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ヨーロッパ横断で学んだ3つの教訓part3

こんにちは、とびじゅん(https://twitter.com/tobijun_kinniku)です。

ついに、ヨーロッパ横断で学んだ教訓シリーズは本noteで最後。

part1、part2と過去の経験を記憶の底から引き出しを開けながらnoteを書いていると、当時のシーンにタイムスリップしたかのような気持ちになってました。

すでに気づいていると思いますが、このシリーズは全てバッドエクスペリエンスであり、楽しい旅行記を読みたい!という方は、回れ右していただくのがいいかと思います。

そして、今回で本シリーズはラストとなりますが、旅、筋トレ、ゲストハウス、人生観や価値観をテーマに今後も毎週金曜日にnoteを投稿していくので、フォローをぜひよろしくお願いします!!

それじゃあ、最後の旅へ出かけよう。

・香川真司がいる、、?

香川真司は2019年トルコにいた。これは香川のユニホームを買わなきゃとミーハー心が動いた。

すぐにイスタンブールから香川が所属しているベシクタシュまでの距離と行き方を調べた。

近い。しかもトラムから30分ぐらいだ。

すぐにトラムに乗って、見慣れない景色をひたすらに眺めながら、トラム旅が始まった。

30分のトラム旅を終え、トラムから降り改札を出ると、あたり一面トルコのヨーロッパ部分とアジア部分を隔てるボスポラス海峡の景色が広がっている。

そこから少し歩くと香川真司が所属していたトルコを代表するサッカーチーム「ベシクタシュ・ジムナスティック・クリュビュ」を本拠地に置くベシクタシュJKが見えてきた。

中に入ると、異世界に迷い込んだようだった。そもそも、日本でサッカースタジアムに行ったことがあるのは千葉のジェフユナイテッド千葉の本拠地であるフクダ電子アリーナぐらい。

海外にいるだけで異世界なのに、サッカースタジアムなんて異空間。

すぐに香川真司Tシャツを購入して逃げるようにお店を出た。

購入したTシャツがこちら。

さあ、次はどこに行こうか。

・荘厳な外観

トルコで荘厳な外観といえば何を思い浮かべますか?

荘厳とは、威厳があって気高い・厳かで美しいさまのこと。

そして、外観。もちろんモスクですよね。

モスクってどんなものか知っていますか。モスクはイスラム教の礼拝堂のことで、イスラム帝国がイベリア半島を占領していた時代にアラビア語のマスジドをモスクと英語で発音したことがきっかけで名付けられたそう。

モスクでは、礼拝をする。イスラム教にとって五行にも定められている大切な場所である。

そんなモスクの中でも一際輝いていたのが、世界で最も美しいモスクと評され、1985年世界遺産に登録された「スルタンアフメット・ジャーミィ」だ。

トルコ国内最大都市イスタンブールの旧市街、世界遺産歴史地区の中心エリアにあった。

「ブルー・モスク」と呼び、頭のてっぺんが青くその名の通り青いモスクだった。

・通りすがりの

そんなブルーモスクの写真を撮っていると、2人の男性が写真を撮ってくれた。写真を撮って少し話していると、一人は日本で働いたことがあり日本語が少しだけわかる、もう一人はトルコで過ごしてきたという人たちだった。

すっかり意気投合し、イスタンブールを観光するならオススメの場所があるよとバザール(市場)に連れて行ってくれたり、船の近くまで案内してくれた。

あたりもすっかり暗くなり、これからもし時間があるなら一杯やらないかとご飯に誘われ一緒に近くのバーに行くことに。

クラブミュージックがかかる店内に入り、楽器の生演奏をする人たちを横目にシーシャ(水タバコ)を吸いながらお酒を嗜む。

なんのお酒かもわからないアルコール度数が高そうなウィスキーを3人で乾杯する。

そしてトルコ料理かもわからないジャンキーな食べ物を3人で分け合う。

そして支払いは払っておくよと言ってくれ、次のお店へ。今度もジャズバーのような雰囲気を持ち若者が集まるバーへ。ここのお店も楽器の生演奏だ。

二軒目のお店も出て、送っていくよとタクシーを拾う。

一人の男性が手を挙げた。タクシーがすぐ止まる。3人でタクシーに乗り込み、今日のおさらいをした。

すると、ふと助手席に座っていた男性が今日の一軒目のお代払ったからお金もらっていいかと聞いてきた。

ああ、そういえば払ってもらってたんだ。「いくら?」そう聞くと、「3,472トルコリラ」と。

1トルコリラが日本円でいくらか為替がわかっていなかったのですぐにググる。1トルコリラ=14.4円。14.4に3,472をかけると、5万????????

え、5万円払えってこと?いくら大量のお酒を飲んでご飯を食べたとしても、そこまでいくはずがないことを確信した。

そんなわけないと言い張った。とりあえず、飲んだことは飲んだので、手持ちのお札は全て渡した。その額でさえ、7,000円ほど。

翌日の朝、Airbnbで泊まったお母さんにトルコの平均月収を聞いたら、1,300トルコリラぐらいと言われた。日本円にして2万円ほど。

後ほど調べたら4万円ほどだった。そうだったとしても、5万円の請求はおかしい。

そして、7,000円払ったその足でそのまま銀行でお金を下ろそうと言われ、3万円ほどおろす。下ろした瞬間、奪い取るように持っていかれる。

その時、意識もはっきりあるし、前回の経験があるから払っちゃダメだと頭ではわかってはいたのに、手は勝手に動いてしまう。

そうして4万円弱トルコの平均月収ほどの大金を持っていかれることになった。

そして、最後に「また会おう。」通りすがりの男性からそう言われた。

・三つ目の教訓

盛大な失敗の後、家に帰ってからはなんでお金を渡したのか本気で2時間ほど考えた。

酔っていたから?妥当な金額だと思ったから?

それでも答えは出ない。

そして夜が明けた。その3日後には羽田空港にいた。

そして、家に帰り、旅の出来事を共有すると、一番驚かれたのはこのトルコの話。

そしてこう思った。

失敗したと思わない。

旅が楽しかった話ももちろん響く人には響き、その国に行ってみたいと言う。

そして、こんな一生に一回あるかないかの経験をした出来事を話すと、その話自体に興味を持ってくれる。

この経験は失敗ではない。次に繋がる"経験"である。

・最後に

旅は、いつも色んな経験をさせてくれる。

パリでアルゼンチン人と出会ったり、パリでは数十年とイタリアで仕事をしてきたフランス人に出会ったり、

しまいには、スペインで現地の女子大生ふたり暮らしの家に泊めさせてもらったり、イタリア人四人家族のファミリーにお世話になったり。

いい出会いも悪い出会いも全て経験しないと始まらない。

自分が大事にしていることの一つに

経験すること

経験して初めて見えてくるものがある。

だから、このシリーズでは悪い経験を書き綴ったけど、新しいことにはどんどんチャレンジしてほしい。

絶対に応援する。

だから前を向いて歩み続けよう。

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