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テイラーさん探しもアフリカ滞在中のだいご味!?

こんにちは、プリンセスです🙌

アフリカに住むときの楽しみの一つは、
現地のマーケットで!
現地のアフリカ布を買って!
テイラーさんにお洋服を作ってもらうこと!

もちろん自分で縫製できるわい😤✌
という方もいらっしゃると思うのですが、私はそんな器用ではないので、
いつもテイラーさんを探して作ってもらうことにしています。

そして、このテイラーさん探しが難しい🤔(と思うのは私だけなのか…!?)

失敗経験をもとに、テイラーさんの選び方の秘訣を伝授します!

ベナンでは…

初めてお洋服を作ってもらったのは、JICA海外協力隊に参加したベナンでの現地語学訓練のときで、首都に近いところの大都市。すぐに作ってくれて、サイズとかもいい感じだったのだけど、任地に移動するのでそのテイラーさんとはすぐにさようなら。

任地に移動したものの、そこは本当に村のようなところで、ここに(言い方はすごく失礼やけども)現代的なファッションを理解して作ってくれる人はいるのだろうか?と思ってしまった、というのが正直なところデシタ。

伝統的なというか典型的な形一択で、直線的なものだったら作れるけれど、ジーンズに合わせて着るトップスとか、
スリット入りフレアロングスカートとか、
都会から離れればはなれるほど、そういうものを想像すること自体が彼女たちにとっては難しいのだろうな、と思ってしまった(誤解していたらごめんなさい。でも経験的にそういう印象を思ってしまった…)。

任地に入ってからの一人めのテイラーさんは、

  • 裏地なし

  • 頼んでいない飾り付き

  • 柄の走り方を考慮せずに裁断したのが丸わかり

のわりには結構いいお値段で、この一着でオーダーはおしまい。

ベナンでは…その二

二人めは、職場の保健センターの目の前のテイラーさん。

上司の助産師が信頼していたのも大きかったです。

こういう職業、やはり口コミ的な部分も大きいので、
できるだけ若者~熟年層と広範囲から支持を受けている人がおススメ

広範囲から支持があるということは、
若者的な感覚もありながら、目の肥えている熟年層からも技術を買われていると考えられる!!(もちろんプリンセスの持論w)

写真だけでは伝わらないときも、

  • できれば作ってほしいものと似た実物がるあるとベスト(小物入れやワンピースなど、首都のマーケットに行くとかわいいものを発掘できるときもあるので、そこでサンプル代わりに一つだけでも買ってみるとか)

  • 無理なら写真ではなく、細部がわかるように動画を撮る、見せる

この人は「Client est roi!」と言ってくれる人で、
私のオーダーに対してもすごく慎重に対応してくれました。

私がオーダーした形は彼女が今まで作ったことがないものだったので、
(職場のすぐ近くだったということもあるけれど)
布を裁断する前に
「チョークで裁断の下書きをしたから形が合っているか見て」
と言ってくれたり、

裏地も何種類か買ってきてくれて、どの色がいいのか選ばせてくれたり、

ボタンや何かの飾り(これは全部拒否したけれどww)も付ける前に必要かどうか、付けるならどれが良いかなどを確認してくれたり、

いま振り返ってもすごく良い(気持ちの良いというのかな、今後も頼みたいなと思える)テイラーさんだったと思います。

彼女にとっては初めてのことだらけだったのかもしれないけれど、
持っている技術自体がしっかりしているので、
こちらがちゃんと伝えればかなり良いものができたな~という印象です。

彼女に作ってもらったものはこちら↓↓

柄も可愛くて大好き!

今でも着ています♪(日本にいるときは日本でも着ていますw)

ザンビアでは…

こちらでは首都に住んでいるからこそなのか、犬も歩けばテイラーに当たる状態がなかなか無く…

(田舎だと道沿いにみんなお店を出していて、誰が何をしているのか・売っているのかすぐわかる)

職場の人が私のテイラーを紹介してあげるわよ!と言うけれど、
それがなかな実現しなかったり、
住んでいる場所が離れすぎていたり、
と最初の2ヶ月くらい布は手に入れたものの、テイラーさん探しが進まない状況が続きました。

2ヶ月経過した頃に、日本人の知り合いづてでなんとか一人のテイラーさんと出会うことができました。

私より若いけれど、ずっと洋服づくりをしてきたよう。
お願いしたワンピースも「こういうの作ったことあるから大丈夫よ!」と言ってくれて、しかもワッツアップに自分の作品のカタログを載せていて、信頼できそう?と思い、それまで買って溜めこんでいた布を差し出して
「お願いします!」とお金も払ったわけです。

2週間後くらいに、連絡が来て、
「半分作り終えたから渡すわ!」とのこと。

形などは良い感じだった。

しかしその後、着用し始めると、いろいろ問題点が。

  • トップスの裾がほつれる、そして破ける

  • ジッパーの縫い付けがあまく、布と縫い合わせている部分がほつれる

  • 裏地をつけてくれたのは良いのだが、裏地が表地より大きいのか、裏地が表側にはみ出してくる

  • バストがきつい(私の胸がないからってそんなに絞らんでも…)

しかも、残り半分のオーダーはそれから2ヶ月以上(最初にオーダーしたときから約3ヶ月)経っても仕上がらず、これは遅すぎるからと、布を返してもらうことに。

先にお金も払っているので、できあがっていないものに関しては返金請求したところ
「今はお金がないから返金できない」と言われる始末…。

帰国までには絶対返金してもらうよう説得しますが、こういう点も関係性で難しいところだなと😭

ザンビアでは…その二

と言うことで、違うテイラーさんを探すことに。

日本人の友人の知り合いのザンビア女性に教えてもらいました。

メッセージのやり取りもスムーズで、なんとなくいい感じ(*'▽')

実際に彼女の家にお邪魔することに。

布と共に、前のテイラーさんに作ってもらったけど補修してほしいものや形を少し変えてほしいものも一緒に持って行きました。

「あら~この縫い方は良くないわね~~」と彼女が指摘してくれたのは、
こちらの下の写真のトップス。
どこが気になりますか?

わかりにくい写真ですみません。笑
私も言われるまで気づかなかったのですが…

彼女が言うには、

「裾の折り返しがないため、裾付近の生地が破れやすかったり、裾がほつれやすかったりする」とのことでした。

そして彼女が縫い直してくれました。
(こちらはミシン縫いが基本なので、手縫いでまつり縫いをすることはほとんどないので悪しからず!)

裾の部分を折り返して縫ってもらいました。
補強されたし、ほつれてきません。

サイジングも細かく丁寧に測定してくれました。

「今はグループの注文を受けているから二週間後にならできあがっていると思うわ」とのこと。

実際は、一週間後にはできあがったとの連絡をもらい、
思っていた通りのものを受け取ることができました!

お値段も一人めの人と大きく変わらず、ありがたかったです🙏

ちなみに

土日に開かれるマーケットでもお洋服が売られていることも。

こちらも基本的にテイラーさんが自分で作って売っているのですが、
フリーサイズで作られているので、自分の体型に合うかは別問題。

ただ、布やデザインはすごい好きなんやけどなー!!
と思ったなら、買うべし!!

自分のテイラーさんに、
「こことここをこういう風に直してほしい!」
と伝えれば、わかってくれるはずです。

私もこのワンピースはマーケットで見つけて気に入ったので即買い!
ただ、チェストの部分に裏地が付いていなかったので、自分のテイラーさんにお願いして付けてもらいました。


布が気に入りました!
元値は高かったので値切りました…ww

まとめ

以下は個人的なまとめですが、

  • まずは一点(難しすぎないもの)だけ頼んで、様子をみる

  • 一点頼んでいる間に並行してもう一人探しておく

  • 自分が作ってほしい好みをわかってくれそうな人を探す

  • 自分が作ってほしいものそのものor似たものの実物を持っていればベスト!実物がなくとも写真での提示は最低限すべき。それをみせたときの反応も確認

  • 期日を守ってくれるかどうかも大事

  • 柄の見せ方にこだわりがある場合は必ずそれを説明する

  • 値段も大事。そのためにも比較対照をもつ

細かい点としては、

  • 裏地をつけてくれるか確認(それに対して別途料金がかかるのかも確認)

  • 布の端の処理(折り込み)やどれくらい布の余裕をもって作れているか

  • 細かい点(例えば、七分袖のトップスを作りたい場合、袖口の形や長さ、あり返せるようにしたいのか、カフボタン?をつけるかetc)

  • 思っている丈感よりやや長めにオーダーする(長いものは短くできるけれど一度切ったものは伸ばせない。そしてアフリカ布自体、最初のころはパリッとしているので、フレアスカートなどの場合思っているより広がってしまう=見た目の丈は短くなってしまう、こともあるため)

  • サイズ調整等の要望に快く応えてくれるか

お金問題や納期も大事です。
特にお金に関しては前払いすることが当たり前だったり、前払いすることでインセンティブになったりするので、そのあたりは人を見ながら、というところでしょうか…難しいですが。

Bonne soiée☆

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