見出し画像

金融機関がリアル店舗を出店するワケ ~FUNDINNOショップ企画の裏側~

株式会社東急百貨店(以下、東急様)の本店にて、2021年9月16日(木)から9月20日(月・祝)の5日間限定でFUNDINNO SHOP を出店しました。

何でやるの?そもそも、FUNDINNOって何か物を売っていたっけ?といった問い合わせも沢山いただきました。

今回は、そんな問合せにも回答する意味も含めて、noteを書いてみました。乱筆乱文ですが、どうぞご笑覧いただければと思います。

画像9

企画のきっかけ

出店のきっかけは株主である東急様に、お声がけいただいたことになります。

もともと投資家の皆様とベンチャー企業のつながりを強化したいと考えていました。ベンチャー投資においては、投資してリターンを期待するだけで終わりではない。ファン投資家として応援や購買という行動があり、ベンチャー企業はそれに答えて、事業成長しその内容を報告する。そういった関係性はファン投資家の楽しみと、ベンチャー企業の成長に繋がると考えています。

また背景としては、消費活動が「モノ」から「コト」化してきており、投資活動も例外ではないと考えており、これはすなわち株式投資型クラウドファンディングの特徴そのものだと思っています。

FUNDINNOにおいては、投資家の方と発行者とのMeetupの開催や、株主優待などが設定されており、投資家様による購買やビジネスの拡大につながるご紹介事例などが出ており、投資に体験が伴うような形になってきています。

また貸付投資で著名なFundsさんも、単なる貸付ではなく、地方銀行さんと提携し、資金の出し手にはスポーツチーム応援やホテルの優待などをリターンとして用意し、体験そのものを提供しています。

投資活動も「モノ」から「コト」へ。FUNDINNOで資金調達した発行者の皆様のプロダクトやサービスを体験や購入していただきたく、FUNDINNO SHOPは始動しました。

開店に至るまで

今回、コロナ禍という環境下ではありましたが、ご賛同いただいたのは次の発行者様です。

普段ネットでの販売をメインとしている業態が多い中、対面販売に各社様対応していただきました。

それにしても、FUNDINNO側が店舗運営のノウハウが乏しく、東急様や発行者様側に多くのご迷惑をおかけしながらの開店準備となりました(ごめんなさい・・)

また緊急事態宣言下での出店となるために、店舗運営についての注意はもちろんのこと、出店の周知については悩ましい課題でした。ただこればかりは悩んでも仕方なく、東急様の運営方針に沿って対応させていただきました。

いよいよ開店!!

搬入からセッティング、そして最後の搬出まで手作りです。東急の皆様にお手伝いいただきながら、発行者さまと協力しつつ店舗を作り上げていきます。作成したポップが思ったより小さかったり、ポスターのタテヨコ間違えたり、納品書と搬入物の数が異なったりと小さなトラブルが発生しつつもなんとか準備ができました!

画像4


画像9


画像8

いざオープン初日。同じフロアの皆様に暖かく迎えていただき、そして多くの励ましの声をいただきながら、開店しました。始まって数時間、何よりも感じたこと。それは、、

立ち仕事めちゃくちゃつらい!

画像9

生まれたての子鹿のよう脚がプルプルしている中、慣れぬ手つきで電卓をたたいています。もう脚が棒とかそんなレベルではなく、閉店時には脚が丸太になりました。これが本当につらい・・・。普段店舗にてお仕事をされている皆様は一体どういった訓練をされているのか。

それでも動いていると多少はマシです。日中は疲れを忘れますが、帰宅するとクタクタ。私はお風呂に入りシップを貼って寝るという、何か激しい運動をしているような毎日でした。

琉球アスティーダに所属の有延大夢選手も応援に駆けつけてくれました。

太田さんとアスティーダ

振り返り

怒涛の5日間が過ぎて、いよいよ閉店です。閉店時も在庫確認などに手間取り、東急さんにご迷惑をおかけしてしまいましたが、何とか終了しました。

来場していただいた皆様の属性をみると以下のような結果になりました。

画像2

投資家の皆様、御取引先、当社関係者など、実に関係者様で7割!本当に感謝です。一方で百貨店に来店していただいた方への訴求が足りなかったとも言える結果で、店舗づくりのむずかしさを知りました。

また、ご来店いただいた皆様からも貴重な声をいただきました。

■来店いただいた皆様の声
・社長さんと会いたかった!
・期間限定の株主優待があれば購買意欲がより高くなる!!
・販売してなくても自分が投資した会社の情報がほしい!!!
・FUNDINNOで調達した企業同士のコラボがみたい!!!!

こんなツイートも。

最後に

念願であった、投資家の皆様と発行者の皆様を繋ぐリアルの場、FUNDINNO SHOP 投資活動も「モノ」から「コト」へは、予定されていた5日間の期間限定の開店期間を無事終了する事ができました。

実際に店舗に立って、熱量の高い来店者の皆様の意見を聞く事ができたのは貴重な機会でした。このような機会を与えて下さった東急様、発行者様、来店してくださった皆様、すべての関係者様に、この場を借りて御礼を申し上げたいです。

金融も、投資も、確実に「モノ」から「コト」へ変わってきていますし、求められています。まだまだリスクの高い、マイナーであるベンチャー投資ではありますが、かかわった皆さんが楽しいと感じて、「体験」していただけるものにしていきたいと思います。

日本クラウドキャピタルCMO
向井











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?