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【20】あなたのがん保険はどのタイプ???~『がん保険』のトリセツ~

前回は『お金の前にまず最初に必要なもの』というタイトルで、第1章のまとめとして、情報の大切さについて触れてみました。あらかじめ必要な情報を整理したうえで、今回から『第2章 がん保険とお金のはなし』に入っていきます。ここから具体的ながん保険についての検討に入っていきます。様々ながん保険のタイプを確認して、

あなたががん保険に真に期待していること

を見つけていただきたいと思います。

『がん保険に入っているから安心』と思っているあなたへ、お届けしたいおはなしです。

がん保険は大きく分けて4種類

がん保険とひとことで言っても、生命保険会社は40数社、がん保険を扱っている損害保険会社も数社あり、各社でそれぞれのがん保険を販売しています。加えて、今販売されている商品だけでなく、昔販売され、今でもその保険が有効であるものもたくさんあります。

私なりにがん保険を特徴ごとに分けてみました。すると、大きく4つに分かれました。その分かれ方ですが、『第15話 4つのがん療養』で、がんになってしまった時の療養の選択肢が4つあることをお話ししましたが、

【画像】4つのがん療養

この4つの療養のどこまでをカバーするかで、

① がん入院費用保険
② がん標準治療費用保険
③ がん治療費用保険
④ がん保障保険

と、がん保険も4つに分類できます。名称でなんとなくイメージがつくものもあれば、そうでないものもあると思います。ざっというと、

・がんで、入院したかどうか
・がんで、標準治療を受けたかどうか
・がんで、治療を受けたかどうか
・がんの、診断をうけたかどうか?

という感じですが、上の『4つのがん療養』においてカバーする範囲が違います。

※ちなみにこの4つのの名称は、個別具体的な商品名を指しているのではなく、あくまで私ががん保険を分類するために名付けたものです。

がん治療の変化とともに、がん保険は変わる

上にあげた4つの分類の、個々の説明は、次回以降ひとつずつ行っていきますが、大前提として、

がん保険は変化してきている

ということがあります。なぜ変化をするかというと、

がん治療の実態が変化している

からです。がんに限らず医療全体が変化していますが、がんに関しては、いまだに分からないことも多いようで、世界中で研究が続けられています。ですから、新しい治療方法が登場し、それに対応した新しいがん保険が商品として出てきます。

あなたのがん保険は変わらない

一方、あなたがすでに加入しているがん保険ですが、その内容は基本的に

加入時のまま

です。契約(保障)内容が途中で変わることは、原則ないですから、

新しい治療方法には対応していない(保障の対象外)

可能性があります。これが、『がん保険に入っているから安心』は危険だという理由です。

また、これからがん保険に加入することを検討しているあなた、今選ぼうとしているがん保険は、

これから先の変化に対応できない

可能性があることを認識してください。もし今、『ほけんの窓口』などの保険ショップ、若しくは保険会社の営業担当者に相談中であれば、勧めてきたがん保険が将来に向けてどうか?しっかり見解を聞いてください。

加入時期に注意!!!

あなたが加入しているがん保険の加入時期が、10年以上前のもので、もし詳しい保障内容を覚えていないということでしたら、すぐに確認してください!『がん保険に入っているから安心』と思っている方は、基本的にがんになってしまった時の

あらゆる治療に対応してくれる、と思っているから安心

なのです。でもすべてのがん保険がそうではないですし、そうではないがん保険の方が多いのではないでしょうか。別に見直しをするかどうかは別として、自分のがん保険の保障範囲を認識しておかないと、本当にがんになってしまった時に

『今回は支払対象外です・・・』

となる恐れがあります。保険において、一番あってはならないケースです。是非この機会にあなたのがん保険の内容を確認してみてはいかがでしょうか。

次回は『がん入院費用保険とは?』というタイトルで、4つのタイプの1つ目について触れていきたいと思います。今回もお読みいただき、ありがとうございました。

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