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まえがき「なぜ『がん』に振り回される???」

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いまだに「『がん』=死」

あなたが怖いと思う病気はなんですか?

多くの日本人は、

「『がん』が怖い」

そう答えるのではないでしょうか。

実際、『がん』は、日本人の死因の第1位ですし、多くの著名人も『がん』により、お亡くなりになられています。

どうしても、

「〇〇さんが、『がん』で亡くなった・・・」

と聞くと、インパクトもありますし、怖いと感じるのだと思います。

また、

「○○さんが『がん』になった!」

と聞いたら、多くの方が最悪のケースを想像されるのではないかと思います。それくらい、ある時期から『がん』は日本人にとって

非常に『身近』で、かつ、『怖い』病気になっていると思います。

想像上の怖さ

『がん』は、本当に怖いのでしょうか?

『怖いかどうか』は、もちろん感情ですから、人それぞれだと思います。私は保険の仕事についているので、『がん』については関心をもって学んでいますし、自分のお客様と

『がん』のおはなし

もよくします。そこで、

「『がん』が怖い」

とおっしゃるお客様に、

「『がん』の何が怖いですか?」

と伺うと、

「命にかかわる病気だから・・・」
「ものすごいお金がかかるから・・・」

といった回答をされる方が多いです。確かにそのとおりですよね。

でも、すべての『がん』患者さんが、『がん』がわかって、

すぐにお亡くなりになったり
何千万円もお金がかかった

というわけではないと思います。

『がん』を知る

正しく恐れる

これは、『がん』に限らないとは思いますが、でも非常に大切なことだと思います。

「敵を知らない」

ということが、もしかしたら一番怖いことかもしれませんね。なぜなら、

手の打ちようがないから

です。私たち日本人が

『がん』を知らない

から、多くの人が怖いと思っているのかもしれません。では、

なぜ我々が『がん』を知らないのか?

これについても、これから述べていきますが、日本という国としての課題でもあります。

情報とお金の重要性

『がん』を知るために、やはりポイントとなることがあり、それは大きく2つです。

ひとつが、

『情報』

そしてもうひとつが、

『お金』

です。

私たち一般人が、仮に『がん』の告知を受けてしまったとしても、慌てずに対処するために知って(備えて)おくべきことは、上記の2つだと思っています。

ひとつめの『情報』ですが、これは私たちが、

細かい手術の種類や抗がん剤の名前

を覚えることではありません。それは、なった後でも遅くはないと思います。そうではなく、

日本の医療のルール(仕組み)
一般的ながん治療の流れ
がん治療の種類

を知っておくことが大切です。我々が

正しい情報

を知っていないと、主治医の先生と円滑なコミュニケーションをとることが難しくなり、結果、

納得して治療を受ける

ことができなくなる恐れがあります。

もうひとつの『お金』

これについては、『がん』にり患して、どういったケースにおいて、経済的に厳しくなってしまうのかということを知ることが大切だと思います。

もう少し易しく言うと、

どういったお金がどれくらいかかるのか?

がある程度つかめていれば、健康なうちに備えておくべきことが見えてきます。

おそらく、今後も日本では、『がん』にり患し、また『がん』でお亡くなりになる方は、増えていくと思います。

私は医師ではないので、

この治療が良い

とか

こうすれば治る

ということは言いません。ただ、

『お金』若しくは『リスクマネジメント』

に携わる立場からの情報提供ができればと思っております。

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