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【1階】竣工までの軌跡

こんばんは。
戸建造りパートナーです。

この記事(シリーズ)では、竣工までの軌跡を複数回に渡って、写真や図面を用いながら、ご紹介していきます。
ブログなどと違い、さっと読める内容に仕上げています(つもりです)

この記事のゴール

家づくりや家購入の経験がなく、今後戸建を建てたり買ったりする可能性のある方々に”家づくりってこうやって進むんだ~へぇ~”くらいにごく短時間でさっと感じて頂けることをゴールとしています。

少し前置きです。
これまで書いてきたnoteで“一般人の家づくり・購入の難しさ”をお伝えしてきました。

一生に一度、またはそれに近しい頻度での高い買い物であるにもかかわらず、我々素人には圧倒的に経験が不足しています。ビジネス・プライベートにおいて、家づくり・家の購入に関わることはそう多くないからです。

その経験を埋める手段はほぼ無料でご紹介しています。

住宅購入検討時に”東急リバブル””三井のリハウス”といった不動産仲介業者に足を運ぶことがよくあります。
(少々極端な言い方ですが)彼らは貴方の素敵な住宅をたてることや素敵な土地を紹介することが目的ではなく、真の目的はシンプルに”売上をたてること”です。
なので、仲介契約を結ぶ土地や建売住宅を売ることで、貴方のような買主だけでなく、売主からも仲介手数料を受け取ることを目指します。
これを両手取引といいます。

それ自体は悪いことでは全くありません。私が不動産営業マンであれば、売り上げが立ちやすい両手取引を目指すでしょう。
両手取引自体は、ご自身でお調べください。

細かいことはいろいろすっ飛ばしますが、

  1. 建築事業者(売主)は、建売を建てて売れ残るリスクを回避するために、お抱えの仲介事業者(A)やその建築予定の土地を販売してくれた仲介事業者(B)を使って、販売予定の土地を更地・古家有の状態で売りに出す。

  2. 仲介事業者AやBは、新聞折込などをあらゆる手段を講じてお客さま(買主)を探す。

  3. 仲介事業者Bの場合、その土地に関心がある買主の土地契約成約が見えてきたら、買主からの仲介手数料に加え、売主からも仲介手数料をもらうべく、その買主に対して「この事業者(=売主)は素敵な家を建ててくれますし、コストも安めなのでおすすめですよ!(ニッコリ)」と営業する

ざっくりそんな流れで両手取引になっていきます。

両手取引を目指す不動産営業マンからターゲティングされてしまうと、素敵なカタログ、プレゼンシートなどを見せられ「まずはお話を聞くだけでも」と背中を押され、聞くだけならタダか~と聞いてしまうんですよね。
リテラシーがあれば、話を聞くこと自体は全く悪いことではないのですが、「ホームページもしっかりしているし、口コミもまあ悪くはないし、良く思えてしまって」契約してしまうことがあるんですよね~

どこのハウスメーカーや工務店で建築するのがベストなのか、は素人の我々には瞬時に判断できませんからね。

だ か ら、戸建造りはコネ命なのです。
その事業者が、その事業者にいる設計士のセンスがいかようか、フラットな目線で評価してくれるパートナー(≒コネクション)が必要なのです。

以降の本題で、図面の変遷や、パースと工事中・竣工後の比較などを実際の図面データはもちろん、写真を使いながらご紹介していきます。

「パース」は「Perspective Drawing(透視図)」の略で、住宅などの構造物の外観や内部を一定の図法で立体的に表現した図です。パースは建築に限らず橋梁や施設などさまざまな構造物について使われ、建築物で使うものを「建築パース」と呼びます。

https://lab.spc-lab.jp/information/446/

初期図面

事業主の営業(=仕入れ)担当が事業用地(一般生活者にとっての土地)を仕入れようとするときに、どんな物件が建てられそうかプラン入れを行います。そのプラン入れを行うのが割と経験の浅い設計士であることが多いんですね

この物件どうよ?とパートナーの設計士から紹介された、若手設計士がとりあえず描いた図面(全体)がこちら。

見づらいので、まずは1階からご紹介
(追って、2階・3階とご紹介していく予定です)。

この図面を基準に、パートナー設計士との打合せが始まりました。
基本的には、”どんな空間にしたいか””どんな生活を実現したいか”を聞かれるがままに、その場で妻とも方向性を確認しながら答えていきました。

詳細は割愛しますが(必要に応じてお伝えしますが、)

・水回りとLDKはワンフロアにまとめたい
・ゴミは宅内に置いておきたくない(でもサービスバルコニーはヤダ)
・書斎は何としてでも作りたい
・⇒もし3人目ができたらその子が寝られるような広さで・・・
・衣類乾燥機(ガス)はマスト
・駐車スペースは大きな車も停められるような広さで
・・・・・

などなど、この5倍くらいの要望を伝え、これでどう?と契約前にいただいた図面(1階)がこちら。

「気に入らなかったら他あたっていいよ~」
「また修正するから要望があるなら言って~」
「契約手続きは納得してからね〜」

神ですか?

期待を上回る
ゴミやトランクルームとして使用できる外物入提案、
汚れなどに敏感な妻のために屋外水栓、土間収納、玄関横の洗面台
シングルベッドも置けるサイズの書斎(納戸1)
などの提示

これでいい×
これがいい○

何てったって図面変更で価格の変更ないんですよ?!

ここからメール等でのやり取りを通じて、ブラッシュアップしていきました。ほぼほぼ完成の1/100図面が⇩

大枠は変わることなく、
・屋外水栓の位置変更
・防犯カメラにもなるワイヤレスカメラ提案
・書斎(納戸1)に建築工事で本棚を要望
・モザイクタイル(屋内水栓)を提案
・宅配ボックスを追加頂きました。
さらりあ~と(調湿壁紙)や自動水栓、ほんのり点灯スイッチは設計士からの追加サービスでした。圧巻です。

しかも超特別価格で。コネなので

パース

いろんな相談をしながらここまで進めてきましたが、住宅業界に営業として関わってきたとはいえ素人なので、この図面をもとにどんな建物になるのか、いまいち具体的なイメージが湧かないわけです。

それを解決してくれるのがパースです。

各スペースのパースから、実際工事中の写真なども交えながら、最終的にどのように仕上がっていくか。工程を見ていきましょう。

廊下

1階廊下~洋室1の扉までのパース


こんな雰囲気か~!とこのおかげでだいぶイメージできるようになりましたね。パース自体は大手ハウスメーカーだったら当たり前のように作ってくれるでしょうが、地場工務店ではそう多くはないです。コストがかかりますからね~。

さて、このパースのように実物ができるのか、が重要ですね。

こうして始まり
完成!
(タオルハンガーは施主支給で後から入れたのでパースから変更)
玄関横の洗面所(モザイクタイルが素敵←)

書斎(納戸1)

書斎(納戸1)のパース
工事序盤はこんな感じ
(竣工後、釘を打つならどこか、一目瞭然)
※別角度から
※配管は温水・排水等、色でわかれています。何色が何か、ご存じですか?
まもなく
完成!!

玄関

屋内(パース)
屋外(パース)

屋内:現場感満載ですよね~
屋外:上棟した日の屋外の一コマ
(”上棟”はご自身でお調べください笑)
屋外:徐々にできてきますね~
外壁モルタル前
外壁モルタル中
まもなく

完成!
完成!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

次回は2階をご紹介していきまーす!

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