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【テスラモデル3購入】電気自動車とガソリン車のメリット・デメリット、使い勝手を比較

前回の記事で、電気自動車の方がガソリン車より維持費が月1万円程度安いということがわかり、「費用面だけみれば、買うなら電気自動車!」というところまで腹落ちしたのでした。

今回は、電気自動車、ガソリン車それぞれのメリット、デメリット及び使い勝手が本当にいいかなどを中心に比較していきたいと思います。


ガソリン車のメリット

■選択肢が豊富
当然ながら多様なメーカー・車種・グレード・カラーバリエーションのクルマがありますので、ニードや好みにピッタリのクルマを見つけやすいです。

■価格帯が幅広い
価格はピンからキリまであります。中古車であれば数万円から購入可能です。

■燃料補給が短時間で済む
ガソリン車がガソリンを給油する際は5分程度で完了します。

■ガソリンスタンドがあらゆる場所にある
ガソリンスタンドは日本全国に28,000店舗以上あります。
この数が多いか少ないか、というのはわかりにくいかもしれませんが、体感としてクルマを運転していて、ガソリンスタンドがなくて困った、という経験は滅多にないのではないでしょうか。

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ただ、クルマの台数減少や燃費向上によって店舗数は減少傾向にあるようです。

■航続距離が長い
ガソリンスタンドがどこにでもある現状とガソリン給油時間が短いことがあいまって、そもそもガソリン車で航続距離を気にする人はいないのではないでしょうか。
それほどガソリン車は航続距離が長く、満タン給油すれば、600km〜1,000kmは走ります。燃費のいいハイブリッド車であればもっと走るでしょう。

ガソリン車のデメリット

■補助金・免税・減税がない(少ない)
電気自動車に比べると補助金や税金面での恩恵は小さくなります(後述)。

■ガソリン代(エネルギー代)が高い
電気自動車に比べるとエネルギー代が高くなります(後述)。

■オイル交換などのメンテナンスが必要で費用がかかる
ガソリン車の場合、エンジンオイル、ATF、ラジエーター液、ブレーキパッドやブレーキディスクの交換が必要です。

■走行音や振動が大きい
人によっては気になる方がいるかもしれません。
むしろ「このエンジン音いい!」という方もいます。
個人的にはそこまで気になりませんが・・・

電気自動車のメリット

■補助金が適用される
電気自動車を購入する場合、補助金が適用されます。(車種や自治体によって条件が異なります。)
補助金を活用すれば、定価よりも100万円以上も安く購入できる場合もあります。

■減税・免税が適用される
・自動車取得税
通常、取得価格の3%がかかりますが、電気自動車の場合は免税です。

・自動車重量税
新車購入時と2回目の車検時(新車購入から3年後の車検)は免税となります。さらに、3回目以降の税額についてはエコカー税額が適用されます。

・自動車税
車の使用用途と総排気量によって決まる税金。電気自動車の場合、どんなに大きな車でも総排気量は0ですので、自動車税は一番安い区分となります(29,500円/年)。
さらに、「グリーン化特例」という制度が適用されるため、登録翌年度の自動車税から22,000円が減税されます(つまり7,500円)。
ちなみに、東京都では平成33年3月31日までに電気自動車を新車登録すると、登録年度の月割分および翌年から5年度分の自動車税をなんと全額免除してくれます。

■エネルギー代が安い
ガソリンの代わりの電気で走ることから、かかるのは電気代ということになります。多くの場合、同じ距離を走行した場合、ガソリン代よりも電気代のほうが安くなります。

ざっくり計算ですが、電気自動車はガソリン車の3〜4倍の燃費(電費)となり、コストは1/3から1/4のコストで済みます。

ガソリン車:1L=150円として、燃費10km/Lのガソリン車は150円で10km走行
電気自動車:150円で30〜40km走行

さらに、自宅充電ができる方は最強です。割安な深夜電力を充電に活用すれば電気代を更に安くできます。
また、公共の無料充電スポットが近隣にあればまさに無料で燃料補給できるわけです。
中にはガソリン車の8〜10倍の燃費(電費)を実現できるツワモノもいるようです。

■オイル交換などのメンテナンスが少なく、費用も小さい
・オイル交換
電気自動車にはエンジンオイルがないのでオイル交換は必要ありません

・ATF
AT(オートマ)がありませんのでATFも交換不要です

・ラジエーター液
電気自動車にもラジエーターはありますが、ガソリンを燃やしているわけではないので、ずっと小型で、ラジエーター液も基本的には交換不要です。

・ブレーキパッドやブレーキディスク
電気自動車ではほとんどの場合、回生ブレーキ(減速しながら充電する)というブレーキパッドを使わない減速方法が取られるので、ブレーキパッドやブレーキディスクの減りが非常に少なく、基本的に廃車まで交換は不要です。

■走行音や振動が少なく、加速がスムーズ
電気自動車は、エンジンを搭載してないため、バッテリーとモーターのみの走行なので、走行音や振動も少なく、加速もスムーズに行えます。

■蓄電池として活用できる(車種による)
車種によりますが、電気自動車を蓄電池として活用できます。
そうすることで深夜の割安な電力をクルマに充電しておき、昼間の生活の電力使用に充てることができます。
また、地震や台風などの自然災害を原因とした停電が増加傾向にありますが、非常時の電源としても使えます。

電気自動車のデメリット

■充電に時間がかかる
電気自動車の最大のデメリットは充電だと思います。
電気自動車の充電は数十分(急速充電器)から数時間(普通充電器・自宅充電)の時間がかかります。
特に外出先で充電を行う場合は、充電が完了するまで再出発できません。
サービスエリアなどでは充電待ちも発生する場合もあるようです。

■充電スポット数もしくは充電設備のスペックが不十分な場合も
GoGoEVによると、日本全国に19,293拠点のEV充電スタンドがあります。(2021/6/19現在)

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ガソリンスタンドの28,000店舗に比べ、「結構広まってるじゃん!」と思うかもしれませんが、ガソリンスタンド28,000店舗と充電スタンド19,000拠点では単純比較できません。
日本の充電スタンドの7割以上は、満充電にするのに数時間かかる「普通充電器」なので、外出中に短時間で充電するには不向きなのです。

ですから、個人の充電環境によっては、「充電のために数十キロ先の高速充電器まで走らなければならない、しかも充電に数十分かかる」というケースが起こり得ます。
もちろん自宅充電ができる方や、自宅近隣や旅の途中に急速充電器がある場合、そのストレスは軽減できます。

■航続距離が短い(車種による)
電気自動車はガソリン車と比べると航続距離が短い傾向にあります。
一般の電気自動車で200km〜300km。航続距離が長いものでも500km程度となります。
近所の買い物や通勤などでは問題ないと思いますが、旅行など長距離運転をする場合には不安材料となりますし、充電計画を立てる手間もかかります。

■販売価格が比較的高い
電気自動車の販売価格は、ガソリン車と比較すると高い傾向にあります。
ただ、補助金や減税の活用をすることで、そのコストを多少抑えることができます。

まとめると

私なりにまとめると

ガソリン車=航続距離を気にせずエネルギー補給も迅速だが、維持費高い

電気自動車=維持費安いが航続距離(車種による)とエネルギー補給(充電環境による)ストレスがある場合も

といったところでしょうか。

電気自動車購入をしようとした場合、懸念の一つである航続距離は、それが長い車種を買えば解決するのですが、充電環境は自分だけでは解決できない場合もあります。

言い換えると、電気自動車を購入するときに最も重要なポイントは充電環境であるとも言えます。

ということで、次回は充電環境の考察とともに電気自動車が向いているひと向いていない人を考えてみたいと思います。


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