よかったら最後まで読んでくれたらうれしいです。(^^)/
子どもたちが動き 整える 【5S】環境
5Sとは何かを伝える
「5S って言葉を聞いたことあるかな?」
「なにそれ?」「聞いたことないよ」「5つのSってなんだろう?」
子どもたちは、聞いたことのない言葉にはするどく突っ込んできます(笑)「最初にS がつく5つの言葉って何だろう?」と話すと、
「スーパーサイヤ人」「サタン」「ソーメン」などなど色々な言葉がでてきます。その後で
「トヨタ自動車という車会社が実践している5つのS のことを言うんだよ。この5つのS をすることで、何と失敗をしにくくなるんだ!しかも、みんなにもできることだよ」
失敗をしにくくなる魔法だ!しかも、自分たちにもできること って何だろう? 子どもたちの目がキラキラしてこちらを向いています。
このタイミングで、5つのS について話すと
「えっ?そんなこと?」「当り前じゃないの?」「すっごく簡単だ」
「でも、教室を見てみると・・・。」
子どもたちが自分たちで環境に気付き始めます。
ロッカー、下駄箱、お道具箱、机の中などなど、今の使い方で本当によいのかと話し始めました。
「じゃあ、どうすればいいだろうね?」「みんなの提案で色々とやってみて、5S環境がつくれたら美しい教室になるだろうね」
次から紹介することは、子どもたちと一緒に考えた5S実践の取り組み例です。
使ったらもとの場所へ そしてより効率的に
①お道具箱整理
子どもたちにどこから整理してみる? と聞くと、「お道具箱!」と返ってきました。どんな感じかな?と見てみると、ティッシュが丸まって入っていたり、クレヨン等が散乱していたり・・・(笑)
「〇〇さんのお道具箱きれい!」その一言で、みんなが集まり、どのようにしまえばきれいになるのかを学んでいきます。
「週に1回、整理の場をつくらない?」「いいね!金曜日だと、次の週が気持ちよく迎えられるね。」「他の人のお道具箱の整理を見たいから、机の上に出してほしい」など子どもから意見が出ました。
子どもたちの考えから、毎週金曜日にはお道具箱を整理して出して帰るようになりました。
②置き勉用の棚 の作成
文科省から、教科書類が多いので学校に置いて行ってもよいという伝達が数年前にありました。しかし、置く場所を決めたにも関わらず、どこに何があるのかわからない。乱雑になってしまう。そんな光景が見られました。主に、理科・社会・保険・書写・図工・音楽を学校に置くようになっており、宿題や自主学習に応じて自分の必要な科目を持ち帰るようにしています。
「自分専用のロッカーや棚があればわかりやすく、きれいになると思う」
どんなケースならいいだろうか?と話し合う中で、100円ショップのケースが大きさ的にちょうどよいことを発見!学年間で統一し、さっそく、使ってみました。
おぉー!きれい。しかも、使った物はそこに戻すので見栄えも美しい。
③提出物返却・手紙用のポスト
これだけではもったいないなと思い、自分の業務にも使えないかと・・・。
そうだ!提出物の返却や手紙の配付にもうまく使えないかな?
毎回、子どもたちの手を使って配ってもらうのは申し訳ないし、どうにか子どもたちで回すことができたら・・・と考えた結果がこちらです!
①班ごとにポストを作成(1班4~5人)
②ポスト当番 が朝チェックした宿題(返却)をポストに投函する。
お手紙当番 が手紙を班の人数ごとに分けてポストに投函する。
宿題 を班の人数ごとに分けてポストに投函する。
③帰りの準備の時に班の友達がポストから持ち出し班の子どもたちへ配る。
子どもたちが自分たちで動く環境 返却物や配付物などの時間を減らすことができました!
④出席番号で集めたいときは
出席番号で提出物を集めたいときは、ランドセルを入れる後ろのロッカーの上を活用しています。1年間の目標など、出席番号順に後ろには掲示してあるので、自分の掲示物の前に出してもらうだけです。
集めるときは、順番にそろっているので並べ替えたりする手間も少なくなります。
終わりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
5S環境を意識して環境を整えることで、様々な気付きが生まれます。その気付きを大切にすることで、より効率的に動ける環境が実現できます。
他にも考え方次第で、子どもたちが考えて動ける環境をつくることができます。教師主導ではなく、子ども主体で。
てらす1期生 かずにぃ
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