見出し画像

52期セクション・チューター紹介 : 地球環境

大学の垣根を超えて学生たちが議論を交わし、100日間で国際関係論についての共同論文を執筆する学術団体、十大学合同セミナー。


地球環境

 かつて地域単位での問題が中心だった環境問題は、世界のグローバル化にともなって国境を越えた国際課題の代表例となりま した。地球規模の環境問題の解決は世界全体の共通利益である 一方で、相対的な利得をめぐって国家間の「分断」も生まれやすく なっています。例えば気候変動では、2015年のパリ協定で各国 の協調が円滑に実現した一方で、近年はグローバル・サウスと呼ばれる国々の存在感が高まり、脱炭素の負担分担をめぐる先進国と途上国の意見の相違が目立っています。こうした利益をめぐる国際協調の複雑さは、気候変動だけでなく、地球環境汚染、生物多様性、エネルギーをめぐる問題、防災レジリエンスなどの地球環境問題全体に共通する特徴といえます。しかし地球環境問題に影響を持つのは国家に限りません。経済・社会と密接な関わりを持つ環境問題においては、その利害関係者は企業、行政、地域住民から環境団体、NGO、専門家まで幅広く存在します。こうしたアクターの多様化は、それぞれが環境問題の改善に貢献したり、国際協調の機運 を高めたりする一方で、政府と企業、市民社会の対立や世代間の環境意識の差を引き起こすなど、 新たな「分断」を引き起こすきっかけとなります。こうした多様なアクターの動きをふまえ、地球環境分野における「分断」について定義し、その原因 や影響などについて論じていただきたいです。


チューター紹介

藤本拓也(ふじもとたくや) 学術局/セクリーダー  早稲田大学  特徴:身長がほしい
久保田友宏(くぼたともひろ) 実務局/会計局長 早稲田大学/堀ゼミ 特徴:大学来がち
塩満理恵(しおみつりえ)  対外 - 広報部  お茶の水女子大学  特徴:ずっと寝てる
宋在洹(そんじぇうぉん) 委員長  早稲田大学/堀ゼミ  特徴:韓国人



<十大学合同セミナー 公式HP>

<十大学合同セミナー 公式Instagramアカウント>


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?