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【34】結局お医者さんはこう言ってます~『がん保険』のトリセツ~

前回は『情報が第一でしたが・・・』というタイトルで、『第2章 がん保険とお金のはなし』の総まとめをしました。今回からは、『さいごに』ということで、この「『がん保険』のトリセツ」自体のまとめに入ります。今回は、お医者さんの言葉をもとに、がんに対する向き合い方を、一緒にみていきたいと思います。

まさに今、がんに対して漠然とした不安をいだいているあなたへ、お届けしたいおはなしです。

まだまだわからないことばかり

国のがん対策基本法による、がん教育など、具体的政策の推進に取り組んでいらっしゃる、東大付属病院の中川恵一先生は、その著書の中で、

発がんのメカニズムの解明は、大きく進んでいますが、がんの転移については不明な点も多く、大きな課題となっています。

と述べています。

だからこそ世界中で研究がされている

第1章では、がん治療について触れてきましたが、がんの治療には、たくさんの種類があります。そして、世界中で研究が続いているので、次々に新しい治療方法や薬が開発されて、世に出てきます。

つまり、

がんはまだまだ不明な点が多い
だからこそ研究が行われ
新しい治療方法や薬が開発される

ということで、今の常識は今に対応していて、先々では新しい常識が生まれていることが、考えらえます。

当然、新しい希望も生まれてくるのだと思います。

トマトが末期がんを消した!?

また、全身にがんが転移し、余命3か月を告げられた女性が、せめて最後に・・・と、車いすでフランスを旅し、そこで食べたトマトが体に変化を起こし、最終的にがんが全て消えたなんてはなしもあります。

誰でもトマト食べれば、がんが治るというはなしでは、もちろんないですが、これもがんがまだ分からないことが多いことのあらわれだと思います。

医師から宣告される余命も、決して正確なものではありません。だから、がんがあるからといって、すべてが終わりというわけではないこと、今は、

がん=死

ではないことを知っておくことが大切だと思います。

がんになる前に、がんを知ろう!

前出の中川先生は、こうも述べています。

 がんはわずかな知識の有無で大きく運命が変わってしまう病気です。がんは全体の3分の2が治り、早期ならば95%が治る病気です。しかし、まだまだ「死の病」というイメージがありますから、がんになってからでは冷静に向き合えません。
 実際、がんと告知されてから1年以内の自殺率は24倍にもなります。がんの治療は通院が常識になっていますが、働くがん患者の3人に1人が離職しています。さらに離職者の4割は治療開始前に仕事をやめてしまっています。がんと告知されてからあわてて行動しないためには、「がんになる前にがんを知る」ことが非常に大事だといえるでしょう。

と。元気なうちに、

『がんに対する正確な情報』と『一定の経済的ゆとり』

を持つことが大切であると思います。

次回は『そして最後に・・・』というタイトルで、がんになってしまった時に、一番大切であるとおもうことについて、触れていきたいと思います。今回もお読みいただき、ありがとうございました。

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