ひとりで100kmマラソン(1):100kmランナーの肖像
ご存知コロナ禍でサロマ湖100kmウルトラマラソンが中止になったので、ひとりでそのへんをとことこ走ることにしたのでした。制限時間は13時間。このあいだに100kmを、自分の脚で走りきる。さあ、がんばるよー。
ただ走るだけというのもなんなので、noteをお借りして簡単なメモを書くことにしました。100km走る人間、居ないわけではないですがさすがにそのへんにごろごろとは居ない。テキストとして面白いかどうかはさておき、それなりのレア度は確保できるとの目算です。気が向きましたならお付き合いくださいませね。ぼくも気が向いたら続きを書きます。
100kmランナーの肖像
100km走るやつってどんなんだ、あたまだいじょうぶか、という疑問は当然あってしかるべきものだと考えます。ぼくだって、そんな聞くだにおそろしげな存在に成り果てようとは10年前には思っておりませんでした。
ぼくのバイオグラフィについて簡単にふれることが回答のひとつになるやもしれません。古式ゆかしいインターネットしぐさにのっとり細部はぼかしますが、おおむねこんな感じです。
・こどものころ:
・本を読むのが好きだった。からだを動かすのは好きじゃなかった。
・にもかかわらず、なぜか剣道とバスケットを数年間やっていた。
・最低限の基礎体力とスポーツへの憎しみはこの間に培われた、のかも。
・すこし育ったころ:
・本を読むのが好きだった。スポーツの類は滅ぶべきだと思っていた。
・体育の成績はお察し。その割に持久走「だけ」はクラス上位。
・なんとなくストレスが溜まったら外でジョグをしていた記憶がある。
・おとなになって:
・本をあまり読まなくなった。関わらなくていいのでスポーツを憎まなくなった。
・増えてきたウェイトを絞ろうと走っていたらいつの間にか10km走破。
・「あれ これって 大会出れるやつでは?」
・地元開催のハーフマラソン大会に参加。あっさり完走。味を占める。
・以後ハーフ、フル、ウルトラの各種マラソンに年数回ペースで参加。
・気がつけばそれなりの走歴ができていた。
・いま:
・サブ4(フルマラソンを4時間以内に走る)のゆるふわランナー。
・そろそろサブ3.5、さらにはサブ3を狙いたい。と思って結構長い。
意識的にランをはじめたのがおとなになってからというのもあって、体育会系クラスタへの所属意識がまったくありません。時々まわりからスポーツガチ勢みたいな扱いをされることもあるのですが、とんでもない。練習することはしたけれど、とうとうできるようにはならなかったよ、レイアップシュート。
そんなぼくでも走れるから大丈夫。みんなやろうよウルトラマラソン!
という感じに持ってゆけると、テキストの流れとしてはたいそう美しいのですが。
むかしのエピソードを改めて振り返ると、長距離走への適性のかけららしきものがちらほら見え隠れするのですね。主観的には努力というほどのことはしてこなかったと思うのですが、日々のトレーニングに相応の時間と労力を割いてきたのもまた事実。
だれでもできる、というのはちょっとばかり過言かもしれません。
でもまあ、それでも。
経験者の実感としてはそこまでエクストリームじゃないよ? ほら、こわくない。こわくない。石投げないで。
次回は……そうですね、ウルトラマラソンのことをゆるふわランナー目線でざっくり説明してみましょうか。小ネタなんかもちょっとはさみつつ。
Wikipedia見たほうが早いかもね?
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