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学級旗を作ってみませんか?

 4月から学級活動がスタートします。
私のクラスでは、「学級の合言葉」「学級のシンボルマーク」を決めていきます。今年度も話し合い活動で、合言葉とシンボルマークを決めました。

今回は、画像とともに、シンボルマーク決めの紹介をしたいと思います。

1 まずは、種まき☆自分事として捉えていく準備。

 学校には、校章があります。校章には「こんな子に育ってほしい」のような意味があって、それを子どもたちに紹介します。学級のシンボルマークには、「自分たちはどうなりたいか」という問いを持たせながら、考えさせていきます。
 そして、条件(シンプル・覚えやすい・書きやすい)を与えながら、一人一人にシンボルマークを考えてもらいます。もちろん、宿題です。その際の声掛けとして、家のネットでたくさんの学校や学年、学級の旗を見てきてほしいと言います。学校で考える時間なんてありませんから、宿題に出します。

一人一人がシンボルマークを考えてきます。もちろん、宿題。

2 意見を集約していく。


シンボルマークと理由を読んで集約していく。

 ひとりひとりが考えてきたシンボルマークのワークシートを黒板いっぱいに貼ります(掲示当番の仕事)。1人2票ずつシールを渡します。その際子どもたちに意識させていることは、「学級の合言葉」と「条件」を押さえている、作成者の思い【理由】が書かれていることをしっかり見て、判断してもらっています。
 ここまで、私(教師)の仕事は、ワークシートを渡して声掛けをしただけです。できるだけ、子どもたちに促してやってもらいます。

3 上位4つのシンボルマークで話し合い活動へ。

 私は、話し合い活動を行う際、意見は3~5つ出しています。今回は、4つの意見を出して、話し合いをスタートさせました。

それぞれの理由が素敵☆
学級会グッツを使った話し合い活動(オーソドックス)

 いろんな意見が出ました。賛成・反対意見だけではなく、「どうしてこのマークにしたのか」「地球の意味は?」「グータッチの意味は?」など、意見に対して突っ込んだ質問なども出てきましたね。その時にマークを考えた本人が答えられなかったら、「答えられそうな人が答えてもオッケー」にしています。「たぶんそう思っていると思います」と代わりに言うから面白いです。

4 いろいろ比べあって、決まりました。

クラスの中で一番小さくて、目立たない女の子の意見が決定☆

 学級の合言葉に寄り添ったシンボルマークが決まりました。クラスの中で一番小さくて、目立たない女の子が考えたマークです。とても喜んでいました。学級活動の醍醐味は、「自己有用感」「自己決定の場」「意思決定の場」を作ることができるだと思っています。このクラスにいて自分の出番がある、何か活躍できる場所がある、という場面を作ることができます。
(だから、私は特活をやめられない!!)

5 学級旗を作って、お披露目☆

お披露目は大事☆

 学級旗を作る時間は、休み時間・放課後など。私は、一切手を貸していません。全て子どもたちに任せます。絵が好きな子や色塗りが好きな子がやんややんやと集まって、仕上げていきました。
 作り終わった旗は、運動会で披露しました。その後、学年の廊下に貼っています☆。

 学級活動を通して、教科では拾えない子どもたちの活躍の場を設けたり、教科やコミュニケーション力につながる「話し合いの方法」や「折り合いの付け方」などを学ぶ場であったりします。
 「学活をする時間がない」と言う意見もありますが、やればやるほど面白くて楽しくて、何よりも子どもたちがハッピーになります☆。

 学級旗、作ってみませんか?(*^▽^*)

sanda.

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