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非接触技術で人をつなぐサービスを考えています

「ソーシャルディスタンス」「リモートワーク」、このワードから、今までになかった距離感を感じる方もいらっしゃると思います。そうであれば、非接触の技術やサービスは、人と人をつなぐ大切なものになるのではないでしょうか。この記事では兄弟会社のJ-Tech Creations, Inc.の取り組みを紹介します!

はじめに。J-Tech Creationsについて

J-Tech Creationsは、アメリカ・ニューヨークに本拠地があります。ジェイテックジャパンの兄弟会社ですので技術交流も密接で協働するプロジェクトもあります。

アプリケーション開発や子供向け絵本プロジェクト、そして、非接触デバイスの応用などに自由な発想を生かして取り組んでいます。

これまでの、取り組みの数々はYouTubeに開設しているチャンネル「jtechvideo」と、ブログ「J-Tech Challenge」からご覧ください!

Leap Motion応用の取り組み紹介(2013年から)

Leap Motionとは、手の動きやジェスチャを認識してコンピュータの操作を可能にするデバイスです。PC画面上だけでなくVR空間上に手の動きを再現できます。タッチパネルに指紋やその他の汚れが目立つと、タッチするのをためらってしまうことはないでしょうか? Leap Motionを使用するとパネルをタッチする必要がなくなり衛生的です。

Leap Motionを使いこなすためには、指向性を考慮したケースのデザインが大切なポイントであることが分かってきました。それで、取り組み当初から、Leap Motionのアプリケーション開発だけでなく、ケースデザインも手掛けています。

下の画像はLeap Motionのケースです(ケースの仕上がりが美しい、お気に入りの画像です)。人目に触れない部分であるケースの内側も丁寧に設計しています。Leap Motionの特性を考慮し、側面には放熱穴、底面には固定用のマグネット組み込み用穴と、三脚固定用の六角形の穴を配置しています。

アートボード – 2

ケースのデザインは設置場所やアプリケーションに合わせてカスタマイズできます。デザインが完成すると、3Dプリンターでサンプルを作成して、すぐに試していただくことができます。

アートボード – 3

J-Tech Creationsで使用している3Dプリンター
・Makerbot replicator 2
・FlashForge Finder

Leap Motionを応用したエントランスシステムのプロトタイプを作成しました。Leap Motionにタッチセンサーや、超音波センサを組み合わせることで、より実用的なシステムになり、完全な非接触でゲストを案内することができます。

エントランスシステムについては、タッチセンサーと超音波センサーを使用したシステムを繋がりのある企業様が導入してくださいました。

非接触でも遊び心でつながりたい

非接触と聞くと、「衛生的で便利」と言うイメージがあるものの、お手軽さの中に無機質なものを感じることがあるかもしれません。それで、遊び心重視でトライしたものもあります。

3Dモデリングしたリアルな手が、Raspberry Pi 3を使いApple Watchから操作されると言う、なんとも表現しにくいバランス!今後、この手をそのまま使うのでしょうか??? このように、非接触での操作にも温かみのあるアイデアを生かせないか日々トライしています。

より実用的なセンサーの応用を目指しています

非接触技術の強みは、衛生的であることです。そして、使いやすさを左右するのは操作性であると考えています。J-Tech Creationsでは使いやすさを考慮した実用的なセンサーの応用を目指しています。

自動ハンドサニタイザー

こちら、ペンギン🐧のようなたたずまいのサニタイザーの登場です。このサニタイザーであれば、一定量の消毒液を自動で噴霧できますので、必ず消毒してもらいたいポイントに設置すると有効です。外部から来た人が本体に触れずに使用できるため、交換時もより衛生的です。

タッチレスキーボード

何人かで1つのテンキーやタブレットを使用することがあるでしょうか。また、エレベータのボタンのように単純な操作でありながら、物理的な接触が必要なスイッチも多くあります。その都度消毒するのはかなり手間がかかります。

そこで、入力補助や案内板などの操作に応用したキーボードを考えてみました。各種OSで利用できるので、PCやタブレットの周辺機器と同じように使用できます。指向性や誤認識を防ぐことを検討して、近未来的なデザインのキーボードを作成してみました! キーの反応は音で認識できます。(ライトで反応を視認することも検討できるかもしれません)

キーマッピング例
・上下キー:左側二つのセンサー
・左右キー:真ん中二つのセンサー
・Enterキー:右端のセンサー

センサー部分の表示を分かりやすくしたケースも作成しました。連続して操作すると楽器のようにメロディーを奏でます♪

上の動画で、タッチレスキーボードで操作しているアプリは、過去の記事で紹介した、バーチャルオフィスツール「Koos」です。

おわりに

J-Tech Creationsで取り組んでいる「非接触技術で 人をつなぐサービス」についてのアイデアを紹介させていただきました。

非接触技術で人をつなぐために、使いやすく応用するだけでなく、デザインや、遊び心にもこだわっている様子を読者の皆様にお伝えしたいと思いました。

もし、非接触技術による周辺機器やサービスについて、興味や関心を持っていただけるようでしたら、以下のページから気軽にご連絡ください!お待ちしております。

ちなみに…ですが。現在J-Tech Creationsでは、周辺機器マニアのメンバーを中心にカスタマイズキーボードやトラックボールのデザインにも取り組んでいます。この様子はまた別の記事で紹介できればと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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